【FFTCG】たるほの隙あらばデッキ語り ~「Opus XII」環境の「風土スカリーXYZ」編~

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週はライターのたるほさんが「Opus XII」環境でお気に入りだという「風土【スカリーXYZ】」について語ります。

◆はじめに
皆さん、こんにちは!『FFTCG』プレイヤーのたるほです。
2月になり、昨年新型コロナウィルスの影響で大会やイベントなどが中止や延期、あるいはオンライン上での開催にシフトするようになってからもう1年近くが経つのだなぁ、とふと思ったりしています。

僕はといえばあふれんばかりの『FFTCG』への情熱を日々Discord上の『FFTCG』公式サーバーへぶつけております。見かけたらぜひ対戦よろしくお願いします!

そんな『FFTCG』へのモチベーションからいろいろなデッキを組んでいるのですが、つい最近「Opus XII」環境No.1のフェイバリットデッキが完成してしまいました。
このデッキについてとにかく誰かに語りたい……! ということで、今回はどこかで実績を残したわけではありませんが、ただただ語りたい気持ち100%でデッキを紹介していきたいと思います。

それでは2021年最初の「たるほの隙あらばデッキ語り」、始めていきたいと思います!

 

◆「Opus XII」のフェイバリットデッキ。「風土スカリーXYZ」!
まずはデッキリストをどうぞ。

●「風土【スカリーXYZ】」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(19枚)
【12-044R】 《スカリーX》 3
【12-045R】 《スカリーY》 3
【12-046R】 《スカリーZ》 3
【3-056H】 《ジタン》 1
【3-065L】 《バッツ》 1
【12-061L】 《クルル》 3
【12-117R】 《イリス》 1
【12-119L】 《ヤ・シュトラ》 2
【10-127H】 《シトラ》 2
バックアップ(18枚)
【5-059R】 《セミ・ラフィーナ》 3
【8-058R】 《ノルシュターレン》 3
【11-056R】 《フィオナ》 1
【12-038H】 《アルテア》 1
【12-048R】 《チョコラッテ》 1
【1-107L】 《シャントット》 2
【3-096R】 《リディア》 1
【5-091H】 《星の神子》 3
【8-069R】 《アプルル》 1
【8-088C】 《レイル》 1
【11-072R】 《デシ》 1
召喚獣(11枚)
【1-062L】 《ヴァルファーレ》 3
【2-049H】 《アスラ》 3
【10-055H】 《チョコボ》 1
【9-068H】 《ドラゴン》 1
【10-068C】 《クーシー》 3
モンスター(2枚)
【5-090R】 《ヒルギガース》 1
【8-080C】 《プーマ夜光》 1

今回紹介するのは「風土スカリーXYZ」デッキです。
その名のとおり、「Opus XII ~クリスタルの目覚め~」で登場した【12-044R】《スカリーX》image、【12-045R】《スカリーY》image、【12-046R】《スカリーZ》imageによる【ジョブ(罪狩りのミスラ)】のシナジーに注目したデッキです。

まず、それぞれのアビリティを改めて紹介しておきましょう。
【12-044R】《スカリーX》image、【12-045R】《スカリーY》image、【12-046R】《スカリーZ》imageは共通して、自身以外の【ジョブ(罪狩りのミスラ)】の数だけパワーが+2000されるアビリティを持っています。

それに加えて,

・【12-044R】《スカリーX》imageは自身以外の【ジョブ(罪狩りのミスラ)】にヘイストと「コスト4以上のフォワードにブロックされない」を与えるアビリティと、《スカリーY》《スカリーZ》とパーティーアタックしたとき対戦相手に3点のダメージを与えるというアビリティ
・【12-045R】《スカリーY》imageは自身以外の【ジョブ(罪狩りのミスラ)】が出るたびにバックアップを3枚までアクティブにするアビリティ
・【12-046R】《スカリーZ》imageは自身以外の【ジョブ(罪狩りのミスラ)】が出るたびにカードを1枚引くアビリティ

を持っています。
これらのアビリティを最大限に活用してアドバンテージを稼ぎつつ、相手への大ダメージを狙うことがこのデッキの戦い方になります。

それぞれのコストは軽いものの、単体ではパワーが低くアビリティも発動しないので、散発的に展開するとそのたびに除去されてしまいアドバンテージが得られません。
そのため【12-044R】《スカリーX》image、【12-045R】《スカリーY》image、【12-046R】《スカリーZ》image同一ターンに一気に展開するのが基本で、さらにどの順番でキャストするかが重要になります。

