妖精を見るには妖精の目がいる『フェイ 日本語版』


最近のちょっとした流れとして、過去の名作をリメイクする流れがあるのですが……

フェイ 日本語版

も『Clans/クランズ』のテーマは原始時代から妖精境に変更してのリメイク作品となります。

なお、フェイという単語は検索性が悪いので、記事のタイトルには“日本語版”を入れております。



自分の手番には、いずれか1スペースのコマ(ドルイド)を全部、他のコマのある地域に移動させます。

(クリックして別窓で動きます)

移動の結果孤立(周りが全部空白地帯)したら、得点計算。

この時集まったのが呪われた地形ならドルイド全滅……ゲームから除外

その次に、集まったのが5色だったら1個だけのドルイドがゲームから除外……

残ったドルイドで得点計算。
それぞれの色は、ドルイドの数1個につき1点を獲得します。
この時、祝福された地であればボーナス点も追加です。

これを12得点ラウンドやるか、動けなくなるまでやって、一番得点の高い色のプレイヤーが勝者となります。
得点システムはえらく簡単。

ただし、自分の色が何色なのかはほかのプレイヤーには秘密なのです!

そのため、シンプルな得点計算も相まって、ほかの人の色は何なのか、何をしてきそうか、何をすべきかを予測しながらプレイしなくてはならないのです。
覚えなければならないことは少ないので、ゲームに慣れていない人でも理解しやすく、かといって考えないとうまく得点が伸びない上に他の人の動きも配慮して、よくよく見ておかなくてはならないボードゲームらしさも兼ね備えた、短時間で終わるちょっと本格的な入門ゲームとしてオススメとなっております。

フェイ 日本語版
プレイ人数:2-4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:20分
製作:Z-Man Games
デザイン:レオ・コロヴィーニ
価格:4,500円+税