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フェイルーンの輝く宝石を探検せよ 『ウォーターディープ:壮麗な都』 12月27日(木)発売!

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はじめに

 フェイルーンならどこだって、「ウォーターディープ」という名前は驚異、畏敬、羨望の感情を想起させる。“壮麗な都”はフォーゴトン・レルム最大の都市ではないが、疑いようもなく、フェイルーン大陸で最も有名で最も世界主義的な巨大都市だ。安定した交易と産業によって豊かになったこの主要都市は、さまざまな文化の最高の側面を組み合わせて1 つの光り輝くすばらしい宝石にしたようなものである。ウォーターディープにはフェイルーン全域の文化遺産がある。そしてその住民はそのような文化をふんだんに持っている。
 “壮麗な都”はウォーターディープ山の影の中にある。ここにある天然の港は、ソード・コースト沿いにあるもののなかで最高のものだ。全フェイルーンで最大のダンジョンであるアンダーマウンテンはこの都市の街路と下水道の下にある。そして人の手が加えられていないソード・コーストの内陸地域は、一山当てようと考えるくらい向こう見ずな者たちを差し招いている。
 “壮麗な都”は台地に建設された。この台地に最初に定住したのはイレファーンのエルフだったが、後にメレアキン氏族のシールド・ドワーフが穴だらけにした。その後原始的なイラスク人とテシア人の移民がこの都市を創建した。そしてあちこちさまよい歩くチョンダス人の商人から強い影響を受けた。現在、ウォーターディープは人間が支配しているが、その城壁内にはほとんどすべての知的種族の代表が住んでいる。
 ウォーターディープには傲慢な貴族、勤勉な職人、狡猾な商人、豪胆な船乗り、勇敢な冒険者が住んでいる。要するに、ありとあらゆる種類の人がいるということだ。この都市はこれまでずっと富と影響力の中心地だった。力、富、芸術的な達成を夢見る者たちがその夢を実現するためにこの都市にやって来る。
 ウォーターディープは恐るべきダンジョンの都市でもある。
 アンダーマウンテンや“墓のダンジョン”の深部にあえて足を踏み入れる者たちは莫大な富と危険なモンスターを見つけるだろう。“影の港”スカルポートは違法な品物や闇の取り引きを探している者たちを差し招いている。太古からの抗争がウォーターディープのギルドと貴族家をばらばらに引き裂いている。秘密主義のウォーターディープ領主会議を転覆させたいと考えている勢力がたくさんある。近隣のラスカンにある“秘術団”はその南にある憎むべきライバルを弱体化させたいと考えている。サーイのレッド・ウィザードはウォーターディープの市場を支配したいと考えている。セルーネイ教会とシャア教会はその永遠の戦争の戦場として“壮麗な都”を使用している。無数の傭兵グループがこの都市にやってきては、命をかけて稼いだ金を使っている。オームーの影盗賊団は領主会議をやっつけようと計画している。なぜならかつて領主会議は影盗賊団をこの都市から追い払ったから。シールド騎士団やクラーケン団といったようなスパイや傭兵が噂をばらまいたり、がっちりと守られた秘密を盗んだりしている。スカルポートの鉄輪団のエージェントが人々を拉致して深みへ連れ込み、奴隷として使用している。その間ずっと、秘密主義のウォーターディープ領主会議はこの都市の寛容な気質、賢明な支配、強力な魔法の伝統を維持しようと頑張っている。

壮麗な都

 ウォーターディープは“南方”の諸都市より新しいが、それでもその歴史は何千年にも及ぶ。人間は少なくとも2,000 年に渡って、ディープウォーター湾岸のさまざまな定住地に住んできた。そのような定住地としてはサーゴース、ブラッククローク要塞、ブラッドハンド要塞、“ニモアーの要塞”、スカルポートなどがある。これらの定住地の伝統、文化、法律がウォーターディープの文化と社会の基礎を構成している。
 現在、“壮麗な都”は“北方の入り口”として機能している。道路、船、アンダーダークの通路、魔法のポータルなどを使用すればこの都市へ行くことができる。繁盛している市場や長らく忘れ去られているダンジョンでは、ほとんどあらゆるものを買ったり売ったり見つけたりすることができる。興奮、危険、大いなる報酬を探している有能な冒険者の大部分は、最後にはウォーターディープに行き着く。フェイルーンで最も壮麗な都市で生き延び、成功すれば、それらを得ることができるのだ。


