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『魔物の書T』 デーモン・ロード紹介

パズズ

 この人物は背が高く、均整がとれたからだつきをしているが、デーモンの特徴は無視できない。彼が近づくにつれ、鳥のような強力な鉤爪が床を引っ掻いた。背中に生えている、羽根で覆われた4枚の翼は油で光り、煙を上げている。頭部はハンサムな人間と野生の鷹の特徴を兼ね備えている。その鉤状の凶悪な嘴には針のような歯がびっしりと生えている。


 パズズはアビスで生き残るという意味において独特の例だ。元々はより強力なオビリス・ロードの1人だった彼の独立は常に“混沌の女王”の目の上のこぶだった。“混沌の女王”が失脚して以降、パズズはアビスの新たなルールとともに進化した。彼は今でもオビリスだが、タナーリは彼を受け入れている。彼はオビリスとタナーリの間の一種の“ミッシング・リンク”なのだ。このような二重性を持つため、パズズの形態は永劫の時の間にあまり恐ろしくなくなってしまった。そのため彼の狂気をもたらす形態能力は現在のおもねる鳥のオーラに形質変化した。彼はまた、いくつかのタナーリ由来と思われる能力も手に入れた。たとえばタナーリ招来能力のように。
 アビスの空を舞うすべての悪の存在はパズズに敬意を払い、忠誠を誓っているが、彼がそのようなクリーチャーを強制的に招請することは滅多にない。パズズには敵がいない。そのような者は、おそらくアビスではパズズだけだ。他のデーモン・ロードは自身の領地の上にある空をいやいやながら彼に与えているように見える。なぜなら空には欲しいものが何もないから。グラズトただ1人がパズズの悪口を言っていることが一般に知られているが、直接行動を起こしたことはこれまで一度もない。パズズの敵とみなすことができるデーモン・ロードがもしいるとすれば惨めで醜いラマシュトゥがそうだが、“醜い子供たちの女王”は永劫の昔からパズズによってトレモールに幽閉されているため、パズズに対する脅威には到底なり得ない。