GAME JAPAN 特選ゲームにPlayroom Entertainmantゲームが登場!!


GAME JAPAN特選ゲームに、新たなラインが加わります。
Playroom Entertainment社は、子供から大人まで楽しめるファミリー向けのボード、カードゲームを数多くリリースしているアメリカのゲームメーカーです。中でも、Reiner Kniziaのデザインによる物や、ヨーロッパーゲームのリメイク、30分程度でプレイできるエキサイティングなパーティゲームの秀作も多く、この特選ゲームでも今後も随時紹介していく予定です。

今回は、その中から7タイトルを厳選して紹介します。


カール大帝の騎士(Knights of Charlemagne)
クニツィアの名作「Tabula Rasa」の英語リメイク版。
プレイヤーはカール大帝の勢力をヨーロッパ全土に拡大するため、10の領地(荘園と都市)に、自分の騎士を展開させていきます。荘園は数値、都市は色の特性を持っていて、それぞれどちらか一致する騎士のカードしか展開できません。最終的に最も多く騎士を展開したプレイヤーがその領地を獲得し、獲得した領地ごとの得点が多いプレイヤーが勝利します。ただし、領地ごとに得点が違い、得点の低い領地2つを得るとボーナス獲得など、各領地の点数を気にしながら騎士を展開する必要があり、残りカードと相手の手札の推理などの駆け引きも必要です。
1ゲームにかかる時間が短く、カード1枚1枚のプレイにも悩まされる奥深さが楽しいカードゲームです。
プレイ人数:2人~4人 プレイ時間:約20分 ゲームデザイン:Reiner Knizia


デッドマンズ・トレジャー(Deadman’s Treasure)
デッドマンズ・トレジャーは、プレイヤーは連なった6つの島にある最も価値のある財宝の獲得を目指して競争するゲームです。
プレイヤーは、手番に財宝が置いてある島へ手札の海賊カードを1枚ずつ裏向きに置いていき、自分の勢力を示します。ゲーム終了時に、各島の勢力の大きいプレイヤーから順番に財宝を獲得していき、最も多く財宝を獲得したプレイヤーが勝利します。裏向きに置かれていたカードは、新たにカードを置くと表向きにされて公開情報になります。そのときに誘発するトラップや、最終の得点計算やゲーム終了のタイミングに直接影響する伝説の海賊2人の亡霊の移動などのギミックも絶妙。手軽にプレイできる名作ゲームです。
プレイ人数:3人~5人 プレイ時間:約20分  ゲームデザイン:Reiner Knizia


魔獣の王(King of the Beasts)
ライナー・クニツィア作のお手軽パーティカードゲーム。
神話の世界の王となる魔獣を、選挙によって選出するゲームです。立候補した魔獣は、大きさが売りのドラゴン、強靭さが売りのクラーケン、ルックスが売りのユニコーン、正義感が売りのマンティコアとグリフォン、小さいながらもやる気を見せるサラマンダーの6種。プレイヤーは、手札と場に並べたカードの中から、投票したい魔獣1種類分のカードを見せ、好きな枚数をその魔獣に投票し、残りを自分の前に伏せて配置します。これを順番に繰り返し、どれか1種の魔獣に6票入ったら終了。6票獲得した魔獣が王となり、獲得票数ごとに次点と3番手の魔獣を決めます。最後に自分が前に伏せておいた山札を公開し、魔獣のランクごとの得点計算をします。最も多いポイントを獲得したプレイヤーが勝利します。
各魔獣のカード枚数は決まっているので、流通量を気にしながら魔獣への投票と自分の得点のどちらを優先させるかのジレンマが楽しい、手軽で奥の深いカードゲームです。
プレイ人数:2人~5人 プレイ時間:約20分  ゲームデザイン:Reiner Knizia

