ダンジョンズ＆ドラゴンズの世界のキャラクターたちが酒場でプレイしているカードゲーム「スリードラゴン・アンティ」の完全日本語版が、ついに発売となる。
バーバリアンとウィザードとクレリックの3人は、次のダンジョン攻略計画の情報収集と、スリードラゴン・アンティのゲームで稼ぐために、酒場へと入って行った・・・
このゲームは、2006年春に発売となった英語版の「Three-Dragon Ante」の完全日本語版になります。
このゲームのプレイ方法の概略は、以下の通り：
・最初の手札は6枚、所持金は50ゴールド。
・各プレイヤーは、賭け札（アンティ）1枚を手札から選んで、一斉に場に出す。
・各プレイヤーは、出されたアンティの中で最も数値の大きいカードの数値と同数のゴールドを、自分の所持金から賭け金として場に出す。
・最も大きい数値のアンティを出したプレイヤーが先手。
・先手のプレイヤーは、手札から1枚カードを自分の手前に表向きに出す。（この時、カードの能力が誘発。）
・その後時計回り順に、各プレイヤーはカードを1枚ずつ場に出していく。出したカードの数値が、直前のプレイヤーが出したカードの数値以下の場合に、カードの能力が誘発。
・全員1枚ずつカードを出し終わったら、1ラウンド終了。
・このラウンドで最も大きい数値を出したプレイヤーが次のラウンドの先手。
・先手プレイヤーから順に、第2ラウンドを開始。要領は第1ラウンドと同じ。
・全員がカード1枚ずつ出し終わったら（この時各自の前に出ているカードは2枚ずつ）、第2ラウンド終了。
・第2ラウンドに最も大きい数値を出したプレイヤーが第3ラウンドの先手。
・先手プレイヤーから順に、第3ラウンドを、第1・第2ラウンドと同じ要領でプレイ。
・全員がカード1枚ずつ出し終わったら（この時各自の前に出ているカードは3枚ずつ）、第3ラウンド終了。
・各自、自分の前に出したカードの数値の合計を計算し、合計値が最も多いプレイヤーが勝者となり、賭け金を総取りする。
・以上、一連のプレイをガンビットと呼ぶ。以降、誰かの所持金が0になるまでガンビットを続け、その時点で所持金が最も多いプレイヤーがゲームの勝者となる。
以上が、ゲームの主な流れとなる。
自分の前に1枚ずつ出すカードのことを編隊と呼び、もっとも合計数値の多い編隊（最強の編隊）を作ったプレイヤーがそのガンビットの勝者として、賭け金を総取りできることになる。
編隊には以下の役があり、でき上がった時点でそれぞれのメリットを得ることができる。
・単色編隊：同一の色のドラゴン3枚で編隊を作ること。この場合、この編隊の中で2番目に大きい数値分のゴールドを、各対戦相手は自分の所持金から、単色編隊を完成させたプレイヤーに払わなければならない。
・同一強度編隊：同じ数値のドラゴン3枚で編隊を完成させる。この場合、完成させたプレイヤーは、編隊の数値と同額のゴールドを賭け金から得ることができ、さらに場に出ているアンティカードを手ふdに加えることができる。
また、各カードにはそれぞれ特殊能力を持っていて、先手プレイヤーが出す時と、直前のプレイヤーの数値以下のカードを出す時に能力を発揮する。
ドラゴンのカードにはそれぞれ、善と悪の属性があり、善の属性のドラゴンの効果を使うと新たなカードを得やすく、悪の属性のドラゴンの効果を使うと所持金を得やすいなどの特性もある。また、善・悪それぞれにドラゴンの神格も存在する。
カードには、ドラゴンの他に定命の存在があり、こちらも様々な小技を発揮する。
もちろんこのゲームは単体でプレイできるが、D&Dのキャンペーンの中で、キャラクターにプレイさせることも可能で、
そのルールも付属している。
今回の日本語版は、英語版とルールこそ同じだが、以下の点を改良している。
・カードサイズを、英語版の変形長方形から、TCGのサイズに変更しているので、市販のカードスリーブの使用が可能。
・英語版には付属していなかったチップがついているので、特にチップを用意しなくても、そのままでゲームプレイが可能。
英語版からグッと遊びやすくなった「スリードラゴン・アンティ」で、是非ともエキサイティングなゲームを楽しんで欲しい。
プレイヤー人数：2人～6人用 対象年齢：12歳以上
内容物：カード72枚、紙製チップ96枚、ルールブック
価格：2,200円+税
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