の・ぼ・り・べ・つ、といえば『クマ牧場』!


クマボクジョ!
クマ牧場

このような……

愉快な仲間が待っているボードゲームとなります。

プレイヤーのボードは……

米英/チェコ


フランス/ロシア


ポーランド/ドイツ語圏


ノルウェイ/日本

となっております。
なおこの「クマ牧場」のプレイヤーボードのタイトル、版元から、原版発売前になにに使うのかわからないまま「Bärenparkって日本語でなんて言いますか?」という質問に送った翻訳だったりするのだ……おそらくほかの言語も同じ感じで調べたに違いない。

そして、プレイヤーはそれぞれこのボードを受け取って、自分の国にクマ牧場を建設するのです。

共通ボードにはこのように建設予定の施設のタイルがずらり。

シロクマ(ホッキョクグマ)、ゴビクマ(ヒグマの亜種)、パンダ(クマと共通の先祖を持つ……かろうじてクマ)、コアラ(有袋類であり、クマではない

の動物小屋は白のマークが。


1枚ずつしかない飼養場はオレンジのマーク。


緑地(人が遊ぶ施設)は緑色。


またそれとは別に「用地」があります。

ルールはシンプルで、
1)手元のタイルから1枚選んで配置し(はみ出ないように、すでに置いているタイルには接するように……できなければパスで、緑地タイルを1枚取る)
2)配置したときに隠れたアイコンに対応するタイルや用地を獲得する(白のミキサー車、オレンジのユンボ、緑の猫車。測量員は用地に対応)。

を繰り返していくだけ。
各「動物小屋」と「飼養場」タイルには点数があり、これは高い順に積まれているので先に獲得することが大事。


ミキサー車を埋めたので……


動物小屋の中からコアラを選ぶぜ! すでにクマ牧場建設じゃない!

今度はこれを置いて……


測量員と猫車が埋まったので、


用地と遊戯施設獲得。
こんな感じで進めていきます。

また、各用地(スタート用地含む)は1マスだけタイルが置けない場所があり、そこ以外全部埋まったらクマの銅像を、これまた点数の高いものから早い者勝ちでストックから建設!


用地が全部埋まったので、クマの銅像立てるよ!


二番目は15点!

最初の用地を含めて、4枚すべての用地を誰かが埋めたら、ほかの人は1手番だけ行ってゲーム終了……あとは点数を合計するだけ!


これだと……79点。
どうすれきれいにタイルを埋めきれるか……しかも、ほかの人より早く、を考えるだけ!
考えなければならないこと、自分の手番にできること・すべきことがすごくシンプルで、待ち時間の間には「自分はどう置こうか?」ということだけ考えていればいいので、待ち時間もそんなに気にならない感じでサクサク遊べます。

このように、シンプルでスピーディーで年齢を問わずに遊べるゲームとなっておりますが、もう少し複雑にしたければ、これまた早い者勝ちで目標達成者が獲得出る「契約タイル」などもあります。

条件達成店は結構高いので、これまた次のタイルはどれを取るといいのか悩ましくなる。

プレイ時間も短く、軽めのタイル配置ゲームとして楽しく遊べる一品。配置後のボードも楽しく、万人にオススメいたします。

クマ牧場
プレイ人数:2-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:30-40分
製作:Lookout Games
デザイン:フィル・ウォーカー・ハーディング
価格:4,000円+税

なお。
謎のパーツはこうするらしいです。