ニグレド、アルベド、ルベド『ドミニオン:錬金術』


ドミニオン:錬金術師本日紹介いたしますのは昨日無事に出荷作業も完了いたしました、
ドミニオン:錬金術です。

たぶんあまり読んでる人がいないのではないか、と思われるルール冒頭のお話によると…
両親から領地と財産を引継ぎ(具体的に屋敷3つと銅貨7枚ほど)地方領主となったあなたは、数々の陰謀渦巻く上流社会を生き抜き、海に出ることのできる川を手に入れ海外進出を果たし、そして今作では最新知識である錬金術に手を染めます。

そうかー、時代背景的には16世紀前後なのか、ドミニオン。

そのうち新大陸経営とか、インド航路開発とか、地球一周とか、アジア貿易とか、植民地獲得競争とか出るのかなー。

●金では買えないものがある
さて、今回のテーマとなっている『錬金術』の大きな特徴は「ポーション」と呼ばれる財宝カードの存在。

万物を融解する霊薬ポーション4金で購入できる財宝で、『錬金術』で新たに追加された12種類の王国カードのうち、実に10種類がこの新たなコストである「ポーション」が必要となります。

コストにポーションを含まない残り2枚のカードのうち、「弟子」はポーションがあるときにより役立つカードですので、実質11枚がポーションと関係があるのです。

また、12種類の王国カードうち、1つは財宝カードである「賢者の石」、もう1つは勝利点カードである「ブドウ園」で、アクションカードは10種類という内訳になっています。アクションカードのうち2枚はアタックカードです。

●全部で組み合わせは何通り?
ポーション無用!

コストとしてポーションがあるカードは強力である傾向にあるのですが、コストにポーションが無いカードにとってポーションは手札にあってもゴミにしかならないため、最初の10種類の王国カードの比率でポーションの重要度は大きく変わるでしょう。

いろいろな組み合わせをお試しください。
ルールには錬金術+基本セットのオススメが3パターン、錬金術+陰謀のオススメが3パターン収録されています。
海辺との組み合わせは載っていませんが、ものすごい組み合わせがありそうなのでいろいろお試しあれ。

王国カードは12種類
今まで出たカードの種類は『基本セット』、『陰謀』、『海辺』、プロモーションカードをあわせると実に91種類にもなり、どっぷりドミニオン三昧でもしばらく遊び倒せるというものです。

店頭には明日あたりから並び始めると思われますので、ご期待ください!

ドミニオン:錬金術
プレイ人数:2人~4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:約30分
ゲームデザイン:ドナルド・X・ヴァッカリーノ
日本語版製作・販売:ホビージャパン
価格:3,000円+税

オマケ:ちょっとゲームとは関係無いところで思い当たったところをいくつか。

ゴーレムよ歩行は快適か?
賢者の石、お安くなっております「賢者の石」は山札と捨て札置き場のカード枚数が増えれば増えるほど金としての価値が上がるカードなのですが・・・

錬金術の究極の目的である賢者の石なのにゴーレムよりお安くなっております。

フレーバー的には納得いかねぇ。

課題の見出される庭園
アルコール変成術師何故に「ブドウ園」が錬金術に入っているのかといいますと、アルコールの精製と錬金術の関係は深く、また錬金術の究極の目的である「不死性の獲得」に関係して、ぶどう酒は「不老不死の霊薬」「キリストの血」であるからなわけです。だそうだ。
ウィスキーとかウォッカをおいしくいただけるのも錬金術師達のおかげなわけだね。

達人の山
やくしじゃないよ「薬師」は「くすし」と読みます。「やくし」じゃないよ。「やくし」だと薬師如来のことだよ!

ドミニオン:仏法は予定のかけらもございません。

ちなみにコストは
薬草商→2金
薬師→2金P
錬金術師→3金P
弟子→5金

なので、改築でつぶしたときの価値が高いのは錬金術師ではなく弟子のほうです。

そうかー、弟子のほうがつぶしが利くのか。

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