【FFTCG】最強の仮想敵ならむしろ使えばイイじゃない! ~第25回自宅名人戦優勝者インタビュー~

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は先週開催された第25回自宅名人戦で優勝した、Reimen Moriokaさんのインタビューをお届けします!

◆はじめに
皆さん、こんにちは!『FFTCG』プレイヤーのたるほです。

ついに「MASTERS 2021」と「第3期名人位決定戦」のスケジュールが公開されました!
新型コロナウイルス感染症の影響から延期されること早一年。ついに公式イベントの再開のアナウンスです。
ただし、まだまだ感染拡大には予断を許さない状況ということで、これはあくまでも予定となります。しかし無事開催の暁にはプレイヤーの皆さんも盛り上がらざるをえないのではないでしょうか?

新型コロナウイルス感染症まん延防止の観点から、事前エントリーの実施がされるなど、万全の対策のもとでの開催となります。
一人一人が気をつけて、再開されるイベントを盛り上げていきたいですね。

さて、そんななか「Opus XIII」環境では2回目となる「第25回自宅名人戦」が開催されました。僕ももちろん参加したものの、今回は強敵たちを相手に成績は2勝2敗と、やや奮わない結果でした。

最終4回戦を終えた時点でReimen Moriokaさん(オンラインイベント以外でのプレイヤー名に合わせて、この記事では以降プチデビさんとお呼びします)と東雲さんが全勝しており、前回同様「優勝決定戦」が行なわれました。

両プレイヤーとも【13-119L】《ソフィ》imageを主役にした「土水」デッキ同士の対決となった「優勝決定戦」は、安定してバックアップを伸ばし続けたプチデビさんが【12-061L】《クルル》imageをキャストし、東雲さんのブレイクゾーンの【12-068H】《フェンリル》imageを使って【13-093H】《サラ》imageをブレイクしたことでバックアップの差が決定的となり、そのままフォワードを展開しきって【13-119L】《ソフィ》imageを維持したプチデビさんに軍配が上がりました。

今回は同型対決を制し、今期も見事“自宅名人”の称号を手にしたプチデビさんにインタビューを行ない、「Opus XIII」環境で急増中の「土水【ソフィ】」デッキの考察をお聞きしました。

プチデビ
5度目の優勝で、今期も“自宅名人”に輝いた関東の強豪プレイヤー。『FFTCG』公式記事連載でのインタビューでもすっかり常連に。
今シーズンも故郷の盛岡冷麺を広めるため、Reimen Moriokaを名乗って日々活動中。


◆「土水【ソフィ】」が最大の仮想敵なら使ってみよう!
――「第25回自宅名人戦」優勝おめでとうございます。プチデビさんは各シーズンで“自宅名人”の称号を獲得していて、僕のインタビューでももはや常連ですが、今シーズンも早々に“自宅名人”になりましたね。
プチデビ:ありがとうございます。

――今回、使用したデッキは「土水【ソフィ】」ということで、プチデビさん以外にも使用者の多い、まさに人気沸騰中のデッキでした。今回プチデビさんが「土水【ソフィ】」を使おうと思った経緯からお聞かせください。
プチデビ:正直に言ってしまうと、今回「土水【ソフィ】」を使ったのは、これ以外のデッキはそのとき全部プロキシ(代用カード)が入っていて、公式イベントで使うことができるのがこのデッキしかなかったからなんです(苦笑)。

【13-119L】《ソフィ》imageは公開された当初からカードパワーの高さを感じていた1枚で、Twitterなどでも他のプレイヤーの方の評価が非常に高かったため、自分でも構築してみることにしました。

試しに回してみてもデッキパワーの強さが感じられて、「Opus XIII」環境初期は「土水【ソフィ】」が環境を支配するんじゃないかと思うほどでした。そこで、このデッキを第一の仮想敵として自分が組むデッキのスパーリング相手にしていました。

そのなかに本当は今回使おうと思っていたデッキもあったのですが、カードの用意が間に合わずお蔵入りになってしまったんです。

とはいえ、このデッキも一度どこかで使っておこうと思っていたので、自分のデッキ以外とも対戦しておきたいということもあり、今回は「土水【ソフィ】」で参加しました。

●「土水【ソフィ】」(「第25回自宅名人戦」優勝)