僕のオススメは

【12-045R】《スカリーY》image→【12-046R】《スカリーZ》image→【12-044R】《スカリーX》image

という順番での展開です。

また【12-045R】《スカリーY》imageのアビリティを活用するためバックアップは3枚以上、できれば【12-045R】《スカリーY》imageともう1枚の【ジョブ(罪狩りのミスラ)】を手札の消費なくキャストできるように4枚用意しておくようにしましょう。

では、この順番で【ジョブ(罪狩りのミスラ)】たちをキャストしていくとどういった挙動になるのかですが、

1.バックアップを2枚ダルにし【12-045R】《スカリーY》imageをキャストする


2.【12-046R】《スカリーZ》imageをキャストし、【12-045R】《スカリーY》imageのオートアビリティが誘発、バックアップが3枚アクティブになる

3.【12-044R】《スカリーX》imageをキャストし、【12-045R】《スカリーY》imageと【12-046R】《スカリーZ》imageのオートアビリティが誘発、バックアップが3枚アクティブになりカードを1枚引く

こうすれば、カードをキャストするために使用したバックアップをすべてアクティブにしつつ手札を1枚増やすことができます。

バックアップが4枚あれば動くことができるというのもポイントで、バックアップが5枚ある状態であれば【8-088C】《レイル》imageや【12-038H】《アルテア》imageを構えておくことで相手の召喚獣や除去に備えることも可能です。
【12-048R】《チョコラッテ》imageをアクティブにしておくことで、残ったCPを無駄にしにくいのもGood!

ちなみにZ→Y→Xの順で動くと稼げるCPが1CP少なくなり、X→Y→Z(またはX→Z→Y)の順でキャストすると稼げるアドバンテージの量は減ってしまいますが、オートアビリティを解決する際に全員のパワーが9000になるため【12-002H】《アマテラス》imageで除去されないよう展開することができます。

状況に応じてキャスト順を入れ替えることで、稼いだアドバンテージがあぶれることを防いだり、リスクを回避しながら【ジョブ(罪狩りのミスラ)】たちを並べられるというのも覚えておいて損はないでしょう。

 

◆【スカリーXYZ】だけじゃない!デッキを支えるキーカードたち
さて、ここまではデッキのキーカードである【12-044R】《スカリーX》image、【12-045R】《スカリーY》image、【12-046R】《スカリーZ》imageの基本的な運用方法についてお話ししてきましたが、ここからはスカリーたち以外のキーカードについて解説していこうと思います。

先述のとおり、この3枚はバックアップが4枚ある状態でキャストすることで非常に効率的に使うことができます。

今回、デッキの属性は「風土」を選択していますが、この組み合わせは【8-058R】《ノルシュターレン》imageと【5-091H】《星の神子》imageの存在によりバックアップをサーチすることに非常に優れています。

【8-058R】《ノルシュターレン》imageは【カテゴリ(FFCC)】のバックアップを、【5-091H】《星の神子》imageは【カテゴリ(FFXI)】のキャラクターをそれぞれサーチできます。

どちらも自身が持っていない属性のバックアップをサーチできることもあり、安定してバックアップを供給することができるのはこのデッキの大きな特徴と言えます。特に【5-091H】《星の神子》imageは【スカリーXYZ】もサーチできるという点においても非常にデッキにマッチしたカードと言えます。

また、このデッキではバックアップをアクティブにする手段が豊富なため、アクションアビリティを持つバックアップを多めに採用しています。
キーカードである【5-091H】《星の神子》imageはもちろん、【8-058R】《ノルシュターレン》imageからサーチしてこれる【11-056R】《フィオナ》imageや、先ほど少し紹介した【12-038H】《アルテア》imageと【8-088C】《レイル》image、【12-048R】《チョコラッテ》imageに【11-072R】《デシ》imageなど、採用されたバックアップのうち半分以上がアクションアビリティを持つため、バックアップをアクティブにして稼いだリソースを無駄なく使える構築となっています。

これら複数のアクションアビリティを組み合わせることで、コンボを狙うこともできます。このコンボに関しては後ほどお話しします。

そして、バックアップの準備と同じくらい重要なのが、自分の手元に【12-044R】《スカリーX》image、【12-045R】《スカリーY》image、【12-046R】《スカリーZ》imageを集めることです。

