さて……毎年恒例になりましたホビージャパン扱いゲーム・年間販売数ランキング発表ですよ!
参考:2012年、2011年
今年も上位50位までの発表です!
(2013年1月1日から2012年13月31日までの出荷点数で集計)
【 1位】 HJ:ドブル【日本語版】
【 2位】 HJ:ドミニオン【日本語版】
【 3位】 Lui-Meme:ワーウルブズ・オブ・ミラーズホロウ
【 4位】 HJ:ドミニオン:ギルド【日本語版】★新★
【 5位】 HJ:レジスタンス:アヴァロン【日本語版】★新★
【 6位】 HJ:パンデミック:新たなる試練【日本語版】★新★
【 7位】 HJ:ドミニオン:陰謀【日本語版】
【 8位】 HJ:HANABI(花火)【多言語版】★新★
【 9位】 HJ:レジスタンス【日本語版】
【10位】 HJ:キング・オブ・トーキョー【日本語版】
【11位】 HJ:斬 -サムライソード-【日本語版】★新★
【12位】 HJ:ドミニオン:暗黒時代【日本語版】
【13位】 HJ:ディクシット【日本語版】
【14位】 HJ:アグリコラ【日本語版】
【15位】 HJ:オニリム【日本語版】
【16位】 HJ:ドミニオン:海辺【日本語版】
【17位】 Matagot:ルーム25【多言語版】★新★
【18位】 HJ:ジャングルスピード【日本語版】
【19位】 HJ:ドミニオン:繁栄【日本語版】
【20位】 HJ:シドマイヤーズ・シヴィライゼーション【日本語版】
【21位】 Lui-Meme:ミラーズホロウの人狼・特別版
【22位】 HJ:キング・オブ・トーキョー:パワーアップ【日本語版】
【23位】 HJ:十二季節の魔法使い【日本語版】★新★
【24位】 HJ:アグリコラ牧場の動物たち【日本語版】
【25位】 HJ:シドマイヤーズ・シヴィライゼーション:富と名声【日本語版】★新★
【26位】 HJ:世界の七不思議【日本語版】
【27位】 HJ:村の人生【日本語版】★新★
【28位】 HJ:ファウナ【日本語版】★新★
【29位】 HJ:アグリコラ:牧場にもっと建物を【日本語版】★新★
【30位】 HJ:ピックス(PIX)【日本語版】★新★
【31位】 HJ:キング・オブ・トーキョー:南瓜の大決闘【日本語版】★新★
【32位】 HJ:ドミニオン:収穫祭【日本語版】
【33位】 HJ:ドミニオン:錬金術【日本語版】
【34位】 HJ:アグリコラ:世界選手権デッキ【日本語版】★新★
【35位】 HJ:フラッシュポイント:火災救助隊【日本語版】
【36位】 HJ:星の王子さま【日本語版】
【37位】 Repos:世界の七不思議:ワンダーパック★新★
【38位】 HJ:リチャード・ガーフィールドのゴォ~スト!【日本語版】★新★
【40位】 HJ:村の人生:酒場【日本語版】
【41位】 Lui-Meme:髑髏と薔薇:赤箱
【42位】 HJ:ユークロニア【日本語版】★新★
【43位】 HJ:ブルーノフェイドゥッティのマスカレイド【多言語版】★新★
【44位】 HJ:ル・アーブル:内陸港【日本語版】★新★
【45位】 Pegaus Spiele:ウィ・ウィル・ウォック・ユー
【46位】 NSV:クウィックス★新★
【47位】 HJ:イノベーション【日本語版】
【48位】 HJ:チケット・トゥ・ライド・アメリカ【日本語版】
【49位】 Hurrican:アウグストゥス★新★
【50位】 HJ:ホビットの冒険カードゲーム【日本語版】
販売時期や初回受注量の影響もあるのですが、そこを加味しつつ今年の分析。
『ドミニオン』がついに首位を譲った訳ですが、譲った相手は
『ドブル』。
実のところ、この両者はほとんど客層の被らないゲームでして、『ドミニオン』の販売数が鈍ったんじゃなくて(実際個数的には昨年とほぼ同じ推移……まだペースが落ちて無い!)、『ドブル』を購入するような層がアナログゲームを発見したということが言えるのです。
これは『ワーウルブズ・オブ・ミラーズ・ホロウ』(22位→22位→3位)も同様で、「人狼ブーム」というのは「人狼を知らなかった潜在購買層が発見した」と言えると思います。
つまり、新規層が確実に増えている状態でして……全体的に販売数が増えているので、去年であればベスト10入りしていたであろう販売数のゲーム、たとえば『十二季節の魔法使い』がベスト20にも入れない状態になっています。
なので、「今回なんで『アレ』がランキングに入っていないの?!」というゲームがあると思いますが、旧来の層では評判が良くて販売数も悪くないのに新規層が「発見」できていないため、全体では飛び抜けないわけです。
というわけで、「俺の好きなクラスタのゲームが広がってほしい」と思っている方は、(昨年に引き続きですが)新規の層が遊ぶ機会を設けたり、面白そうだ思える評価を垂れ流すのです!
たとえば今回の45位の『ウィ・ウィル・ウォック・ユー』とかどう考えても一部に大うけでも一部にはどうよ?、という厳しいイラストにフレーバーですが(なので初回受注数はかなり残念……)、そのあと「面白い!」という評判で伸びてくれました。結果おかげさまでこんな順位にランクイン。
(ちなみにゲームに限らず評価をするときに重要なのは良い点を挙げることですね。日本人は減点法で評価しがちですが、まっさらな新規層はマイナスの評価のみで判断しがちなので。ほら、「ディティールは甘いが船体のプロポーションはよい」とか、当社出版の模型誌などではよく聞くフレーズ。
で、そうやって新規層が増えて市場が広がっていくと、出せるゲームの種類も増えてユーザーうれしい。店舗もうれしい。当社がうれしい。Win-Winですわ。
で、昨年も書きましたが、そうやって市場が今の3倍くらいになってくれると
「こりゃまず日本語版なんか無理だろう」
という怪しげなゲームやバカバカしいゲームでも、出せるようになります。
近年随一のバカバカシイゲームと思われる『チュパカブラの夜』(近日入荷予定)だって日本語版で出せる可能性が出るわけです!
……バカゲーが好きな人にはたまらんと思うが、さすがにこれは日本語版は無理か(笑)
というわけで、昨年に引き続きの市場の伸びを見せた今年のランキング発表でした!
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