遂に陸上自衛隊で配備開始となった20式5.56mm小銃。メディアでの量産型公開はこれが初めてのことだ。2020年5月に確認した“試験用小銃000001”と量産配備型には何か違いはあるのか。現時点で確認できた範囲の量産配備型20式について、その細部をご紹介する。
セキュリティ関連小火器を展示するエンフォースタックは2022年3月1日と2日に3年ぶりに開催された。コロナ禍の中、参加を断念したメーカーもあり、完全な形での開催とは言えないが、前回より多くのメーカーがここに集結し、最新の実機を展示し、見応えのあるイベントとなっている。このエンフォースタックについて前後2回にわたってレポートしよう。今回はその1回目だ。
SIG SAUERカスタムワークスが2022年3月1日に発表したP320のニューモデル、それがスペクターコンプだ。XFIVEと同じサイズながらコンパクトスライドを搭載、斜め前方に向けたワンポートのコンプを組み合わせている。この銃はマッチ用のレースガンとしてより、キャリーガンとして使用されることを想定したものだ。
約120年前、英国軍による採用を目指して“セミオートマティック シングルアクションリボルバー”が開発された。結局採用には至らず、また普及することなく消えてしまったが、そのコンセプトやメカニズムは極めて魅力的だ。今では貴重なコレクターズアイテムになっているこのリボルバーを詳しくご紹介したい。
シングルスタックでスリム、そして余分なでっぱりを極力排したスムースなボディ、さらにダットサイトもセットという究極の9mmキャリーガンを手に入れた。それがXD-S Mod.2 OSPだ。載っているダットサイトはクリムゾントレースの安価なものだが、実に狙いやすい。時代はどんどん進んでいる。
スミス&ウェッソンのモデル29といえば、ピンドバレル+カウンターボアードのモデル29-2、それも6.5インチバレルがもてはやされるが、これは1982年から1988年までに作られたモデル29-3の6インチモデルだ。既に製造プロセスのショートカットは始まっているが、まだビンテージリボルバーとしての香りは色濃く感じることができる。
ローラーディレイドブローバックの9mmモデルといえば、H&K MP5が思い付く。MP5が誕生してからすでに半世紀以上が経過するが、これに続く成功作はまだ現れていない。そんな中、ハイエンドのマッチガンを世に送り出しているJPエンタープライゼスがローラーディレイドブローバックの9mmピストルキャリバーカービンを開発した。
フランスのスナイパーライフルといえば、FR F1/F2やPGMウルティマ ラティオなどが有名だ。しかし、時代は変わった。フランスはもはや自国製にこだわってはいない。アキュラシーインターナショナルAXの納入が現代のフランス特殊部隊で始まっている。