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『無頼大全』 プレビュー:第1章:無頼の類型

各属性の無頼たち
 すべての無頼が犯罪者というわけではない。ここではD&Dの各属性の無頼キャラクターについて述べるとともに、それぞれの実例を紹介する。
 秩序にして善:秩序にして善の無頼は、個人的な、決して妥協できない名誉と正義の規範を持つ。彼らは善意の持ち主であるが、大きな善を為すためには.とりわけ虐げられた民衆を救うためには、多少のルール違反を厭わない。腐敗した政府に挑む元警官や、世界中の人々を喜ばせるために数々の偉大な芸術作品を取り戻そうとする冒険者などは秩序にして善の無頼である。
 :インディアナ・ジョーンズ、ディック・トレイシー、バットマン。
 秩序にして中立:この属性の無頼は善か悪かをほとんど気にしない。彼らは自分の狡知をもって法秩序や伝統の擁護者たろうとすると同時に、それらの決まり事を己の利益に供しようとする。こうした体制の中で働くことによって、秩序にして中立の無頼は他の手段では得られないアドバンテージを得る。
 :オデュッセウス、桑畑三十郎(映画『用心棒』の主人公)、ジェームズ・ボンド。
 秩序にして悪:秩序にして悪の無頼は利己的で頽廃した人生観の持ち主である。彼らは法律の抜け道や不公正な側面から利益を得、己の行動の結果として誰がどんな目に遭おうが気にしない。こうした無頼は魅力と悪知恵で他者を操って自分の求めることをさせ、最大の利益を得るために、自ら組織を率いたり、他のグループどうしを互いに争わせたりする。
 :ボバ・フェット(『スター・ウォーズ』)、マグニート(『Xメン』)。
 中立にして善:この属性の無頼は法的に問題があるかどうかなど気にすることなく、その場その場で最善と判断したことに自らの才能を用いる。彼らはそれが一番簡単な方法であるならば法の枠内で働くが、法秩序の擁護者たろうとするわけではない。
 : 怪傑ゾロ、スパイダーマン。
 真なる中立:この属性の無頼は日和見主義者である。彼らは他の何よりも自分が大事で、手に入るものは何でも手に入れようとするが、わざわざ他人に危害を加えてまで手にいれようとは思わない。
 : ハン・ソロ(登場当初の)、ララ・クロフト、ルーシー・ウェステンラ(『ドラキュラ』)
 中立にして悪:この属性の無頼は自分勝手で、相手が誰であろうと、好きなものを好きな時に好きなだけ奪う。こうした無頼たちは他人の足元を見たり、恐怖心を利用したりする冷酷な嘘つきであり詐欺師である。インチキ薬の呼び売り露天商や、イカサマ・ギャンブラー、無慈悲な山賊などはこの属性の無頼である。
 : ソーヤー(テレビドラマ『ロスト』)、ミスティーク(『Xメン』)。
 混沌にして善:混沌にして善の無頼は、その行為がどんな結果を招こうが関係なく他人を助ける。彼らは法律や伝統や他人の信念など気にすることなく、己の良心だけに従って行動する。気のいい山賊や革命家、義賊などはこの属性である。
 : スターバック(『宇宙空母ギャラクティカ』)、マルコム・レイノルズ(『Firefly』、『セレニティー』)、ロビン・フッド。
 混沌にして中立:この属性の無頼には所有や権利、善悪の概念がない。彼らはほんの些細な思いつきや気まぐれで何かをしたり奪ったりする。彼らは他の何よりも己の欲求と自由を気にかける。混沌にして中立属性の無頼の多くは、傭兵や海賊、密輸屋である。
 : アル・スウェレンジン(テレビドラマ『デッドウッド〜銃とSEXとワイルドタウン』)、ジャック・スパロウ船長(『パイレーツ・オブ・カリビアン』)、スネーク・プリスケン(『ニューヨーク1997』、『エスケープ・フロム・LA』)。
 混沌にして悪:この属性の無頼は奪えるものは何でも奪い、他人の都合などまるでお構いなしである。計画性がなく、将来における必要性や利益に考えを巡らせることもなく、ただ目の前にあるものを奪い取る。このような無頼は何ものも、時には自分自身のことさえ省みず、ほんの些細な利益のためにさえすべてを危険にさらす。
 : カール・デナム(『キング・コング』)、リディック(『ピッチブラック』、『リディック』)。