裏切者はロクな死に方をしない。『ファミリービジネス』


世界が違えばルールも変わる……

ファミリービジネス

はそんな我々とは異なるルールで生きるマフィアのボスとなって、ファミリー間の抗争繰り広げるお手軽なカードゲームです。
最初の版は1980年代に発売され、当社でも1990年代の頭に和訳付き輸入ゲームとして販売していました。

ゲームの目的は簡単で、9人の構成員を最後まで生き残らせること。
もちろん、他のファミリーの構成員は、処刑リストに載せて「壁送り」にします。

箱を重ねるとギャング映画などでよく出るレンガの壁。

箱の中が処刑済みマフィアの行先、つまり墓場。

ゲームの流れは簡単で、カードを手札上限まで補充して、カードを1枚プレイするだけです。

カードは大きく4つに分類されます。

攻撃カードで、敵対ファミリーの構成員を処刑リスト送り(テーブル中央に1列に、順に並べる――先頭は壁)にしたり、いきなり処刑したり。

救助カードで、処刑リストから手元に戻したり。

妨害カードで、他のプレイヤーがプレイしたカードを無かったことにしたり。

……などします。

処刑リストに6人以上が並んだら、抗争が始まります。
他にも、全体で6人以下になっても抗争は始まりますし、カードによっては条件を満たしていなくても抗争が開始されてしまうものがあるので要注意!
抗争中は、手番の初めにリストの先頭の構成員から処刑され、その後に手札を補充してカードをプレイすることになります。
抗争は処刑リストに誰もいなくなるか《休戦》カードがプレイされると終わります。

こうして、手札をやりくりして、他の組織の構成員を殺りくりしつつ、自分の組織の構成員は守るようにします。

……そのためには、うまく手札をそろえつつ、全組織と敵対せずに適宜互助する組織を作る必要が出てくるでしょう。
なぁに、全プレイヤーあわせて構成員6人以下になったら、もう抗争は止まらないわけなので、それまでにうまく回るような手札にしていればいいのです!

アートワークは現代風にポップでキッチュ。ルールは簡単プレイはお手軽、お子様からプレイできるけどあまりお子様には教育上オススメ致しかねる内容のカードゲームとなっています。

ファミリービジネス
プレイ人数:3-6人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:30分
製作:Lookout Games
デザイン:デヴィッド・B・ブロムリー、ギウン・キム
価格:2,640円+税