カード番号 カード名 枚数
フォワード(24枚)
【13-119L】 《ソフィ》 3
【13-118C】 《セーラ[MOBUIS]》 3
【11-064L】 《アーシュラ》 3
【13-057H】 《グラフ》 2
【13-060R】 《セシル》 1
【12-061L】 《クルル》 2
【3-144L】 《レナ》 3
【13-086R】 《アグリアス》 3
【10-106L】 《アーシェ》 1
【9-115R】 《ポロム》 2
【13-096R】 《ニコル》 1
バックアップ(16枚)
【13-093H】 《サラ》 3
【3-143C】 《レオノーラ》 1
【11-120H】 《ブラネ》 1
【9-110C】 《蒼龍王》 2
【1-156C】 《オヴェリア》 1
【11-068R】 《クレイラス》 3
【7-069C】 《コルカ》 1
【12-070C】 《モンク》 2
【2-089C】 《モンク》 2
召喚獣(10枚)
【10-068C】 《クーシー》 2
【9-068H】 《ドラゴン》 2
【12-068H】 《フェンリル》 2
【9-114C】 《不浄王キュクレイン》 2
【13-100R】 《リヴァイアサン》 1
【12-097H】 《シルドラ》 1

――なるほど。本命ではないけれど、実力を確かめておきたかったということですね。【13-119L】《ソフィ》imageをデッキにするにあたってプチデビさんはどういうアプローチをしたんでしょうか?
プチデビ:まずは【13-119L】《ソフィ》imageのダメージとドローのアビリティを発動させるための条件を簡単に満たせるカードを探すところからスタートしました。

最初に注目したのが【3-144L】《レナ》imageと【11-064L】《アーシュラ》imageです。

どちらもブレイクゾーンから【13-119L】《ソフィ》imageを出せるカードで、それぞれ土、水属性のフォワードなので【13-119L】《ソフィ》imageのパワーを上げる役割も担ってくれます。

もう1つ相性のいいカードとして【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》が挙げられます。このカードは土&水属性の多属性カードなので【13-119L】《ソフィ》imageのアビリティでそれぞれの属性がカウントされパワーを+4000できます。
パワーを上げた【13-119L】《ソフィ》imageで相手のフォワードとダメージを与えあえば、パワーの高いフォワードでも一方的に倒せるので除去としても優秀です。倒したい相手がいなければドローをしてアドバンテージを得ることもできるので、状況を選ばず活躍してくれる1枚です。

フィールドに【13-119L】《ソフィ》image、【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》、【11-064L】《アーシュラ》imageor【3-144L】《レナ》imageをそろえて【13-119L】《ソフィ》imageのパワー10000達成を目指すのがこのデッキの基本的な狙いになります。

次に、そこに至るまでの道のりですが、多属性カードである【13-119L】《ソフィ》imageと【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》を両方使う以上、バックアップが2枚以下だとコスト的に運用が厳しいので、まずはバックアップを3枚は展開したいところです。そのため、初手にはバックアップをサーチできる【13-093H】《サラ》imageか【11-068R】《クレイラス》imageに加えて、もう1枚バックアップがあるのが理想的です。

――【11-064L】《アーシュラ》imageを採用した構築ということですが、【カード名(モンク)】と【ジョブ(モンク)】のカードの採用は控えめですね。
プチデビ:【11-064L】《アーシュラ》imageの仕事の大半は【13-119L】《ソフィ》imageをブレイクゾーンから出すことだと考えて運用していました。もちろん展開によっては【カード名(モンク)】のバックアップを出すシーンもありましたが、バックアップは採用したいカードが多い都合上、あまり多くスロットを割けなかったという事情があります。

ただ、序盤にバックアップとフォワードを同時に展開できたり【11-064L】《アーシュラ》imageのパワー分ダメージを与えるアビリティを使う機会が思っていたより多かったりと、【カード名(モンク)】のシナジーに寄せた構築も強そうだなと感じています。

――「Opus XIII」からは、ほかにも【13-057H】《グラフ》image、【13-060R】《セシル》image、【13-096R】《ニコル》image、【13-086R】《アグリアス》imageが採用されています。それぞれの使用感はいかがでしたか?
プチデビ:【13-057H】《グラフ》imageは【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》同様、1枚で【13-119L】《ソフィ》imageのパワーを+4000できるという理由で採用しました。ただ実際に対戦をしていくなかで、【13-057H】《グラフ》imageがいなくても【13-119L】《ソフィ》imageの条件を満たせることが多く、よりデッキにマッチしたカードがあればそちらと入れ替えてもいいかなと感じました。

