2人用ゲームもかなり増えてきましたが、今回ご紹介します
グラスゴー
も、精力的に2人用ゲームをリリースしていますLookout Spieleの2人用ゲームとなります。
プレイヤーは、商人となってスコットランドの都市、グラスゴーでの発展への貢献を競い合うことになります。
中央の空きスペースがこれから街が建設されるスペースで、周囲には契約タイルと建築士タイルが円形に並べられます。
まず、ここの並びはランダムなので毎ゲーム打ち筋が変わることに。
ゲームの基本は「タイムトラック」と呼ばれるもので、パッチワークでおなじみの「後ろの人がコマを動かす」もの追い越さない限り手番がずっと来るのシステム。
ゲームでは、契約では主にリソースを獲得します。
ストックできる量には限界があり、ストックにない場合は相手から奪うので、ゲーム中のリソース総量は変わらず。
これが無いと始まらないので、効率獲得するのがゲームでの争いのまずキモに。
建築士のところには、建築できるタイルが3枚ランダムに配置されており、止まると建築できる。
工場には後で説明するけどいろいろ能力もある(点数もある)。
建物はゲーム終了時に色々な条件でボーナス得点がある。条件考えてうまく取ろう!
コストのためにリソース貯めないと……
なお、金貨1枚追加でもう1つ建設できる(もっと払えばもっと)ので、ここぞというときは追加建設はやりたいところ。
こいつが基本点数となりますので、勝つためには作らないとダメ……となっていますがもう一つギミックが。
都市の建設は中央にタイルを置いてすすめるのですが、置くときは既にあるタイルに辺で隣接し、4×5(もしくは5×4)の領域をはみ出ないように置かなくてはなりません。
そして新たなタイルが置かれるたび、その列と段の全てのタイル(自分のも相手のも!)の効果が発動するのです!!(置いたもの自体は発動しない)
この場合、最初に置いた工場は単体では稼働しないけど、次に隣に焦点を立てたときに稼働して、鉄1個を獲得できるのだ!
この追加のリソース、アドバンテージを意識するのがポイント。
しかし、最終得点時のボーナスのこともあるので、ただ漠然と建設やったり配置をしていくというわけにもいかない……例えば上の商店都市の隅にあれば5点。
これ、相手が隣に置いたらダメなのでは?!
……このように、タイムトラックの後ろの人が、次のあの建設取るだろうな……とか、あそこに建てられてしまうな……なんていうシチュエーションが悩ませてくれます。
伸ばす方向は任意で、4×5に収まればよし。
▽マークの向きで、相手のものか自分のものかは見分けがつきます。
ゲームはこのように、「後ろの人が手番を得る」ことで、自分のコマを好きなだけ動かしてリソースを得たり、建設したりを繰り返して、建設した都市が4×5の並びになったらそこで終了(終了トリガーも金貨で早めることができるのに注意!)。
毎回配置が変化する点と、建設タイルの追加以外はランダム要素はなし。
この運のバランスが絶妙で、シンプルなルールなれど、プレイごとに変わるシチュエーションを配慮しつつ、一手一手の攻防がさくっと30分で楽しめる(がギリギリ胃が痛くなるまでではない)ゲームとなっております。お家時間が増えた今こそオススメいたします。
グラスゴー
プレイ人数:2人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:30分
製作:Lookout Spiele
デザイン:マンデラ・フェルナンデス=グランドン
価格:3,960円+税