ホビージャパンゲーム体験会開催~今度は発売前にお試しプレイ!


さて、今週末はまたまた秋葉原ロール&ロールステーションさんホビージャパン新作ゲーム『イノベーション【日本語版】』の体験会を行います!

しかも今回は発売前のお披露目となります!


●第2回『イノベーション【日本語版】』新作発表会
・日時:2月25日 13:00~18:00

・3月発売予定のやり込み系の文明発展カードゲーム『イノベーション【日本語版】』をいち早く体験できるチャンス!
プレイヤーはそれぞれ発明や発見を通じて自分の文明を発展させ、勝利を目指します。

・1卓4人までで、3卓まで参加可能です!

・他にも解禁の新作の紹介があるかも?!

なお、印刷があがって日本に届くのは3月~4月の予定です。

簡単にゲームの紹介。
※写真はまだデモ用の試作品です。

ゲームの目的はプレイ人数に応じた回数、10に分かれた時代か5種類の文明のジャンルを『制覇』すること。
時代は先史時代、古代、中世、ルネッサンス、大航海時代、啓蒙時代、産業革命、近代、宇宙時代、情報時代で、先の他の人が『制覇』した時代はもう『制覇』できません。
文明のジャンルは技術、外交、軍事、文化、科学の5種類。

時代の『制覇』のためには自文明の『影響』をためなくてはなりません。
制覇する時代の5倍の値の影響があれば、その時代を『制覇』できます。
文明の『制覇』は、それぞれの文明次第なので割愛。

じゃぁ、どうやって『影響』をためるかと言うと、カードの能力を使うことで獲得できます。

まず、配置はこんな感じ。

真ん中が『制覇』用のカード。
要するに、得点管理用のカードなんですが、プレイには登場しないということです。

表はその時代の色々な「イノベーション(例えば、<車輪>とか、<火薬>とか、<紙>とか)」である時代カードは山札は時代ごとに分かれています。
カードを引くときは山札から引きますが、引けるのは自分が出しているカード(『アクティブ』といいます)の最大値の山から。引けない場合は、その次の時代の山から引けます。

自分のカードの配置はこんな感じ。

ボードの上には色別にカードをプレイした山をつくります。
一番上がカードの能力を使うことの出来る『アクティブ』なカード。
見えているアイコンが生み出されているリソースです。
「見えている」と言うのが重要で、カードの能力によって『展開』(ずらしておく)ことによって、一気に生産リソースが増えることがあるのです。下にあるカードも能力は使えないけどリソースを生み出す可能性があるわけ。


この写真では、[塔]×6、[電球]×2、[木]×3、[王冠]×8ですな。
能力は後述。

ボードの左は『影響』となったカード。
要するに『制覇』のためのリソースですな。
ここにカードをためていきますが、奪われたり山札に戻ったりする場合があります。

右が獲得した『制覇』。
2人だと6枚、3人だと5枚、4人だと4枚獲得したら勝ち。
『制覇』のためには、自分の手番に2回出来るアクションのうち制覇アクションを行って獲得します。

自分の手版にはアクションを2回行います。
出来るのは……

1)ドロー
『アクティブ』なカードの値(時代)と同じ時代の山札からカードを引く。
その時代から引けない場合は、次の時代から引く。

2)プレイ
手札からカードを1枚出して、アクティブなカードにします。
カードの能力を使うためには、アクティブなカードにする必要があります。

3)制覇
時代カードを得点として獲得します。
文明カード条件が充たされたら制覇できます。

4)発動
カードの能力を使うこと。

カードの能力は『教義』といい、『優越型教義』と『協力型教義』があります。

先ほど出てきた生み出したリソースの数が重要となり、優越型なら自分よりそのカードの必要リソースの少ない相手を標的に発動できます。

協力型は、自分の左隣から順番に、必要リソースが自分以上のプレイヤーが順番に発動するというもので、最後に自分が解決します

例えばコレ。

<車輪>は[塔](軍事)の協力型教義で、時代1のカードを2枚引けます。


<都市国家>は[王冠](政治)の優越型教義で、相手が[塔]を4以上生み出していたら、その[塔]を生み出すカードを自分の領域(アクティブなカードの置かれる場所)に奪うもの。かわりに時代1のカードが引けるとはいえひどい。
こんなのを出されたら[王冠]を増やすしか防ぐ方法がない?!

