冒険を、冒険を求めて若者たちは来た『アドベンチャラーズ:ホルスのピラミッド(The Adventurers: the Pyramyd of Horus)』


まだまだ止まらない新作入荷ラッシュ。
来週にはフラッシュポイントとかが日本に到着しそうな勢い……そのほかのものもドカドカと 日 本 国 内 に は 入ってきそう……当社倉庫に着くのは何時になるのかわかりませんがorz

そんなな中でも今週出荷となった商品を紹介し続けていくのです……。

で、今回紹介いたしますのは入荷ラッシュのうちの1つであるDUST Gamesの古代遺跡探検ゲームのアドベンチャラーズシリーズ最新作、

アドベンチャラーズ:
ホルスのピラミッド

です。

前作「チャクの神殿」では中米グァテマラの密林に潜む古代マヤのチャク神の神殿にお宝を求めて、といったゲームでしたが、今回はタイトル通り、エジプトのホルスのピラミッドに宝を求めて冒険者達が集まります。

なお、前作「アドベンチャラーズ:チャクの神」はAEG社扱いでしたが、諸般の事情でこっちはFFG社からの発売。



さて、プレイヤーたちが今回受け持つキャラクター達はこんな感じ。
 
 
相変わらずのできのよさ。塗装栄えがしそう!!
もちろんそれぞれが「射撃」や「開錠」などの特殊能力を持っています。

あと、「落石ブロック」もこのデキ。

これまた塗装栄えしそう。墨入れだけでもかなりよくなりますよ!

もちろんピラミッドといえばミイラ。

ピラミッド内を徘徊しているので要注意!

今回の冒険の舞台、ピラミッド。
入り口は大きく空いていますが……


出入り口から玄室にいたる廊下はコブラの巣!

サソリだらけの玄室!!

玄室中央にはワニ!!!

そして待ち受けているのは玄室の壁際をうろつくミイラ!!!!

さらにピラミッドは崩壊を開始する!!!!

プレイヤーはこれらを回避しつつ、お宝を手に入れるのです!

ルール的には前作でも使っていた、荷物の量がアクションの回数に反映するシステムを踏襲しており、荷物カードと呪い、負傷などの枚数が多ければ多いほどアクション回数が減る仕組み。

アクション回数は、ダイスを5個ふって、表の数字以上の目が出た個数がアクション数になります。
当然、たくさん荷物を持ってたりすると必要なダイス目が大きくなります。

アクション数はこうやって記録します。

アクションは、使うことで「移動」と「探索」が行えます。

探索箇所がコブラの巣で瓦礫デッキサソリの穴では砂デッキワニの池では水デッキからカードを引きます。
うまくするとお宝だけではなく、バール(バァルに非ズ)とか解毒剤とか、冒険に役立つものが落ちていますが、コブラやサソリやワニに襲われることもあります(負傷の記録として受け取ります)。

コブラだった。

アクションを終えたら、次はミイラが回廊をうろつきます。
ミイラは廊下を行ったりきたりしますが、その速さはダイス目次第。
ミイラに触れると当然負傷扱いになります。
しかも、治らないという厳しさ。

こんな感じで4以上の目で移動。棺のある壁に沿って動いているので、その通り道の上で神像を盗もうとしたりしてもたつくと危ない!

最後に落石。

ピラミッドは崩壊しつつあるのです!!

これも直撃するとそのマスから飛びのく(隣のマスに移動する)ことができますが、負傷になります。
しかも、落石があったマスには入れなくなるので、結果出入り口がふさがっちゃったらアウト。
落石の処理は36個あるタイルを引いて、裏の数字のマスに置くだけ。
36個しかないので、36手番で確実に下敷きですが、普通はその前に出入り口がふさがって死亡確認。

もう、こうなったら、閉鎖寸前。

こんな危険がイッパイどころか、一歩歩くたびに怪我しかねないピラミッドの中に入るのも、壁際にある棺に隠された宝物を(その目的こそ違えど)持ち帰るため!
石棺をあけ(1アクション)て、宝ものを取る(1アクション)ことで勝利点となるお宝が手に入ります。

そして、部屋の中央奥と隅には神像があり、鍵を開けるのに成功しないと盗れないのですが、小物の宝だけではたいした点数にならないので、ミイラが徘徊している中1つは盗み出しておいたほうがよいでしょう。
ただし、盗むと呪われます

呪いは特定の色のダイスを使えなくしてしまうもので、負傷より厄介です。

得点は手に入れたお宝の点数にボーナスを加えたもの。
5種類の神の神像とその神に属する宝物を何柱分盗んでいるかでボーナスが決まります。当然多ければ多いほど点数は高くなります。

こうやって、ゲーム開始時から冒険アクション映画のクライマックスシーン的なテンションでゲームは開始し、展開します。
誰よりも早く、何とか神像を手にし、なるべく多くのお宝を手に入れて帰るのです!
基本運の要素が強いのですが、実際は重量のマネジメントも必要で、なによりゲームの展開がそれっぽい上に、フィギュアの出来がすばらしいものなので、フレーバーや雰囲気を楽しむ要素の強いミニチュアゲームとしてはかなり出色の出来。
その展開に一喜一憂しながら、軽い気持ちでプレイすることが出来るので、正月休みに普段ゲームをしていない親戚なんかと一緒にプレイするのにもいい感じです。

プレイ前にそれっぽい映画とかを見てからプレイする、BGMにサントラを用意するなどオススメいたします。

アドベンチャラーズ:ホルスのピラミッド(The Adventurers: the Pyramyd of Horus)
デザイン:フレデリク・アンリ、ジェローム・ブロシェ
プレイ人数:2-6人
対象年齢:13歳以上
プレイ時間:45分
販売:Fantasy Flight Games
価格:6,000円+税

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