文化と社会

 “北方の入り口”である世界主義的なウォーターディープにはあらゆる種類の人々が住んでいる。この都市出身の者もいれば、遥かなる土地からやってきた者もいる。最も数が多いのは人間(64%)だが、この都市の城壁内にはフェイルーン原住のほとんどすべての種族と民族の代表が住んでいる。エルフ( ムーン・エルフが最も多い)とシールド・ドワーフはどちらも全人口の10%を占めている。ライトフット・ハーフリングとハーフエルフはどちらも全人口の5% を占めている。その他の少数種族のなかで結構な数が住んでいるものとしてはノームとハーフオークが挙げられる。前者は3%で後者は2%。
 ウォーターディープの文化と社会に最も強い影響を与えているのはチョンダス人、イラスク人、テシア人だ。ちなみにウォーターディープの人間の民族比はテシア人( 51%)、イラスク人( 23%)、チョンダス人( 22%)、カリムシャン人(2%)、その他(2%)となっている。ウォーターディープの海の伝統はディープウォーター湾岸に最初に錨を下ろしたイラスク人の船乗りまで遡ることができる。この都市の寛容さと平等主義はテシア人移民の遺産だ。彼らの先祖は帝国や支配に対して常に反乱を起こしてきたのである。チョンダス人の商人はここ数世紀に渡って、この都市の文化に強い商業指向を植え付けた。そのためこの都市の主要言語はチョンダス語となっている。
 ウォーターディープ民は話好きで、人懐っこく、呑気で、率直な傾向がある。大部分の者はあまり怒ったり恐がったりしないし、それほど世界主義的でない都市の住民と比べると比較的世慣れている。淫乱と酔っ払いはおおむね容認されてはいるが、尋常ではないとみなされている。世間話ではしばしば、フェイルーンのその他の地域の経済情勢や戦争情勢が主要な話題となる。ウォーターディープ民はおおむね自身の歴史に誇りを持っているが、他の地域を否定したりはしない。彼らは富や個人的な力の増大を夢見ているが、帝国や征服の考えは避けている。
 ウォーターディープは余所者に対して寛容であるため、この都市の街路ではあらゆる種類の衣裳や外見を目にすることができる。但しウォーターディープ領主、黒いローブを着用した治安判事、都市警備隊や都市監視隊の士官や隊員のフリをするのは禁止されている。ギルドの制服を着用できるのはギルド・メンバーだけだが、彼らがそれを着用するのは公務、休日、この都市の外への出張、ギルド会議に限られる。紋章を身につけることができるのはそれを許可された者に限られる。貴族が紋章指輪、ベルト・バックル、ペンダント以外の紋章を身につけることは滅多にないが、彼らの召し使いは主人の紋章が描かれた衣類を着用している。最新流行を着飾っている女性はきらきら光る装身具、透き通った絹のガウン、毛皮、すばらしいデザインの金銀細工が施された胸飾りがお気に入りだ。


ウォーターディープ名士録

 “壮麗な都”には10万人以上の市民が住んでいる。夏季にはその数がさらに5倍になる。このおどろくべき数の市民のなかでことさら有名になった者が数人いる。
 ウォーターディープ公開領主である“パラディンの息子”ピアギアロンと20 人のウォーターディープ秘密領主が“壮麗な都”を統治している。著名な領主としては“剣匠”ブライアン、“放浪者”ダーナン、“おてんば”ニマラ・シェイロン、ラリッサ・ニーサル、“金貸し”マートなどがいる。都市警備隊、都市監視隊(率いるはルラソン隊長)、“灰色の手”(率いるはレンジャー・ジャードウィム)が領主会議による統治を施行している。
 高い影響力を持つ商人貴族が、この都市の富の大部分を支配するとともに、舞台裏で大変な権力を揮っている。一般的な商人と職人の大部分はこの都市にあるギルドのいずれかのメンバーになっている。著名なギルドとしては“音楽家、楽器製作者、聖歌隊会議”、造船技師組合、“魔術師と防護者の監視会”などがある。
 ウォーターディープには強力な秘術呪文の使い手がたくさん住んでいる。“壮麗な都”には資源も自由も両方あるため、それに引き付けられるのだ。著名なアークメイジとしては“ ブラックスタッフ”ケルベン・エアランサン、リーラル・シルヴァーハンド・エアランサン、ハラスター・ブラッククローク、カピヤン・フラーマスティア、テサラー・ハリコーム、ムイラル、マーリル、マルーン、セイヴングリフ、“金属の魔道師”トロブリアンドがいる。有名なバードとしてはダニロ・サンと“仮面の吟遊詩人”がいる。
 ウォーターディープの富に引き寄せられるのは彼らだけではない。邪悪なごろつきも大挙してやってくる。そのなかには“黒蛇”アローネス・オレイン、エレイス・クロールノバー、ザッバス・スールといったような一匹狼もいれば、影盗賊団やザナサー盗賊ギルドといったようなギルドもある。シールド騎士団やクラーケン団といったようなスパイ・ギルドもここで繁栄している。また略奪モンスターからなるさまざまなグループもここで繁栄している。たとえば灰色峰巣のビホルダー、“闇潮の碩学団”、不可視団など。


