はぁ~どすこい、どすこい『ピキット』


このところ大作ばかりが続いていましたので、ここは軽いゲームでも……

ピキット

は最近ワードゲームで調子のよいRepos Productionのお手軽なダイス/カードドラフトゲーム。

テーマは最近はやりらしい日本テーマからはカイジュウ・メカものという濃度の高いもの……

いろいろ……すれすれな気もする……

ゲームは簡単。

カイジュウのカードはシャッフルして山札に(トレイが最初からあるのがうれしい)。
そして、8枚引いて中央に並べます。

プレイヤーはここのカードを獲得していきます。

メカはトークンとともに脇に並べる。

負傷トークンも同じく脇に。

ダイスは2個……箱の下はダイストレイになっているのがこれまた良い。

各自の手札は1枚ずつカードを引いて公開し、合計10以上になるまで繰り返します(その後手札)。

手番にすることはシンプル。

まずダイスをふり……

ここでカードを捨て札にして効果を使うことにしてもかまいません。
【例:左から】
ダイスを振り直したり

今使われた効果をキャンセルしたり

ダイス目を好きなものにしたリ

相手からカードを1枚奪ったりします。

その後カードを獲得するのですが、出目により選択肢がいくつかあります。

出目の合計のカード1枚…7点で、使うと第宇1個を好きなダイスの目に変更できる。

悪くない。

出目の差の数値のカード1枚…5点だけど、使うと山札から1枚引ける……高得点になるなら5点を捨てて使うのはあり。

※実のところこのゲーム、他のプレイヤーはざっくり何点で、何を何枚持っているのか、山札に何が何枚あるかは覚えておいたほうがよろしい。
(ダイストレイになってる箱にもカードの枚数表がある)

出目のカードを1枚か2枚とります。

「7」1枚と点数は変わりませんが、「1」は枚数最多で追加の点数が、「6」は他のプレイヤーのカード効果を(6点減りますが)キャンセルできるのでこっちのほうが良いかな……

なお、ゾロ目の場合は代わりにメカ1枚にしても構いません。

この場合足して「2」にもできますが、メカは15点、「2」は2点なのでメカにしましょうか……
ただし、メカは今持っていることを表すトークンとともに受け取り、他の人に奪われる可能性もあります。

※カードはゲームの最後まで持っていると点数になりますので、既に出ている枚数と得られるであろう利益を考えて……

基本的にはカイジュウカードの数字の合計が点数ですが、他にも効果があるものがあります。
〈1〉のカイジュウはゲーム終了時持ってる枚数が一番多いと15点!

〈3〉のカイジュウは盗まれた場合に効果を発揮……すぐに捨て札になり負傷(‐3点)を盗んだ相手に!

〈8〉のカイジュウはカードを取るとき場にあるほかの〈8〉のカードも獲得可能!

そして「メカ」は1枚15点!

最後にカードをテーブル上に8枚になるまで補充しますが、ゲームは山札がなくなったらゲーム終了の合図。各自あと1手番ずつプレイしてゲーム終了。
点数計算して勝者を決めます。

ゲーム自体のルールはさほど難しくなく、ダイス目に一喜一憂しながら、残りのカードの枚数を考えつついらないカードを見極め使い、ベストなカイジュウ採集をするゲームとなっています。
プレイ時間も短め。ゲームの合間のおともにオススメいたします。

ピキット
プレイ人数:2-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:20分
製作:Lookout Spiele
デザイン:コランタン・ブラン
イラスト:シルヴァイン・レポス
価格:3,000円+税

余談:「ピキット」はフィリピンにあった。