今回はOUT of the BOX社のスピード系カードゲーム2点を紹介します。
スピード系のカードゲームは、子供は判断力を鍛えることができ、大人は脳の老化を防ぐ効果があるようで、最近注目が高まってきています。
世界最速のゲーム「ブリンク」
まず1つ目は、「ブリンク(BLINK)」。BLINKという言葉とは、和訳すると「まばたき、ちらつき」というような意味で、一瞬の出来事のようなものを指します。このゲームも、「The World’s Fastest Game(世界最速のゲーム)」と銘打った、スピードゲームです。
ルールはきわめて簡単。よくシャッフルした山札を2等分して、各プレイヤーの前に置きます、それぞれの山札の一番上のカードをめくってテーブルの中央に置きます。各プレイヤーは、自分の山札から手札として3枚引いたらゲームスタート。
それぞれのカードには、色のついた図形が何個か描かれています。テーブル中央に表向きになっているカード2枚のうち、どちらかと「図形の形」、「図形の色」「図形の数」が同じカードを手札から出して、テーブル中央の一致するカードの上に置きます。
図形と色は6種類、数は1~5まで。
手札から出したカード分の手札を自分の山札から補充して、ゲームを続けます。プレイヤーの順番に関係なく、早い者勝ちでこれを続けます。両方のプレイヤーが、手札に一致するカードがなくなり、ゲームが止まった場合は、各山札から一斉に1枚ずつカードをめくってテーブル中央に出し、早い者勝ちのカードプレイを再開します。
先に、自分の山札と手札がなくなったプレイヤーが勝利します。通常ワンプレイが1分強。あっという間にゲーム終了となります。
通常2人でプレイしますが、3人プレイも可能で、4人以上でプレイする場合は2人ずつ3本勝負のトーナメント形式でプレイすると熱いプレイが楽しめます。プレイしていないプレイヤーの待ち時間も短いので、気になりません。
すばやく切り替わるゲーム「クィッチ」
次は「クィッチ(Qwitch)」。Qwitchとは、Quick(すばやく)とSwitch(切り替える)を併せた造語で、出せるカードの種類が次々と切り替わっていくスピードゲームです。
このゲームには、プレイヤーが出す「クィッチカード」と、出せるカードを指示する「指示カード」の2種類の山札が存在し、それぞれ別々によくシャッフルします。指示カードは1つの裏向きの山札にして、テーブルの脇に置いておきます。クィッチカードは、一番上のカードをテーブル中央に表向きに置いて、残りを参加プレイヤーへ同じ枚数になるように等分に配り、各自の山札とします。(半端になったカードはこのゲームでは使いません。)次に、各プレイヤーは自分の山札からカードを5枚引いて自分の手札にして、指示カードをめくるとゲームはスタートします。
クイッチカードにはそれぞれ1~8の数字と、A~Hまでのアルファベットが書かれています。指示カードは、「+」、「-」、「=」の3種類があます。手札から出せるカードは、現在テーブル中央で表向きになっている一番上のカードと比べて、
・ 指示が「+」の場合は、数字が大きい、または、アルファベットが後ろのカード
・ 指示が「-」の場合は、数字が小さい、または、アルファベットが前のカード
・ 指示が「=」の場合は、数字が同数、または、アルファベットが同じカード
になります。このルールに従って、順番に関係なく早い者勝ちで、手札にある出せるカードを、テーブル中央の一番上のカードの上に出していきます。
手札(5枚)がなくなったプレイヤーは「ストップ」を宣言して、ゲームを一旦止めます。またどのプレイヤーもカードが出せなくなった時もゲームは止まります。ゲームが止まったら、各プレイヤーは自分の山札から手札が5枚になるまでカードを補充し、新たな指示カードをめくって、ゲームを再開します。
これを繰り返して、自分の山札と手札が一番先になくなったプレイヤーが勝利します。
プレイしてみるとわかるのですが、数字はともかく、アルファベットの順番は日本人には本能だけでは判断が厳しかったりする(自分だけかも?) ので、結構エキサイトします。
また、小さい子供用に順番に(スピードを無視して)プレイするルールも付属しているので、子供と遊ぶ時や、練習用に遊ぶ時に使うといいでしょう。
どちらのカードゲームもルールは簡単で、プレイ時間も短いので、ゲームとゲームの間の気分転換や、家族で気軽に遊んでください。どちらも状況判断力や集中力、反射神経が養われる、頭脳ゲームです。
ブリンク
プレイ人数 2人 (3人でもプレイ可能)
プレイ時間 2分以内
カード枚数 60枚
クィッチ
プレイ人数 3~5人
プレイ時間 約5分
カード枚数 クィッチカード64枚 指示カード12枚