この機械をがらくたにしても資源は……『ニコデマス』


新作、2人用ゲームが続きますが、今回ご紹介します
ニコデマス

は、幻想的で奇怪なアートワークが印象的な『イマジナリウム』を2人用ゲームに換骨奪胎してデザインしたゲームとなります。

プレイヤーは、退職する夢の工房雑用係助手、ニコデマスの後釜を競い合うことになります。
※夢の工房、「夢のような工房」ではなく「夢の世界の何らかの創造にかかわっている工房」の模様。

元ゲーム同様、カードには様々な機械(の元となるがらくた)のカードと、その機械が流れてくるベルトコンベヤがあります。
資源も元ゲーム同様、水晶、木材、銅、黒炭素となります。

プレイヤーは手番を交互に得て、プレイが進行します。
手番でできることは【手札の機械をプレイ】【がらくた場の機械の修理】のどちらかです。

【手札の機械をプレイ】をした場合、カードはガラクタ場(コンベヤ)に置かれます。2列埋まると前半の列はすべて捨て札になるので注意しましょう。
これをすることで、

A.そのカードの勝利点に記載の値と同じ数の黒炭素を得る
B.そのカードの生産ゾーンに記載の資源を得る
C.カードの効果を適用する(いろいろ効果はありますが、「資源を得る」「資源を交換する」「相手から機械や資源を奪ったり捨てさせる」「プロジェクトを得る」などがあります)

その後、手札は5枚になるまで補充されます。

【がらくた場の機械の修理】をした場合、ベルトコンベヤ上の機械を修理して、自分の前に置くことになります。

あと、修理する機械のコストは、自分の修理した機械の生産ゾーンに記載された資源の分だけ下がります。

カードとリソースの流れはこの図のような感じ。

そのあとで、プロジェクトの条件を満たしているかを確認します。
プロジェクトは主に修理した機械が条件に合致しているか確認し、その条件を満たす機械ととともにわきによけておきます(カードとプロジェクトはゲーム終了時に点数になります)。

その後、自分の前の機械が4枚あるなら、最後の1枚を残して3枚をわきによけます――これもゲーム終了時に点数になります。

機械を作るためのリソースを得るには、がらくた場に機械をプレイしなければなりませんが、プレイされている機械は修理の対象となるため、相手プレイヤーがプロジェクトの達成に使用できるものは出したくない――あたりが基本的な悩みどころ。

これをいずれかのいずれかのプレイヤーが20点に達するか、山札が月て手札が補充できなくなるまで手番を交互に繰り返して、点数が高いほうが勝者となります。

『イマジナリウム』の競りの部分やアクション選択などの特徴的な部分はシステムとして持ち合わせてはいないのですが、機械の修理と破棄を繰り返してプロジェクトを達成していく点や、製作した機械による効果やリソースの管理などは思った以上に元のゲームの雰囲気が残っており、また2人用ゲームとして、相手の行動を読み、自分の利益を得る一手一手を選ぶ部分の感覚はなかなか手ごたえがある感じとなっています。
『イマジナリウム』がすきな人はぜひ手に取ってプレイしてほしい内容となっており、また、『ニコデマス』をプレイして面白いと思った人にはぜひ『イマジナリウム』をプレイしてみてください。

ニコデマス
プレイ人数:2人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:30分
製作:Studio Bombyx
デザイン:ブルーノ・カタラ&フローリアン・シリアイックス
価格:4,400円+税