【11-072R】《デシ》imageや【5-091H】《星の神子》imageはキャストに5CPかかったり、【11-056R】《フィオナ》imageのアクションアビリティも5CP相当のコストを必要としますが、【スカリーXYZ】は3種類そろえられればかかった手間を差し引いてもお釣りが来るほどの強さを持っています。【11-056R】《フィオナ》imageは「バラライギード」デッキに対して強力な【5-090R】《ヒルギガース》imageのようなメタカードをサーチできるのも便利ですね。

こういった各種サーチ手段に加えて【2-049H】《アスラ》imageや【10-068C】《クーシー》imageといった召喚獣も最大限採用してブレイクゾーンからの回収手段を充実させています。

なかでも【2-049H】《アスラ》imageは状況に応じて柔軟な対応ができるカードなので少し詳しく紹介しましょう。

まず2CPまでのキャラクターを回収できるため【スカリーXYZ】を回収できます。これがこのデッキでは一番重宝するモードでしょう。バックアップを5枚アクティブにするモードは【10-127H】《シトラ》imageや【12-061L】《クルル》imageと組み合わせるとそれらのキャストに使用したCPを取り戻すことができるため、フォワードの展開力を高めて【3-065L】《バッツ》imageに一気に複数のジョブを与えるのにも一役買ってくれます。

またバックアップが4枚ある状態から【3-096R】《リディア》imageでサーチしてキャストすることでコストをかけずにバックアップを伸ばしたりと、デッキ内のさまざまなカードとシナジーを持っています。

フォワードをアクティブにするモードも【スカリーXYZ】によるパーティーアタックに対してダルで対抗してくる相手に役立ちます。

最後に紹介するのが、4種類目の【ジョブ(罪狩りのミスラ)】として採用した【3-065L】《バッツ》imageです。

【3-065L】《バッツ》imageは自分がコントロールしているフォワードのジョブを持つというフィールドアビリティを持っているのですが、実はこれ、【スカリーXYZ】と相性が抜群です。

【12-045R】《スカリーY》imageか【12-046R】《スカリーZ》imageがフィールドにいる状態で【3-065L】《バッツ》imageがフィールドに出ると、【ジョブ(罪狩りのミスラ)】を持った【3-065L】《バッツ》imageがフィールドに出たことになり、【12-045R】《スカリーY》imageや【12-046R】《スカリーZ》imageのオートアビリティが誘発します。

【12-044R】《スカリーX》imageがいればヘイストとコスト4以上のフォワードにブロックされないアビリティも得ることができるので、4種類目の【ジョブ(罪狩りのミスラ)】としてその力を存分に発揮してくれます。

また【3-065L】《バッツ》imageはジョブを5つ以上持つ場合、パワーが+3000され、ブレイブを得て、1ターンに2回アタックできるようになります。

もともと4枚目の【ジョブ(罪狩りのミスラ)】として採用したカードでしたが、せっかくならすべてのアビリティを活かしたいということで、このデッキでは先ほど紹介した【2-049H】《アスラ》imageと【10-127H】《シトラ》imageのような組み合わせや、【12-117R】《イリス》imageのように実質的なコストが低いフォワードを採用し展開力の向上を図っています。

 

◆狙え、2つの超必殺技!
それでは最後にさらにデッキを掘り下げて、2つのコンボを紹介していきたいと思います。

コンボ①:【スカリーXYZ】+【10-127H】《シトラ》image+【1-062L】《ヴァルファーレ》image

先ほど紹介した【スカリーXYZ】をキャストする動きに【10-127H】《シトラ》imageと【1-062L】《ヴァルファーレ》imageを組み合わせたコンボです。

まず先ほどと同様の手順で【スカリーXYZ】を展開します。
するとバックアップが4枚アクティブになり、手札は【10-127H】《シトラ》image、【1-062L】《ヴァルファーレ》image+1枚となります。

そこからさらに【1-062L】《ヴァルファーレ》imageをコストに【10-127H】《シトラ》imageをキャストし、【10-127H】《シトラ》imageのアビリティで【1-062L】《ヴァルファーレ》imageを回収することで、最終的な盤面はこうなります。

この状況であれば相手ターン中に【1-062L】《ヴァルファーレ》imageをキャストできる状態でターンを渡すことができます。
すると【スカリーXYZ】が除去されそうになっても【1-062L】《ヴァルファーレ》imageで手札に戻し相手の除去を回避することが可能です。

