ご無沙汰しております、スクウェア・エニックストレーディングカードゲームシステム(以下スクエニTCG)のプロデューサー景山太郎です。先月末でいったん休止に入りました『スクエニTCG』ですが、現在は既報どおり、他言語版の『FF-TCG』第1弾の開発をがりがり行なっております。
※以前にこのタイトルを「Remake」と発表しましたが、おそらく違うタイトルになりますので、ここでは『FF-TCG』他言語版と表現します。
企画立ち上げ当初は「全体的なバランスを取り直して、プロモーションカードからも何枚か追加しよう」くらいの気持ちで考えていました。ゲーム性には自信がありましたし、今さら大幅に変更する必然性も感じていませんでした。
しかしながら、実際に制作が始まると、まるで新規のTCGを1つ作るかのような忙しさに追われています。それはなぜか。原因は大きくわけて2つあります。
1:新規カードの参入
他言語版第1弾には新規カードが何枚か入っているのです。これが何かはまだお伝えできないのですが、新たなカードを入れるとバランス取りに時間がかかります。さらに、セットのボリュームを上げるためにプロモーションカードだけでなく、後発の弾から何枚か……いや、十何枚かのカードを第1弾に投入しました。しかも効果も大幅に変えました。もはやイラストしか同じ個所がないものまであります。
2:スターターデッキ作成
最初のセットということで、購入すればすぐに遊べるスターターセットを作ることになりました。これがなかなか大変で、セットを作るのにも一苦労です。ブースターパックにはないカードが何種類かあるので、単純にバランスを取るべきカードが増えてしまったのです。しかもこのデッキ、実は1種類だけではありません。テーマ性のあるスターターデッキをいくつか作っているのです。
と、このように当初の予定とはやや違った、かなりのビッグプロジェクトとなった『FF-TCG』他言語版。けっこう大変な思いをしていますが、再び『スクエニTCG』を作ることができる喜びはなかなかのものです。秋には日本でのイベントも予定しておりますので、お楽しみにしていてください!