【13-060R】《セシル》imageは好感触な1枚でした。
今回の「自宅名人戦」は同型での対戦が多かったのですが、相手の【13-096R】《ニコル》imageや【12-061L】《クルル》imageを対処するのに活躍してくれました。また前回優勝した「土雷【イミテーション】」を相手にするときに【9-114C】《不浄王キュクレイン》imageと合わせて【13-003C】《虚構の兵士》imageを対処する狙いもあり、活躍の機会も多いカードだったので、今はもう1枚増やしてもいいかなと思っています。

――いわゆるシステム系のフォワードが多くなっている環境なので、それらに対処できるカードとして強かったわけですね。

【13-096R】《ニコル》imageは多属性がキーカードになるデッキなので、とりあえずで採用してみました。基本的に【3-144L】《レナ》imageから出すカードは【13-119L】《ソフィ》imageと【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》なんですが、どちらもフィールドに出てしまっている状況もあるため【9-115R】《ポロム》imageと合わせて追加の選択肢を用意しています。

パワーが5000とコスト相応のサイズなので【13-086R】《アグリアス》imageなどに狙われやすいですが、1ドローくらいは簡単にできるので使った分のコストはすぐに取り戻せて損をすることは少なく、生き残ったときのバリューは高いです。ただ複数枚採用する理由があまりないので、採用枚数は1枚にとどめています。

【13-086R】《アグリアス》imageは「実際使ってみたらすごく強かった」という意見を聞いて自分でも使ってみたカードです。《オヴェリア》とセットで使う必要がありますが、【13-093H】《サラ》imageで《オヴェリア》をサーチできるので今回は【1-156C】《オヴェリア》imageを1枚入れて【13-086R】《アグリアス》imageとのパッケージで採用してみました。

――【13-093H】《サラ》imageがいるとはいえ【1-156C】《オヴェリア》imageが1枚なのは、【13-086R】《アグリアス》imageのアビリティ発動を狙って使うには心もとない枚数にも感じます。
プチデビ:そうですね。【1-156C】《オヴェリア》imageを出せるのが中盤以降になってしまったり、手札に来たころにはバックアップが5枚すべて埋まってしまったりということももちろんありました。体感でいえば3割くらいですね。

ですが、【13-086R】《アグリアス》imageは序盤から出すプランはあまり想定していないので、その点はあまり気になりませんでした。序盤はバックアップの展開から【13-119L】《ソフィ》imageを狙うことに重点を置いているため、フォワードも【11-064L】《アーシュラ》image、【3-144L】《レナ》image、【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》などが優先されます。相手のフィールドに【12-061L】《クルル》imageのような必ず除去しなければいけないフォワードが出てこないかぎり、コストとして使ってしまってもいいでしょう。

とはいえ【1-156C】《オヴェリア》imageが1枚だと、ダメージゾーンに置かれてしまうと以降いっさい【13-086R】《アグリアス》imageが使えなくなるリスクも考えられるので、2枚目を採用するのも検討しているところです。

――「Opus XIII」では新しく【13-090L】《オヴェリア》imageも登場しました。【10-068C】《クーシー》imageも採用されているので「マバリア」もかなり狙いやすそうですが、こちらを使おうとはならなかったんでしょうか?
プチデビ:序盤は【13-093H】《サラ》imageか【11-068R】《クレイラス》imageからバックアップをサーチして2枚出し、次のターンにもう1~2枚バックを出す、という手順を想定しています。

バックアップを0→2→4と出していくので、そうなると奇数コストの【13-090L】《オヴェリア》imageをキャストするタイミングがあまりありません。

プレイング面でもバックアップをすべて使い切って相手にターンを回すことがとても多く【13-090L】《オヴェリア》imageをアクティブにして構えておくのはあまりこのデッキとかみあっていませんでした。仮にバックアップを残して相手ターンになっても【9-114C】《不浄王キュクレイン》imageや【9-068H】《ドラゴン》imageを構えていることが多く、【13-090L】《オヴェリア》imageを構えなくても取れる選択肢は広いです。

その点で、コスト2の【1-156C】《オヴェリア》imageであればテンポを失わず展開ができますし【13-086R】《アグリアス》imageの除去能力の条件を満たしてくれれば十分で、それ以上の働きはこのデッキにはリターンを求めすぎだと考えました。スペシャルアビリティのために3枚デッキスロットを割けるほど余裕がないということもあり、このデッキでは採用を見送っています。

