共和政ローマ(第2版)エラッタ ver.1.05


1990年 に20世前ボードゲーム部門でオリジン・アワード受賞し、チャールズ・S・ロバーツ賞前第二次世界大戦ボードゲーム部門にもノミネートされた傑作シミュレーションゲームの
豪華改定再販版、共和政ローマ(第2版)/Republic of Romeの最新版エラッタが発表されておりましたのでお知らせいたします。

共和政ローマ第2版ちなみにゲーム自体はシミュレーションゲームの雄、The Avalon Hill Games社が1990年に出版した、共和政期のローマの派閥争いがテーマのシミュレーションゲームで、自分の派閥を優勢にすべく、ほかの派閥の足を引っ張りながら、ローマの共通の敵には団結して対処しなければローマ自体が滅びてしまうのでそれは回避しなくてならないというもの。

・・・なんか現代日本人としては笑っていられない気がしますな!

そのマルチプレイヤーズ・ゲームの傑作をカナダの気鋭のゲーム出版社、Valley Gamesが21世紀の今、豪華なコンポーネントで再販したものです。
豪華さに関しては同様に再販された、スルメのようにプレイされているとの評価も高い『タイタンの掟/TITAN』も見て欲しいのですが、これまた物理的に重たいものとなっておりますので、ぜひ店頭でお手に取っていただきたいと思います。


共和政ローマ エラッタ ver.1.05
◆ルールエラッタ
1.06.6 総督の帰還
: 日本語ルール適用済み。

1.07.2 イニシアチブ
: 日本語ルール適用済み。

1.07.32 権益
: 以下の文を『少しずらして置く)。』の後に加える。
『権益での収入を得るには、カードの「Corrupt(腐敗)」の文字を見えるようにしてやる。』
このように表示されている元老院議員は、次の元老院フェイズで小追訴の対象となることを意味する。

1.07.41 勧誘の実施
: 日本語ルール適用済み。

1.07.5 騎士
: プレイヤーが、1人の騎士に費やす金額に制限は無い(一人につき5タレントという制限は無い)

1.09.144 影響力の喪失
: 日本語ルール適用済み

2.01.31 影響力
: 『2.01.31 神官の影響力』に訂正

3.04.1 概要
: 日本語ルール適用済み

◆カードエラッタ

ACILIUS(022): IDから[ ]を取り除く。

P.32, 2nd CILICIAN PIRATES(122)
: 戦勝によってCreta et Cyrenaicaの属州が形成される。 (AH版からのエラッタ)

P.30, C. JULIUS CAESAR(125)
: PopularityとInfluenceを逆にする。ユリウス・カエサルの人気は2で、影響5が正しい数値である。

P.35, VATINIAN LAW/ヴァティニウス法(158)
: 日本語ルール適用済み。

P.35 BARBARIAN RAIDS(163-1)
: カード上の『>』は『≧』である。そのため、ルールブックにある文章は『16以上』では無く『15以上』と訂正される。

P.36 BARBARIAN RAIDS INCREASE(163-2)
: カード上の『>』は『≧』である。そのため、ルールブックにある文章は『18以上』では無く『17以上』と訂正される。

P.37 REFUGE/避難(175-1),RISE FROM REFUGE(175-2)
: 両方のカードの1段目の文章を以下のものに差し替える。
『次の適指導者は捨て札にされるか戦勝によりクリアに置かれる代わりに、次に引く戦争カードへ避難する。』
避難した指導者はアクティブな状態であり、連鎖戦争の戦闘力を強化する。避難した指導者はクリアに置かれるか、連鎖戦争が残っていない場合は捨て札となる。

P.35 ランダムイベントカードに加える(訂正済みのものもあります)
ALLY DESERTS/脱走 (161-1)
ローマの同盟軍は動揺している。このターンのすべての戦闘で、3d6のダイスの目が
偶数の場合、戦争カードの戦力は黒のダイスの目と同じ数増加する。この修正は、連
鎖戦争の修正後に適用する。

ROMAN AUXILIARY DESERTS (161-2)
ローマの軍隊は崩壊寸前だ。このターンのすべての戦闘で、3d6のダイスの目が偶数
の場合、戦争カードの戦力は白のダイスの目と同じ数増加する。この修正は、連鎖戦
争の修正後に適用する。

属州カード
CILICIA ET CYPRUS Province
: この属州の未開発の側(黄色い面)の海軍の数は1から3、陸軍の数は0、人気の数は1から3である(ダイヤルに印刷がされていない)

◆ゲームボードエラッタ
POPULATION TABLE
: 表の一番下の段は、『≦0』ではなく『<0』。

COMBAT RESULTS TABLE
: 説明の『*』の部分の『2d6』を『3d6』にする。

RANDOM EVENTS TABLE
: 『Pretender』イベントは正しくは『Pretender Emerges』のイベントである。

GAMES TABLE
: Blood Fest の cost 欄は『11』ではなく『13』となる。

LAND BILL TABLE
: Landbillの Type II の unrest level の欄の修正は、『-1』ではなく『-2』である。

◆サマリーエラッタ
III.2. d. の最初の文を以下の物に置き換える:『競技会のスポンサーをすることができる。派閥のリーダーを変更することができる。どちらか一方だけ実行しても、両方実行しても、両方しなくてもかまわない。』

V. 元老院フェイズの表の「配備/リコール」の効果を以下に置き換える: 『配備の際には、地方執政官をまず最初に配置する必要がある。』

VII.3 以下の文を加える:『ターン終了時、手札が5枚を超えるプレイヤーは、手札の派閥カードを5枚になるように捨て札にする。』

ゲームボードに関しては、印刷して貼る訂正シートも発表されていましたのでこちらもご紹介します。

商品名:共和政ローマ(The Republic of Rome)
プレイ人数:1~6人
プレイ時間:3~5時間
製造元:Valley Games
デザイナー:Don Greenwood、Richard Berthold、Robert Haines
価格:¥9,000+税

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