これは戦でござる『日本の城』


今週末は、なぜか日本テーマのゲームが3連発という、前代未聞な状況になっておりまして、今回はその3作の中の1つ、もう、なんで日本の城なのか皆目見当もつかない、カードを組み立てて城を作り上げる

日本の城

を紹介いたします。

前ふりでどんなゲームかだいたい説明が終わるという、説明最短記録。

もしくはこの写真でOK。

ちなみに作るのに10分かかったよ……

とりあえず、パーツは3種類。

ヘキ(右上:たぶん壁を間違えて音読み)
ガメン(左上:たぶん障子かふすまのScreenの誤訳)ヘキとしても屋根としても使える。
ヤネガエ(屋根替え?)にはシメグ(締め具)という爪がついていてカードも立てやすくなっています。これは大(右下)と小(左下)の2種類があります。


シメグ。
これがあるからと言って簡単なわけではない……

これがカリゴヤ(仮小屋)状態。

上に乗るとアンテイ(安定)。

これらのパーツを、用意されている競技内容からどれかを選んで、作る速さを競ったりするのです。

競技は……

・ショテ(初手/スペルは旧仮名遣いでSiote):4階建てのアンテイの上に、小さなカリゴヤを乗せる。
・ナナツ(七つ):6階建てのアンテイの上に、小さなカリゴヤを乗せる。
・ケンチクシ(建築士):9階建てのアンテイの上に小さなカリゴヤを乗せる。
・ハコブ(運ぶ):アンテイを作ったらそれを持ってテーブルの周りを1周して次の人に渡し、次の人はその上にアンテイを作ってテーブルの周りを1周し……というもの。
・ナマツ(鯰の旧仮名遣いで、地震のこと):各自3階建て以上の城を作ってから、テーブルを揺らして自分の城以外の城を崩そうとする。

他5競技。
なかなかのバカゲー。
ちなみにカタカナのゲーム用語は全部原文より。
どんだけ日本語好きなんだ……

まぁ、このゲームについては実際やってみろとしか言いようがない。
シメグのおかげでトランプでやるよりは簡単ですが、思っている以上に難しいし、デカいやつを
「つくってみた」
とかやろうと思いましたが、終業時間内に作れませんでした……


失敗の図。

内容は至ってシンプルで、プレイ人数についてもコンポーネントが足りないからなのであって、複数セットを購入すれば、さらに巨大な城や、もっと大人数でもできるようになるでしょう。
と、いうわけで、ちょっと変わったアクションゲームをお求めのあなたに、強く複数買いをお勧めいたします。

日本の城(Japanese Castle)
プレイ人数:1-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:約10-90分
製作:Right Games
価格:2,400円+税