お前がやれぬことならば、俺がこの手でやってやる『世界の七不思議(7Wonders)多言語版』


世界の七不思議昨年のGEN-CON発表からの注目作!

日本では、エッセンシュピール情報が届いたときには当社の初回締め切りは過ぎており、駆け込みの追加オーダーもかなりの数がやってきて、当社も結構な数をバッファとして用意したにもかかわらず、あっという間に初回分が売り切れた

世界の七不思議(7Wonders)
が待望の再生産分の入荷で、本日当社出荷です。


ゲームの内容はすでにいろいろなところで語られていると思いますが、
(1)最大7人でプレイができて、
(2)プレイ時間も人数に関わらず1プレイ30分程度と短時間でぴたっと収まり、
(3)各自の勢力に特殊能力が存在して個別の戦略があり、
(4)スキルと運のバランスもよく、
(5)すぐ隣の人とだけの絡みだけに見えますが、参加者全員の発展具合も気にしたほうがよいというインタラクティブ性を兼ね備えた、
(6)トレーディングカードゲームの遊び方のひとつ、『ブースタードラフト』をメインのシステムにすえた文明建設カードゲームです。
※せめてドラフトで流すカードは2人先まで把握しておいたほうがよいと思うのです。
「だれだよ、緑が溜まっているマウソロス霊廟に追い討ちで緑流すやつは!」

はじめはちょっと淡白に感じるかもしれませんが、ゲーム時間は7人でも3人でも30分なんで、繰り返してプレイすることが前提でしょうから、このくらいでちょうどよいのでしょう。
なにより「……もう1回やってみよう」という気になる点では絶妙なバランス。

個人的には、ボードゲームの国の住人よりトレーディングカードゲームの国の住人のほうがプレイ理論を早々打ち立てれるんじゃないかなぁ、と思えるところはロチェスタードラフトゲームだったドミニオンとおんなじ感想です。

ジャンルのクロスオーバーがあるところにイノベーションありですよ!

箱の後ろルールと、言うわけで2回目の出荷分は多言語版となります。
コンポーネントは英語版とかわらず、日本語とそのほか言語のルールとサマリーが入っていて、パッケージの裏にも日本語表記があるものです。

カードゲームは実のところボードゲームよりも生産コストは高いのですが、量産効果も高いので、バカみたいに数を作れば価格も抑えられるので、他の言語と併せて生産することでお安く作れるわけです。

今回の日本語版のパートナー国は、韓国、ハンガリー、ギリシア……もうひとつの多言語版が、英・独・蘭・伊・西のローマ字言語で固まっているのに対して、ハングル、ローマ字、漢字・ひらがな・カタカナ、ギリシア文字と、見た目がかなりワンダーな感じになっています。

なによりギリシア語がゲームのテーマに即していてかなりかっこいい

そしてこの第2版からの変更点がいくつかありまして……

◆プラスチックトレイがつき、初版の軟弱な紙材質に比べると、収納性がぐぐっと向上。

輸送時の破損もコレで減ってくれているといいなぁ。

◆カードは全言語バージョン共通の英語表記ですが、カードの質が変わっていまして、写真では判りにくいまったく判らないのですが、現物は新しいほうの表面のコートが質のよいものになって過酷なドラフトに対する耐久力が増しています。

いや、よーく見ると、新しいほうが一応滑らかに見えるかな?

オマケに、紙自体も断面を見て判るとおり、トレーディングカードゲームなどで使っている、芯のある紙を選んでいるのでコシもある、耐久力のあるものになっています。

写真で上に重ねているのが新しい材質、下が初版ね。
うっすら見えているのが、カードの芯。

まぁ、材質を向上させても傷むことは間違いないので、専用サイズのスリーブ推奨です

◆プレイヤーのボードにも変更がされており、エンボスが目のこまかいものになり、紙質もよくなって反りがなくなりました。

あと、ボードのタイトルにも変更がされていて、英語で都市名+七不思議名で表記されていたものが、ギリシア語(?)のローマ字表記で都市名だけになりました。

特別能力もすべてアイコン化され、言語依存がなくなっています
このあたりは欧州市場を見据えての製品ならでは。

◆パンチボードもカットが若干よくなっています。
写真で判るかな?
ブリッジ部分がありません。

◆コインも木製から紙製パンチボードに変更されました。
何より、金のコインが価値3コインであると、ぱっと見判るようになったのが重要なんじゃないか。
※追記:うん、今後の都合、数字が書いてあることが重要になるみたい。

このように微妙にグレードアップがされておりますので、買いそびれていた人にはもちろん、遊びすぎてぼろぼろになった人は、この機会に買いなおすのがよいかと思われます。
店頭には週末までには並ぶかと思いますので、全裸待機でお待ちください!!

世界の七不思議(7Wonders)多言語版
プレイ人数:2-7人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:約30分
ゲームデザイン:アントワン・バウザ
製作:Repos/Asmodee
日本語ルールつき
価格:6,000円+税

あと、本日同時に『カーゴ・ノワール』も出荷となっているハズ。

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