突如エルフ王国の港を強襲したバーバリアン軍団。手薄なエルフ軍は総崩れとなり、危急存亡の秋を迎えていた・・・。
エルフ「もうだめだ・・・。マニュアルになんか書いてないかな。おんや?」
このゲームのボードには秘密があった!(ゲーム開始前には、マニュアルをよく読みましょう)
ボードの上と下はつながっているらしい!
でも右と左はつながっていない。つまりミッドガルドは筒状だったんだよ!!
山脈を隔てて一見遠く感じたエルフ王国とバーバリアン王国は、ボードの上と下でつながっているお隣同士。幸い下の領地に大量の軍勢をキープしていたわがエルフ軍はバーバリアン王国に攻め寄せた!
バーバリアン「えっ、そんなことできるんですか?」(←この人もマニュアル読んでないよ・・・。)
かくして喉元にナイフをつきつけあう形となった両軍は、口約束を交わしお互い退却することとなった。その後両軍が上下の国境線と港の防備を固めたのは言うまでもない。
さてそんな大騒ぎをしているうちにドワーフ軍は着々と領土を広げている。バーバリアンも軍勢の数と質でエルフ軍を圧倒している。
エルフ「こうなったらドラゴンロード様におすがりするしかねえだ。」
このゲームの最強ユニットであるドラゴンロード様探究の使命を帯びた4人のエルフの戦士たちが選抜された。彼らは冒険者パーティーとなり、ボード中心の”荒地”をRPGよろしくクエストをおこなうことになる。外側では大軍勢のすさまじい物量戦、内側では精鋭パーティーの冒険。なんて欲張りなゲームなんだ、ドラゴンロード!
これが選ばれし4人のエルフで編成されたパーティーだ。頼もしいぜ!
冒険者達はまずお約束どおり、村からスタートとなる。ここでコンパニオンカードを引いて仲間を得ることに。頼もしい仲間だといいなあ・・・。
敗残兵「あわれな俺様にお恵みを・・・。パンをくれたら仲間になるぜえ。」
ん?なんかこ汚い外見の人だなあ。まあ見かけで判断したらいけないよな。どれどれ、どんな能力を持っているのかな?
敗残兵はパーティーの移動力を1下げる。
エルフ「え、これだけ?うわああああ、ただのお荷物キャラじゃん!」
かくして珍道中がはじまった。バーバリアンとドワーフも続々と荒地に近づいてきているという情報が入ったので旅を急がなければならない。クエストパートではダイスをふって出た目の数だけ移動するオーソドックスな双六方式となるので出目-1のお荷物君の存在は痛い。
ちなみにドラゴンロードを仲間にするのは以下の手順が必要。まず魔女の館に行って”ドラゴンオーブ”というアイテムをゲットしなければならない。そのうえで山を登りレッドドラゴンと会い、ドラゴンオーブの力で調教する必要がある。もちろんレッドドラゴンがおとなしく調教されるはずもなく、失敗すると激しい攻撃にあってしまう。要するにとても大変なのだ!
ボード上のクエストのコマに入ると「クエストカード」を引いて、様々なイベントをこなさなければならない。モンスターの襲撃あり、意外な人物のとの出会いありでワクワクするイベントがいっぱいだ。クエストカードにはそれぞれ美しいイラストが描かれていて雰囲気を盛り上げてくれる。
女だ、女だ~、と近づいたら1人連れ去られました。
われらがエルフパーティーは沼でジャイアントモスキートの襲撃をかわし、焚き火を囲んで妖しく踊る美女たちに仲間をさらわれ、ついに意味ありげな地下墳墓に足を踏み入れた。クエストは基本的に特製運試しダイスで結果が決まる。地下遺跡での結果は吉!さっそく結果を読み上げる。
「部屋の中にはドラゴンロードが横たわっている。ほのかな明かりがドラゴンオーブの優美な曲線を照らし出している。君が祝福されたオーブを手に取ると力が共鳴して墳墓の壁が震えだした。 キミはドラゴンロードを手に入れた。」
ええええ!? オーブも調教もなしでドラゴンロードゲット?
(後でわかったけど、めったにない幸運だったようです)
こうしてドラゴンロードを得た劣勢のエルフ軍。はたしてドラゴンロードの実力は?
・ドラゴンロードと戦闘している敵のユニットの攻撃力は-1
敵のユニットの全員の攻撃力が下がるので、これは途方もなくでかい修正だ。
・味方の10ユニットを好きな場所にテレポートできる
突如敵王国首都上空に現れるエルフの軍勢!敵は防衛線を固めることも出来ず恐怖するだろう!つええ。
・戦闘開始時にドラゴンファイアで1ユニット撃破
ダイスを振ることもなく確実に敵を葬るドラゴンファイア。強いぜ~。
うーん、聞きしに勝る圧倒的なパワーだ。これは勝てるかもしれないぞ。
ついにドラゴンロード様をゲット。さあ、反撃開始だ!
次回:燃える王都に続きます