そして、その次のターンには再び【スカリーXYZ】+【10-127H】《シトラ》imageを展開しなおし、先ほど使った【1-062L】《ヴァルファーレ》imageも回収し、再度構えることができます。

1ターン前と比べてみると、ターン終了時に手札に残っているカードが1枚増えていることもポイントです。
つまり、このコンボは毎ターンフィールドをリセットしつつ、手札を1枚ずつ増やすことができるコンボということになります。

こちらの【12-045R】《スカリーY》imageと【12-046R】《スカリーZ》imageは【12-044R】《スカリーX》imageでヘイストを得ることができ、一方的に攻撃を続けられるのでこちらは攻めのテンポを崩すことはありません。

手札や召喚獣への妨害手段が少ないデッキにはめっぽう強く、一度決まってしまえばなかなか打開するのが難しいコンボなので「火単【侍】」などには止められにくく、手札への妨害手段が豊富な氷属性のデッキが少ない現環境では非常に強力だと思います。

 

コンボ②:【12-038H】《アルテア》imageor【10-055H】《チョコボ》image+【5-091H】《星の神子》image

次に紹介するのは【12-038H】《アルテア》imageor【10-055H】《チョコボ》imageで手札に戻したフォワードを【5-091H】《星の神子》imageで再度手札から出すというコンボです。

シンプルなコンボですが、このデッキに採用されているカードはフィールドに出たときにオートアビリティを発動させるものが多く、たとえばアタックフェイズ中に【10-127H】《シトラ》imageや【12-061L】《クルル》imageを出しなおすことで、相手の計算外の召喚獣をキャストすることも可能です。

また、このデッキにはヘイストを持つ(あるいは持てる)カードが多く採用されているため、予想外のダメージを与えることができるのもポイントです。
なかでも一番の大技はジョブを5つ持った状態の【3-065L】《バッツ》imageを、このコンボで出すことでさらに追加で2回アタックさせるというもの。

たとえば【3-056H】《ジタン》imageと【10-127H】《シトラ》imageがいるだけの状態でも、理想的な手札がそろえば【12-045R】《スカリーY》image、【12-046R】《スカリーZ》image、【12-119L】《ヤ・シュトラ》imageで合計3点、そこに【3-065L】《バッツ》imageで2点×2とすることで1ターンに7点のダメージを叩き込み、ノーダメージの状態からでも逆転を狙うことすらできてしまいます。

一見すると夢のようなコンボですが、フォワードのキャストにかかる実質的なコストが軽く、カードのサーチと回収に優れるこのデッキでは意外とあっさり決まってしまうこともあります。

【1-062L】《ヴァルファーレ》imageや【1-107L】《シャントット》imageを合わせて相手のフィールドを空にしつつ、一撃必殺のコンボを狙っていきましょう!

 

◆おわりに
現環境のフェイバリットデッキである「風土【スカリーXYZ】」についてお話ししました。

初めて【スカリーXYZ】を見たときは「こんな条件の厳しいカード、ほんとに活躍させられるのか……?」と思いましたが、実際にデッキを作ってみると予想以上にコンボを決めることができるうえ、研究するたび新しいコンボが見つかっていく非常に楽しいデッキでした。

実際、先日Discordの「FFTCG公式サーバー」上で行われた『FFTCG オンラインファンフェア2021』の「ガンスリンガーの館」では開発スタッフの方を相手に3連勝することもできたりと、確かな手応えを感じるデッキになったと思います。

堅実な強さがありつつも、一撃必殺のロマンあふれるコンボを狙える自由度の高いデッキなので、興味を持ってくれた方はぜひ【スカリーXYZ】デッキにトライして自分好みの構築をしてみてください。

また『FFTCG オンラインファンフェア2021』の第2回が2月23日(火・祝)に再びDiscordの「FFTCG公式サーバー」で行なわれます。

今回も「ガンスリンガーの館」はもちろん、まだまだ対戦な不慣れな方にオススメの「初心者の館」や、ファンフェアの風物詩「作品単トーナメント」も開催されるので、奮って参加してみてください。Youtubeの配信プログラムもお見逃しなく。

もちろん僕も参加するので、この記事を読んでくれた方はフリー対戦していただけるとうれしいです。ぜひ!

ということで、今回はここまで。

また次回の記事でお会いしましょう!

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