さて、今週は発売が遅れていたゲームがいっぺんにきました。
そもそも、印刷工場(東北地方?)から輸出港(香港)に運ぶのに国内陸送1週間とか、Made in Chinaどうなっているんだ……。
さて、まずはサムライボードゲーム日本語版。
何よりパッケージは元のHans im Grueck社版の怪しげな日本語表記をほぼ正しいものに修正済み。
「幸せなハンス」も「趣味日本」に直っています!
ただし屏風(衝立)は中文繁体字・簡体字こみの多言語仕様。欧州言語に日本語がまぎれているよりも違和感なし。
ゲーム自体は定番も定番……
日本地図にタイルを配置して各都市(「札幌」とか「秋田」とか)にある兜(烏帽子?)、仏像(だるま?)、田畑(キャラメル……)を獲得していくのが目的。
ちなみにこのコマが無駄に凝った造り。この形状でポリッシュ加工とか、何を考えているんだ。すげぇ。
また、人数によってマップの広さが変わりますが、4人プレイではなぜか蝦夷地が。しかも北海道の名前で。
このコマを完全に囲むと、コマを取れるかの判定。
もっとも数字=影響力が大きいプレイヤーが獲得。
ただし、配置するタイルの組み合わせは各プレイヤー共通なので、何処に何を先に使うかは考えモノ。
影響力はそれぞれのコマの種類にしか効かないものと、何にでも効くサムライがある。
取るコマ、邪魔するコマをよくよく考えてタイルを配置していかないとダメ。
この場合だと、緑が烏帽子ゲット、赤が田畑ゲット。
点数計算もこれまたクニツィアらしいもの。
A.コマ2~3種で個数単独1位獲得で勝利
コレはわかりやすいけど、条件的に難しい。
上の条件が見たされなかったら……
B.どれか1種類でも個数単独1位のプレイヤーのうち、
その単独1位となったコマ以外のコマの総数が多いほうが勝利
兜、仏像、田畑のどれかは一番多く取れるということはあるでしょうが、それ以外もたくさん取る必要がある。1種類だけ伸ばしてもダメ。
単独で最多個数獲得の種類のコマがあるプレイヤーが一人もいなかった場合……
C.コマの総数が最も多いプレイヤーが勝ち
なお、獲得したコマは秘匿しておくので、ちゃんと覚えておかないと最後に大変なことになります。
ペースよくサクサク遊べるけど考えないで勢いでプレイすると自滅する、クニツィアらしいゲームとなっております。
クニツィアファンはもちろんのこと、軽めのタイル配置ゲームとしてゲーム初心者にもオススメです。
サムライカードゲームもヨロシクお願いします。
サムライボードゲーム【日本語版】
プレイ人数:2~4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:約45分
ゲームデザイン:ライナー・クニツィア
日本語版販売:ホビージャパン
価格:4,200円+税