先史時代はまだこの程度。
時代が下るとどんどんカードは強力になっていきます。


<データベース>は[時計]の優越型教義で、相手の影響にあるカードを半分『再生』(山札の底にカードを戻すこと)させるというもの。
『制覇』では勝たせないということだな。


<ロボット工学>は[工場]の協力型教義で、自分のアクティブな緑のカードを得点にし、さらに時代10のカードを1枚引いて場に出し、しかも出したカードの協力型教義を自分だけが使うというもの。
工業力が他のプレイヤーより勝っているときはいらない緑を得点(影響)にした上に新しい時代10のカードを獲得した上に、その能力を自分だけ使用できるのでアクションもお得。

これらを駆使して、いち早く制覇を目指すのです!
……たぶん、こう書いてもワケがわからないと思います……なんかつかみにくいし説明しにくいゲームではあるので。
なんというか、アクティブにしたカードのトンデモ能力を駆使して影響をガシガシためたり他のプレイヤーのカードを奪ったり再生(山札のそこに戻す)したりで妨害しつつ、アクションのすきあらば『制覇』をしていく感じ?
間違いなく面白いんですが、レース・フォー・ザ・ギャラクシーとかと同じでカードの能力を覚えてからが勝負なやりこみ型なゲーム。
なんで、2回目、3回目以降から楽しさがわかるゲームですな。
TCGやドミニオンなどのカードプレイングでアドバンテージを取るのが面白いとか、RftGみたいなゲームが好きな人にはかなりオススメなゲームです。

……わからないけど面白そうだなぁ、と思ったあなたはぜひ体験会へご参加ください!

イノベーション【日本語版】
デザイン:カール・チャデク
プレイ人数:2-4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:60分
制作:Iello
販売:ホビージャパン

ご案内は入荷時期が決まったあたりで流せると思います……

追記:たぶんプレイはこんな感じ……

「俺のターン! まず最初のアクションで<メートル法>を起動!
コレは[王冠]の協力型教義で緑のカードが右に展開されている場合は、他の色の山を1つ右に展開できる!
俺の[王冠]は8個で俺以上のプレイヤーはいない。よって俺だけが起動!
この能力により赤のカードを右に展開!」

「な、何だと!!」

「ふっ、それだけじゃないぜ! 第2アクション!
展開した赤のカードのアクティブなカードは<爆薬>だ!
展開したおかげで[工場]はお前よりも多いッ!

能力起動! 優越方教義!!

要求するッ!! お前の手札から最も高いカードを3枚、俺の手札に譲渡せよッ!!

「クソッ! 俺様の手札を3枚も奪うとは……貴様許さん!!」

「ふっ、それだけじゃないぜ! お前は1枚以上俺に譲渡したが、手札のカードは残っている。よって時代7のカードを1枚引く効果は発動しない!!」

「クククク、バカめ、貴様、今[時計]はいくつだ?」
「今のところ2個だが……まさか?!」
「そう、そのまさかだ! 俺のターン、第1アクション!
俺は手札に残された<鉄道>をプレイ! コレで俺の[時計]は貴様以上となる!!

続けて<鉄道>を発動!! [時計]の優越型教義!! 手札のカードを全て『再生』してその後で時代6のカードを3枚引く! ただし時代6にはカードが無いので時代7から最後の2枚、時代8から1枚引く!!

続けてもう一つの能力が連続発動! 今右に展開されている緑のカードを上に展開!! コレで[王冠]でも[時計]でも貴様の数を上回った!!」

……こんな感じか?