――【13-093H】《サラ》imageから【1-156C】《オヴェリア》imageをサーチするという話ですが、サーチの対象として【7-069C】《コルカ》imageも採用されています。優先順位としては、土、水属性をそろえるのと【1-156C】《オヴェリア》imageをサーチしてくるのとでは、どちらを優先しますか?
プチデビ:もちろん1ターン目に土、水属性のバックアップを並べられればベストですが、仮に【13-093H】《サラ》imageしかない場合は【1-156C】《オヴェリア》imageを優先してサーチします。その場合、水属性のバックアップ2枚からのスタートとなるので、土属性のバックアップを引けるかはドロー次第になりますが、【13-086R】《アグリアス》imageを3枚採用している以上は【1-156C】《オヴェリア》imageを優先するべきだと考えています。

――召喚獣もかなり多めに採用されていますね。
プチデビ:【9-114C】《不浄王キュクレイン》imageと【12-068H】《フェンリル》imageは「Opus XII」環境ではそこまで見かけなかったカードですが「Opus XIII」環境では活躍間違いなしのカードだと思います。

特に【9-114C】《不浄王キュクレイン》imageは今のメタゲームではかなり活躍すると考えて採用したカードです。「Opus XIII」では【13-119L】《ソフィ》imageや【13-071R】《エクスデス》imageなど自身のアビリティでパワーを上げるカードが多いので、【9-114C】《不浄王キュクレイン》imageで元のパワーに戻してしまえば簡単に対処できます。

もともとこの枠には【13-100R】《リヴァイアサン》imageを3枚採用していましたが、前回の「自宅名人戦」を踏まえて役割の近いこのカードを2枚採用しました。【13-100R】《リヴァイアサン》imageにも【13-003C】《虚構の兵士》imageからのダメージをケアしたり【12-061L】《クルル》imageを守って相手の計算をずらしたりといった役割があるので、1枚はそのまま残してあります。

この【12-061L】《クルル》imageは【12-068H】《フェンリル》imageでフィールドに出せるカードとして【13-119L】《ソフィ》image、【13-118C】《セーラ[MOBUIS]》と並ぶ選択肢になります。コストの軽い召喚獣も多いため【12-068H】《フェンリル》imageから【12-061L】《クルル》imageを出し、【9-114C】《不浄王キュクレイン》imageや【13-100R】《リヴァイアサン》imageにつなげるなど柔軟に動けるのも強みです。


――今回の「優勝決定戦」でも【12-068H】《フェンリル》imageで相手のバックアップをブレイクしつつフォワードを展開したプレイが勝利を決定的なものにした印象でした。【12-061L】《クルル》imageの採用に合わせて【1-103C】《キマリ》imageや【11-072R】《デシ》imageを採用している方もいますが、そういったバックアップは採用されていないんですね。

プチデビ:これもデッキスロットの話になるんですが、【13-119L】《ソフィ》imageの条件を満たすためにフォワードの枚数をできるだけ確保したくて、さらに召喚獣にもスロットを割かなければなりません。

【13-093H】《サラ》imageや【11-068R】《クレイラス》imageという強力なバックアップ基盤のおかげで、バックアップの枚数は16枚に抑えられましたが、【11-064L】《アーシュラ》imageを使う関係で土属性のバックアップには【カード名(モンク)】のカードを採用したいですし、これ以上土属性のバックアップを増やすと8:8のバランスが崩れてしまいます。

そもそも相手の召喚獣は自分のデッキと違う動きをするカードなので【12-061L】《クルル》で利用するためだけにそれらのカードを入れる必要はあまり感じませんでした。使えたら強いかもしれないですが、その役割は同型対決などで発揮してくれれば十分だと思っているので重要視していません。

――【1-107L】《シャントット》imageは各属性のCPを供給する役割を果たしつつ、切り返しの手段としても使える優秀なカードだと思うのですが、採用されない構築も珍しく感じます。
プチデビ:対戦中は攻めの時間だけでなく、当然守りの時間もあり、そういったシーンでの【1-107L】《シャントット》imageは強力です。ですが、こちらは自分から積極的にフォワードを並べるデッキなので、自軍のフォワードを巻き込んでしまうデメリットが大きく、守りたいときだけ都合よく引くのは難しいだろうと考えました。

複数枚採用するとデッキスロットを圧迫してしまいますし、かといってこのデッキで有効に使えるサーチ手段もないので1枚だけ採用というのも難しい。それであればなくていいんじゃないか、という判断で採用は見送っています。

 

◆水属性の時代到来!?デンジャラスな環境を研究せよ
――プチデビさんのTwitterを見ましたが、すべての対戦で水属性が入ったデッキと戦っていましたね。僕も「水雷」を使いましたし、4戦中3戦が水属性を使ったデッキとの対戦だったので、今回はかなり水属性に偏った環境だったように思います。

