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10月

 みなさんこんにちは。『FF-TCG』プロデューサーの景山です。

 いよいよ『Opus X Ancient Champions いにしえの戦士たち』最後のカードレビューとなりました。RBが予告していたように今回も『Final Fantasy III』に登場する悪役を紹介していきたいと思います。

 そう、僕はこのシリーズではすべて『FF III』の悪役を紹介するというテーマで行なってきました。となれば、最後に紹介すべきカードは当然このキャラクターということになるでしょう。『FF III』最大の敵【10-028L】暗闇の雲です!

【10-028L】暗闇の雲

 これまでに【暗闇の雲】という名前のカードは『FF-TCG』では3枚登場しています。その内訳は水属性が2枚と闇属性が1枚という具合になっています。そして今回の【10-028L】暗闇の雲は新たな属性として氷属性が与えられています。このゲームは属性ごとにおおまかな役割が存在しますので、新たな属性ということは今までとは違った方向性のアビリティを持つ可能性がある、ということになります。ではさっそくそのアビリティの中身を見ていきましょう。

 コスト4でパワー8000という、いわゆる標準的なサイズを持つこのカードは2つのオートアビリティを内蔵しています。1つめのアビリティは「暗闇の雲がフィールドに出たとき、あなたのコントロールするキャラクター1体をブレイクゾーンに置いてもよい。そうしたとき、対戦相手は自分のコントロールするダル状態のフォワード1体を選択する。それをブレイクゾーンに置く。」というものです。

 このアビリティは少し水属性っぽさを残していますね。彼女とちょっとした関連性がある【3-123R】暗黒の雲ファムフリートの能力を思い出させます。一見すると1対1交換のように見えますが、こちらはキャラクターならなんでもよく、対戦相手はフォワードでなければならないという点が強さを感じさせます。

 5体並べたバックアップのスペースを空けるためにすでに一仕事終えているバックアップをブレイクゾーンに置いてもいいですし、【5-129C】シュレディンガーなどのようなフィールドに出ることですでに役目を終えているキャラクターを有効活用することもできます。ダル状態だけという部分と相手が選択するという部分で使うタイミングを選ぶアビリティとなっていますが、それでも十分に強力なアビリティと言えます。

 2つめのアビリティは「暗闇の雲がアタックしたとき、すべてのプレイヤーは自分のコントロールするアクティブ状態のキャラクターを2体まで可能な限り選択する。それらをダルにし、凍結させる。」というものです。「ダル」「凍結」この2つの単語でぐっと氷らしさが出てきました。

 アタックしたときにアクティブ状態のキャラクターを2体もダルにして凍結させることができるというのは、こちらのアタックが通りやすくなることを意味します。ただ、気をつけたいのが【10-028L】暗闇の雲をコントロールしている側もこのペナルティに引っかかってしまうという部分です。

 ただ、「アクティブ状態の」という条件があるので、アタックしている最中のこのカードは基本的に凍結させることはありません。味方も敵もすべてダル、そして凍結させて延々とアタックし続ける、というシチュエーションに持ち込むこともできるかもしれませんし、そうなった場合にあなたが勝利を得るのはそう難しいことではないでしょう。

 なお、セオリーとは逆ですが、アタック前にできる限りバックアップをダルにするよう行動しておけば、少なくともそれらを凍結させることはないので毎ターン無理なくCPを出して行動することができるはずです。

相性のよいカード

 さて、このようにおもしろいアビリティを2つ持つこのカードですが、よりよく使うために相性のいいカードをいくつか見ていきましょう。

 1つめのアビリティをまず考えるのであれば、【5-033R】グンパのようなブレイクゾーンに置かれることがデメリットにならないもの、もっと突き詰めれば【7-038C】ブリザのようにブレイクゾーンに置かれることで真価を発揮するものとの相性は抜群です。これらは【10-028L】暗闇の雲と同じ氷属性ですので、無理なくデッキに投入して使用することができるはずです。

 また、2つめのアビリティは相手の選択肢を減らしていくのが有効になります。つまりは相手のキャラクターをできる限りダルにしておくことです。【8-026L】ガーランド [IX]はこの役目にうってつけです。あるいは【9-027H】スコールのようにダルにできるカードもこのアビリティの底上げになります。

 ちなみに、強いかどうかはさておいて、個人的に好きな組み合わせとして【1-185H】皇帝と【7-091H】皇帝があります。【10-028L】暗闇の雲の1つめのアビリティで【1-185H】皇帝をブレイクゾーンに置きます。そうすると【10-028L】暗闇の雲【1-185H】皇帝のアビリティが同時にスタックに乗るので、まず【1-185H】皇帝を解決して【7-091H】皇帝を持ってきます。そうすると、たとえ相手がダル状態のフォワードをコントロールしていなかったとしとも相手のフォワードを2体ダルにできるので、【10-028L】暗闇の雲のアビリティでどちらかをブレイクゾーンに置かなければいけなくなります。また、【10-028L】暗闇の雲の2つめのアビリティで相手がフォワードをダルにすると、【7-091H】皇帝がほかのアクティブ状態のフォワードに3000ダメージを与えることができます。ちょっとおもしろい組み合わせではないでしょうか。

 さあ、最初に言ったように『Opus X』のカードレビューはこれでおしまいです。もうまもなくプレリリーストーナメントがあり、そして「世界選手権2019」、「Winter Cup」、日本国内では「第3期名人戦」などのさまざまな大会が待ち構えています。いち早く『Opus X』 の真価を解読して、環境の勝利者となりましょう!

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