先日ニコ生の『FF-TCG』公式配信にて、『ファイナルファンタジーTCG Opus I』の日本語版発売を発表しました。この際に製品の仕様や今後の展開など軽く触れ、また、公式サイトにも記事を載せましたが、パックの仕様や、カードの構成、そもそも『Chapter』とは何が違うのかなど、いくつかの質問をいただきました。そこでそれらに関してこのコラムで軽く解説していきたいと思います。

booster

 最初に今回の『Opus』は従来の『Chapter』のカードをブラッシュアップし、能力を変更し、さらに新規カードを追加した、『Chapter』シリーズのリメイクとなります。ですので、続編というわけではないため、現状では公式大会で従来のものと混ぜて遊ぶことはできません。とはいえ、以前の問題点を解消しさらにバランスを取り直した新しいバージョンであることも事実ですので、新しく始める人におすすめなのはもちろん、今までやっていたプレイヤーのみなさんも楽しんでいただけることは間違いありません。
 単純なリメイクではなく、大きくパワーアップしたものになります。

 続きまして商品の仕様ですが、今回は1パック12枚入りになります。以前のものが8枚入りだったので実に1.5倍ということになります。
 これはパックをその場であけてデッキを組むリミテッドに対応したものでして、『Chapter』シリーズに比べると格段にやりやすくなっています。『Chapter』シリーズでもリミテッドはありましたが、それ以上に遊びやすくなっているので購入したパックを開けるついでにリミテッドで遊ぶ、なんてことも一般的になっていくのではないでしょうか。さらに、各パックには必ずプレミアムカード(フォイルカード)が1枚入っています。プレミアムカードコレクターの方にとっては集めやすくなっています。

starter

 そして、ブースターパック以外にも買ってすぐに遊べる、いわゆる構築済みデッキである『スターターセット』が3種類発売されます。内容は『FF7』、『FF10』、『FF13』の3種類で、原作に登場するキャラクターを多めに入れたセットになっています。スターター限定のカードも収録されていますが、いずれも3枚入っていますので、同じものを複数買う必要はありません。初めてプレイされるかたは、自分の好きな作品やキャラクターの『スターターセット』を買うとスムーズに始められると思います。

 最後にレアリティの話をします。今回のレアリティは全部で4段階に分かれており、下からコモン(C)、レア(R)、ヒーロー(H)、レジェンド(L)となります。イメージ的には今までのコモン、アンコモン、レア、スペシャルレアがそのまま移った感じになります。
 ともあれ、レジェンドという名前が『Chapter』シリーズのレジェンドをほうふつとさせますが、まったくの別物ですのでご安心ください。
 12月9日発売までまだ日にちがありますが、今後も公式サイト等でいろいろな発表をしていきますのでご期待ください。

景山太郎

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