大平原の小さな闘い『グレートプレインズ』


北アメリカの大平原でのヘビ族とコヨーテ族の争い。そう、このゲームは2人用、かわいい見た目に手ごろなプレイ感。しかしこのゲーム実は結構手ごわいぞ…

グレートプレインズ

このゲームの目的はマップ上の黄色いスペース(平原)に自分の部族コマを相手のコマよりも多く送り込み、その地を支配すること。

マップは両面のヘクスタイル7枚をランダムに配置。両面の6角が7ヶ所配置なので同じ構成になることはまずない組み合わせの数です。

プレイヤーはまずマップ内の洞窟を自分の縄張りに設定。各部族3つずつ自分の縄張りを決めたらゲームスタート。

プレイヤーが1ターンに出来ることは、自分の縄張りかすでに置いてある部族に隣接して部族トークンを置く。
なんとこれだけ。うん、シンプルだ。各プレイヤーは20個ずつ部族トークンを持っているので、それらをすべて置き終わったときにゲーム終了となる。
コヨーテVSヘビ

部族トークンは山(灰色のマス)には置けず、低地(緑か黄色のマス)にのみ置けます。一度置いたトークンは基本的にはもう動かせません。

黄色の草地に部族を配置すればそれは点数行動。まぁゲームが終わるまでは得点になるかはわかりませんが。
愚直に草地を目指すのもいいですが、緑の低地にいる動物たちのチカラを借りてみるのも良いでしょう。

馬、鷲、熊のチカラを借りる事により縄張り争いはグッと戦略的になります。動物のいるマスにトークンを配置した場合、「動物タイル」を獲得します。動物トークンは各3枚しかないので、もし残っていない場合は取ることはできません。

馬は山は越えられないが2スペース先の低地にトークンを配置可能に。

鷲は山を越えてちょうど反対側の低地にトークンを配置可能に。低地を越えられないのはご愛敬。

熊は相手がすでに占有している低地に自分の部族を送り込み押し出すことができます。押し出す先に部族トークン(相手でも自分でも)があると使えません。しかし押し出す先が山やマップ外の場合はなんと相手のトークンを除外できます!

これらの動物パワーは、ゲームの基本ルールを変更してくるだけあってとても強力。あればあるだけ欲しい!

…でもちょっと考えましょう。先ほどもちょっと触れましたが一度置いたトークンは動かせません。例外は熊パワーですが、これは相手からの妨害なので自分の利益になるようには使われない。そしてトークンの総数は20個のみ。そう、動物タイルを取るためにトークンを使用すると得点になる草地へ置けるトークンは減るわけです。

この悩ましい選択を続け、相手の部族とバチバチやりあい、お互い20個のトークンを置き切ると得点計算へ。

黄色の草地の連続を「平原」と言い、マップをまたがっていても一つの平原として数えます。1マスごとに1点+その平原に隣接している泉の点数がもらえます。
下の例だと上部の平原は2+1泉で3点、中央は5+1泉で6点、下部は1点です。

その平原の点数を獲得できるのは、そこに相手の部族より多くトークンを配置できた部族のみ。同数配置されている場合は共倒れとなり何もおきません。
戦争は数だよ、アニキ。

ランダム配置なので変わりますが、だいたい10前後の平原が存在すると思いますのでそれぞれでマジョリティを確認し、それらの得点を合計、最も得点の高い部族が勝者となります!

グレートプレインズはルールがとてもシンプル、特殊能力もわかりやすくプレイするのは簡単です。しかしながら勝利するのは簡単ではないでしょう。最初のマップ生成以外にはランダム要素はないのでお互いのやりたいことや途中での得点はすべて丸わかり。自分の利益は相手の不利益、一手一手を慎重にプレイしましょう。

ゲームは必ず40ターンかかりますが、よっぽど長考をしない限りデータ通り約20分で終わります。秋の夜長に繰り返し遊んでみてはどうでしょう?

グレートプレインズ
プレイ人数:2人)
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:約20分)
製作:Lookout GmbH
デザイン:トレバー・ベンジャミン ブレット・J・ギルバート
価格:3,600円+税