法と罰

 “壮麗な都”で法的権威を持っているのはウォーターディープ公開領主と秘密領主だ。領主法廷の裁判長はピアギアロンであり、少なくともその他の領主が2人と治安判事が2人参加する。領主法廷はすべての“極”罪を裁く。たとえば疑わしい死亡事件、強姦、魔法の濫用、相続争いなど。
 領主会議から任命された26人の黒いローブを着用した治安判事がウォーターディープ一般裁判所で裁判を行っている。“黒ローブ”のなかの3人は常に“宮殿”で勤務についている。それに加えて日中は各門に1人ずつの治安判事が歩哨に立つ。治安判事はその場で判決を言い渡すことができるが、大部分の判決は証人が提示した証拠に基づいて決定される。治安判事には常に6人以上の都市警備隊員が同行している。治安判事から判決を言い渡されたウォーターディープ市民は常に、2日以内に領主法廷に上訴することができるが、そのような上訴の大部分は棄却される。ウォーターディープには保釈制度がない。弁護士はこの都市で活動するのが禁止されている。但し“プロの証人”による助言は嫌々ながら容認されている。
 ウォーターディープ民はおおむね法に従う。そしてウォーターディープの法律の大部分は明文化されていない。治安判事の(従って彼らを監督している領主会議の)“自由裁量”に任されているのだ。“法規範”が判決の基礎として使用されている。これはすべての犯罪を4 つの“類”に分け、さらに各“類”を極罪、重罪、軽罪、微罪に分けている。
 “第1類”は“領主会議に対する罪”だ。すなわち反逆、成りすまし、公文書偽造、都市の財産の破壊、暴行、命令に対する故意の不服従、政府の役人に対する不敬な言動。
 “第2類”は“都市に対する罪”だ。すなわち井戸に毒を投げ込む、殺人、スパイ、破壊工作、詐欺、盗品売買、非合法な決闘、贈収賄、この都市に非合法に侵入する、浮浪者、不法投棄、正当な理由なく武器を振り回す、無謀運転。
 “第3類”は“神々に対する罪”だ。すなわち聖なる場所を汚す、寺院の財産を盗む、墓荒らし、聖職者に対する暴行、神や聖職者に対する公然とした冒涜の言動、崇拝に際する無秩序な振る舞い。
 “第4類”は“市民に対する罪”だ。すなわち放火、強姦、傷害、魔法を使用した暴行、偽造、奴隷使用、強盗、押し込み、家畜の窃盗/殺害、高利貸し、器物損壊、暴行、業務妨害、騒音。



ウォーターディープ プレビュー(発売日まで定期的に更新します)
※プレビューの文章はいずれも製作段階のもので、製品版とは一部異なる可能性がございます。予めご了承下さい。
“金属の魔道師”トロブリアンド リーラル・シルヴァーハンド “ドラゴン魔道師”マーリル ウォーターディープ領主会議
都市警備隊 灰色の手 目のエージェント団 赤帯団
グレイ・ハンド・エンフォーサー サン・ソウル・モンク ナイト・オヴ・ザ・ブルー・ムーン ムーンスター・エージェント
ウォーターディープの区 ピアギアロンの宮殿 死者の都 スカルポート
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ウォッチスパイダー ガードゴイル スカラダー