『ヒート』のルールに関して、版元よりルールの分かりづらい箇所などを明確にした改訂版「ルールブックVer1.1」、「上級ゲームとチャンピオンシップルールブックVer1.1」が発表されました。
以下主要な点を挙げます。
ルールブック
P.2 ゲーム用具
旧)スピードカード72枚(各プレイヤー12枚)
新)基本カード72枚(プレイヤー各12枚)-これは<スピード>シンボルで示されています。名称を変えています。
P.4 1.ギアのシフト
旧)最初に前のラウンドで 自分のレースカーのギアがいくつかを確認し、それをそのままにするか、その位置からギアを1つ上げるか、1つ下げるかを決めます 。新)最初に自分のレースカーのギアがいくつかを確認し、それをそのままにするか、その位置からギアを1つ上げるか、1つ下げるかを決めます 。
太字部分が削除されています。
P.4 2.カードのプレイ
旧)~ら2枚で、他も同様です。プレイしたカードは裏向きに自分の前に置きます。新)~ら2枚で、他も同様です。このステップでは、ヒートカードを除く任意の種類のカードがプレイできます。プレイしたカードは裏向きに自分の前に置きます。
太字部分が追加されています。
P.5 3.公開と移動
旧)自分の前のカードを表にして値が見えるようにし、その値をすべて合計して今回のスピードとします。新)自分の前のカードをすべて公開し、その値をすべて合計して今回のスピードとします。この合計には改良カードやストレスカードの値(後述)も加えます。
実際には値で書かれていないか改良カードやストレスカードに関して太字部分で明確化しています。
P.5 ストレス
旧)ストレスカードを手札からプレイするたび、それは1から4までの未確定のスピードになります。
実際のスピードは、ドローデッキの一番上のカードを表にして決めます。
・それがスピードカード<スピード>シンボルの場合、このラウンドのプレイしたカードに加えます。
・それがスピードカードでない場合、ただちにそのカ-ドを捨て札に捨てて、スピードカードが出るまでカードを表にし続けます。新)プレイした <+>シンボル1つにつき、1から4までの未確定の値がスピードに加算されます。これはドローデッキの一番上のカードを表にして決めます:
・それが基本カード<スピード>シンボルだった場合、それを自分の前に置きます。
・それ以外の場合、ただちにそのカードを捨て札に置き、基本カード<スピード>シンボルが出るまでカードを表にし続けます。ストレスの挙動の明確化をしています。
P.6 ブースト
新)ただしブロックされる可能性はあります。ブースト移動後のブロックされる可能性についての追記があります。
P.6 6.スリップストリーム
新)ただしブロックされる可能性はあります。スリップストリームで移動後のブロックされる可能性についての追記があります。
P.7 初期改良カードの使い方
新)旧ルールにはなかった「初期改良カードの使い方」の説明が加えられています。
上級ゲームとチャンピオンシップルールブック
P.3 改良カード
新)追加ヒートカードの項目が追加されています。
P.3 四輪駆動
旧)上がりますが、ストレスと同様にカードを表にするために操作性が下がります。
新)上がりますが<+>シンボルが加わるため操作性が下がります。<+>シンボルを中心での説明に変更しています。
P.3 アクセルペダル
旧)このカードは全体的なスピードを増します。
新)これは計画したカードに追加でプレイでき、合計スピードを増加します。カードプレイのタイミングを明確化しています。
P.4 公開と移動ステップ
旧)ブーストシンボル/その後ルールブックのP.5の「ストレス」で解説されている通常の手順を実行します。
新)<+>シンボル/その後にルールブックのP.5の内容に従って各カードの通常の手順を実行します。<+>シンボルを中心での説明に変更しています。
P.4 任意シンボル:アクセル
旧)表にしたカードの枚数に等しい値だけスピードを増やすことができます。表にしたカードの一部の分だけ増やすことは選べません。
新)使用した<+>シンボル1つにつきスピードを1増やすことができます。増やすことを選んだ場合、すべてのシンボルの分を増やす義務があり、これはコーナーチェックでのスピードにも影響します(ステップ7)。追加されるスピードがカード枚数ではなく、<+>シンボルの数に変更されています。また、コーナーチェックについて言及されています。
P.5 B\コーナーへの接近
旧) 最高速度で移動した場合に次のコーナーを超えるなら、代わりに次のコーナーの
新) 最高速度で移動した場合に次のコーナーラインを超えるなら、代わりに次のコーナーラインのコーナーをコーナーラインに変更しています。
P.6 天候と路面状況モジュール
旧)12枚の路面状況トークンをシャッフルし、コースの各コーナーにつき1枚ずつ引きます。
新)12枚の路面状況トークンをシャッフルし、そこからコースのコーナーの数に等しい枚数を引きます。それ以外のトークンはこのレースでは使用しません。レースで通過する順に、各コーナーにつきトークンを1つ公開します。未使用のトークンについての追記。設置されたトークン公開タイミングの追記。
旧)そのトークンに矢印がある場合、~
新)そのトークンにセクターシンボル~矢印と呼称していた箇所をセクターシンボルへと明記。
P.7 天候トークン
旧)また、天候の路面状況トークンがある場合に、一部セクターに天候効果が適用されます。
新)また、天候の路面状況トークンがある場合に、一部セクターに天候効果が適用されます。この場合、そのセクターの天候トークンの右下のシンボルを適用します。適用するシンボルを明確化しています。
P.11 トーナメントモード
旧)シフトを下げる際に間違った場合、ストレスカードをプレイしたときと同様に、デッキの上からスピードカードが出るまでカードを公開してください。
新)シフトを下げる際に間違った場合、<+>シンボルシンボルをプレイしたのと同様に、ドローデッキの上から基本カードが出るまでカードを公開してください(ルールブックP.5参照)。<+>シンボルを中心での説明に変更しています。
詳細は以下の版元のPDFへのリンクとなりますのでご確認ください。
ルールブックVer1.1(外部リンク・pdf)
上級ゲームとチャンピオンシップルールブックVer1.1(外部リンク・pdf)
『ヒート』ページ内の正誤表をあわせてご確認ください。