年末年始で紹介をさぼっていたので、いくつか連続で……
今回紹介いたしますのはシンプルな協力型ゲーム
NARABI(並び)
です。
日本の石庭をモチーフに、自分たちの前に並べられた15枚の石を、時間制限(24ターン)以内に数字順に並べなおすのが目的。
竜安寺の石庭の石の数も……15個だっけ?
ゲームはプレイ人数で使い枚数と配る枚数がちょっと変わります。
この例は5人ゲーム……全部のカードを使って、1人につき3枚カードが並びます。
開始プレイヤーは「0」を持っているプレイヤーです。
手番にすることは、自分の前のカード1枚をその能力に従って他のプレイヤーのカードと入れ替えるだけ。
カードの能力は裏側に記されていますが、この能力を見れるのは自分だけです。
《4》の裏は……
「左2つ先か右2つ先のカードと入れ替える」
《0》の裏は……
「数値が子の庭石より小さい庭石1つと入れ替える」
……0より1小さいカードは無いから、こいつは自発的に交換できないじゃないの!?
なので《1》と《7》を入れ替えた。
これで今の並びは:0-1-4 黒-3-8 黒-6-5 白-7-黒 9-白-2(数字の無い石は無視していい)。
次のプレイヤーは……
《黒》の裏は……
「右隣のプレイヤーの石1つと交換」
《8》の裏は……
「この庭石を左3つ先の庭石、または右3つ先の庭石と交換」
《8》と《6》を入れ替えるといいかな?
とこうやっていって、動かせなくなったり、時間切れ(25ターン)になったらゲームオーバー。
ゲームはこのようにシンプルですが、ちょっと面白いのはカードの数値と能力は固定ではなく……
スリーブに入れているため、ゲームごとに入れ変えることが可能なこと。
カードの能力を推測・記憶して、ほかプレイヤーの意図を汲み、最短解を考えていかなくてはならない。
まぁ、それでもさっき使った能力ですら忘れるし、混乱するのでチャレンジしがいがある、短時間・簡単お手軽なロジカルな協力型ゲームとなっております。
NARABI(並び)
プレイ人数:3-5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:10-15分
製作:Lifestyle Boardgames
デザイン:ダニエル・フェーア
価格:1,500円+税