プチデビ:そうですね。前回「土雷【イミテーション】」が優勝したので、今回も使用者は多いのかなと思っていましたが、みんな試したいデッキがあったのかもしれません。

一言で水属性といっても「土水【ネオエクスデス】」に【13-120H】《ドーガ》imageを採用してバックアップを置かずに攻め込んでくる召喚獣主体の「土水」や、【3-145L】《聖天使アルテマ》imageにフォーカスを当てたKurosawaさんの「水雷」、【ジョブ(一般兵)】をガンガン展開してくるたまごまんさんの「氷土水」などさまざまなアプローチのデッキがありました。

共通して言えるのは、前のめりなデッキがめちゃくちゃ多いデンジャラスな環境だということで、基本的に防戦を強いられた大会でした。
なんとか一度耐えて、地道に切り返していくという感じで勝ちにつないでいけましたが、そういう意味でもEXバーストの枚数は重要で【13-086R】《アグリアス》imageはEXバーストの枚数をカサ増ししてくれたので、今回の勝利に貢献してくれた1枚だと感じています。

――大会を通してみて、今後どんな環境になっていくかイメージはつきましたか?
プチデビ:最初に話したとおり、「土水【ソフィ】」を仮想敵として、今後いろいろなデッキが登場していくと思います。

「土水【ソフィ】」はデッキとして非常に強力ですが、【13-119L】《ソフィ》imageの対策自体はそれほど難しくはないと考えていて、探していくと苦手なデッキタイプも見つかってくると思います。

――今後「土水【ソフィ】」は対策される側になっていくと。
プチデビ:今後の環境は「土水【ソフィ】」を倒しつつ、自分の動きも強力なデッキが勝っていくんじゃないかなと思っています。

たとえば僕の作ったなかでは、「火水雷」の騎士デッキなどが【13-119L】《ソフィ》imageへの対抗馬としてかなり期待できるんじゃないかと感じたデッキでした。

【12-103H】《ベアトリクス》image+【5-118L】《ラムザ》imageのコンビがパワーを上げつつ、【13-119L】《ソフィ》imageをブレイクできるため対処が容易で、残してしまうと毎ターン【13-119L】《ソフィ》imageをブレイクしてきます。

両方対処しなければいけないんですが、「土水【ソフィ】」は除去がそれほど多いデッキとは言いがたく【12-103H】《ベアトリクス》image+【5-118L】《ラムザ》imageを同時に対処するのはかなり厳しかったです。勝率として1割を切っていたので、今のままでは「土水【ソフィ】」は対策を施したデッキに勝ちきれないんじゃないかなと思います。

――脅威に対する対処が苦手という弱点があると。
プチデビ:もちろんさらに研究が進めば「土水【ソフィ】」側でもそういったデッキに対して戦える構築が登場するんじゃないかとも思っています。先ほど話したとおり、僕のデッキにも【13-057H】《グラフ》imageのような、入れ替えを検討する余地があるスロットもありますからね。僕はもうその段階で「土水【ソフィ】」の研究は一度止まっているのですが、もしかしたらそういったところにたどり着いてる人ももういるかもしれません。

6月から開催が予定されている「MASTERS 2021」に向けて、どういった方向にメタゲームが進んでいくのか、みんながどれくらい研究してくるのか楽しみですね。もちろん僕も研究していきたいと思います。

――実に1年ぶりの「MASTERS 2021」ですから、ここに向けてデッキを仕上げてくるという方も多いでしょうね。プチデビさんも「MASTERS 2021」へは意欲的に参加する予定ですか?
プチデビ:こういったご時世なのであまり遠方での参加は難しいかなと思っていますが、関東近郊の大会は、エントリーして抽選が通れば参加していきたいと思います。


◆おわりに
今回は「第25回自宅名人戦」で優勝し、今シーズンも見事“自宅名人”となったプチデビさんのお話をお聞きしました。

「Opus XIII」環境でも、流石の実力で「土水【ソフィ】」を仕上げてきました。「土水」は僕も以前紹介しましたが、作る人によって構築もまったく違うデッキなので、人のデッキを見るほど新しい発見がありますね。

僕としては今回プロキシがあって使えなかったという本命デッキにも興味津々です。「MASTERS 2021」で見られることを楽しみに、体調に気をつけつつ備えたいと思います。

さて、次回の「第26回自宅名人戦」は5月9日(日)、新フォーマットの「L6構築」での開催となります。(受付は当日12:45まで)

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僕もDiscordで腕を磨きつつ、新フォーマット最初のイベントに備えたいと思います。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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