 Components.JPG
禁断の言葉(Unspeakable Words)
文字の角に潜むティンダロスの猟犬が、あなたの「禁断の言葉」を待ちうけている。このゲームは、「クトゥルフの呼び声」の世界を背景にした、あなたの正気を食らうワードゲームだ。
プレイヤーは7枚ずつ配られたアルファベットのカードを使って、英単語を作ります。アルファベットにはそれぞれ得点が配分されていて、作った単語で使用したアルファベット分の得点を得ます。単語を作ると、20面体ダイスによる正気のチェックをし、失敗すると護符であるクトゥルフのフィギュア1個を失います。正気チェックに5回失敗すると、ゲームが続けられなくなります。100ポイント獲得したプレイヤーの勝利です。
クトゥルフファン注目の、フレイバーたっぷりのカードと、かわいい(?)クトゥルフフィギュアが30個入った、単なるワードゲームと呼ぶにはもったいないゲームです。
プレイ人数:2人~6人 プレイ時間:約30分 ゲームデザイン:James Ernest & Mike Selinker


マザー・シープ(Mother Sheep)
マザーシープは、母羊の元から逃げ出した10匹の羊を柵で囲んで捕まえて、元の牧場の柵に戻すゲームです。
10匹の羊にはそれぞれ名前が付いていて、各プレイヤーにはその中から5匹の名前の書いてある秘密の指令カードが渡されます。プレイヤーは毎ターン1本ずつ柵を場に配置して、指令カードにある5匹すべての羊を柵で囲んで捕まえれば勝利です。
柵の1本1本は、複数の色に塗り分けられていて、同じ色の部分同士でしかつなげることができません。また、集める羊はお互い秘密で、場合によっては同じ羊を複数のプレイヤーが追っていることもあります。
かわいい羊フィギュアが10個入った、子供と一緒でも手軽に楽しめるパーティーゲームです。
プレイ人数:2人~6人 プレイ時間:約30分 ゲームデザイン:Jeb Havens

 
コズミック・カウ(Cosmic Cows)
「コズミック・カウ」は、宇宙を舞台にダイスを振って行う綱引きならぬ牛引きゲームです。
プレイヤーは宇宙牧場にいる9頭の牛を、5個のダイスを振り、ダイスの目の役(ワンペア、ツーペア、フルハウスなど)ごとに、牛を自分の陣地に引き寄せます。ダイスは2回まで振りなおし可能で、引き際の駆け引きも重要。先に3匹を自陣に引き入れた方が勝ちです。簡単なルールと、かわいい牛フィギュアを使った銀河牛引き合戦は、エキサイトすること間違いなしです。
プレイ人数:2人(または2チーム) プレイ時間:約20分 ゲームデザイン:Maureen Hiron

 Surfer cow.jpg
カウアバンガ(Cowabunga)
「カウアバンガ」は上下する波を転倒せずに乗り越えるのが目的の、サーフィンカードゲームです。各カードには数値が書いてあり、上げ潮のときはカードの数値分波が高くなり、引き潮の時は数値分波が低くなります。障害物カードをプレイすることによって、対戦相手を転倒させることができ、転倒するごとに牛フィギュアを1個受け取ります。ゲーム終了時に転倒回数が最も少なかったプレイヤー(牛の所持数が少ないプレイヤー)が勝利します。ルールが簡単で勝負に熱くなる、牛フィギュアもかわいいパーティカードゲームです。
プレイ人数:2人~5人 プレイ時間:約30分 ゲームデザイン:Reinhard Staupe

今回紹介したゲームは、いずれも覚えるルールが簡単で、プレイ時間も30分程度で気楽にプレイでき、そして奥の深いゲームを厳選しました。特にクニツィアデザイン以外の4点は、かわいい(?)フィギュアを使用したゲームで、楽しさも倍増です。

Playroom Entertainmentからは、今年後半もクニツィアの新作、「ポートベロ・マーケット」の英語版などがラインナップされていて、ボードゲームファンには見逃せないメーカーの1つになっています。

上記のゲームはホビージャパン・オンラインショップまたは、ポストホビー札幌店、渋谷店、全国のGAME JAPAN特選ゲーム取扱店で近日発売予定です。