Ielloの新作が2点来ておりますが、こちらのブログを更新している段階ではまだ注文締めではないので、今回は発売前に順次ご紹介を……
というわけで今回先に紹介いたします、
ピラミッドのつくりかた
で、プレイヤーが作るのはもちろん
……の3つの建築物。
これを作るカードは白、緑、赤、黄、青の石材でできていて、グリフ(記号)の描かれているものあります。
その出来栄えは基本以下のような感じで評価されます;
ピラミッドは各色ごとに、タテヨコでつながっている石の最も多いものの長さが点数になります(一番多い色は倍付!)。
建築時にうまくつながるように色を考えなければならないのだ……
オベリスクはオベリスクの中でに存在している段階(カード)数が一番多い色が何段階にあるかで点数が決まります(もちろん、多ければ多いほど良い)。
最大5段階15点。同じ色がそろうように石材が欲しい。
王家の墓は、伏せたカードの色ごとに、石を一番持ってるプレイヤーが点数を得ます。
その点数、1色5点なり。結構大きいぞ。
他のプレイヤーがどの色の石材を何個埋めていたのか……を覚えておくことも大事だ。
あと、グリフは対応する建築物に存在していると無条件でボーナス点となります。
この、それぞれ違うセットコレクションとかマジョリティとかで点数がきまるのです!
このできるだけ立派なピラミッド(とオベリスクと王家の墓)のつくりかたですが、
次に、このラウンドの自分の神様をスタートプレイヤーから手番順で選びます。
スタートプレイヤーマーカー……ラウンドごとに順番に代わっていきます。
この神様を手番順にドラフトしたのち、神様の番号順に石材をドラフトし、即座に建設をします。
ここで予想が付くと思うのですが手番の早いホルスはピラミッドしか作れず、一番後ろのほうのセクムトとケプリはピラミッドのほかにオベリスクと王家の墓も作れます。
ホルスは1番最初に石材セットを選べるけど、ピラミッドしか作れない(義務)。
作るときはカード1枚だけしか使えないので、残りは次のラウンド以降に出す手札にするのだ。
一方トートは5番目に石材を取るけど、できるのはピラミッドを作って(義務)、オベリスクを作って(選択)、王の墓も作って(選択)……最大3枚までカードを出せる。
たまってた手札もこれでいっぺんに出せるぞ。
後半になればなるほどなやましいね。
このように、先にほしい石材を取るために順番を重視するか、できることを重視するか……これを10ラウンド行って、もっともピラミッドのつくりかたがうまかったプレイヤーが勝者となるのです!
このようにピラミッドのつくりかたじたいは非常に簡単な、手番順と材料コミの選択がキモのドラフト建築ゲーム。プレイ時間も短めなのもよいところ。
ただし、ピラミッドだけではさすがに点数は稼げないので、いかにオベリスクや王家の墓で追加の点を取るのか……というドラフトの駆け引きはなかなか一筋縄ではいかない感じ。
ゲーム終了時の完成形もユニークで、ドラフトゲームとして軽めなものをお探しの方にはオススメできるものとなっています。
ピラミッドのつくりかた
プレイ人数:2-5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:30分
製作:Iello
デザイン:マシュー・ダンストン、ブレット・J・ギルバート
価格:3,000円+税