ゼロから始めるピンボール道 第3回「ピンボール鉄板ルール虎の巻」

編集(國)が趣味でハマっている実機ピンボール(及びそのデジタル移植作品)の世界を紹介する連載記事。前回は国内の主要なピンボールスポットや、実機再現台がスマホで遊べるピンボールアプリを紹介しました。

アプリで予習をして、いざ実機にチャレンジ! ……とピンボールスポットへ来たものの、そこには自分の知らないタイトルばかり……。メンテナンス状況によって稼働台が入れ替わりやすいピンボールではよくあるシチュエーションです。しかし、そんなときでもなんとなくゲームを進行できる、攻略の糸口になる共通要素があります。
今回はそんな「ピンボール鉄板ルール虎の巻」を紹介しましょう!

●これまでの「ピンボール道」記事はこちら!
・第1回「あなたの知らないピンボール3つのひみつ」
・第2回「ピンボールが遊べるお店&実機再現アプリ」

 

◆まずはスタートボタンから!

ビデオゲームのピンボールから実機に触れると戸惑いがちなのが「お金を入れてもゲームが始まらない」という状態。基本的にどのピンボールも、お金を入れてクレジットが追加された状態で、スタートボタンを押すことで初めてゲームがスタートします。スタートボタンは大体筐体前面の左側についているので覚えておきましょう。

ちなみに、ピンボールは通常1クレジットで3ボール(3回ボールが落ちたらゲームオーバー)が遊べますが、古い台だと1クレジット5ボール設定の場合もあります。また、台によってはクレジットを連続投入することで追加でクレジットがもらえる場合もあります。初心者はこういった台を探してみるのもアリですね。

 

◆スキルショットで稼ぐ!

無事ゲームがスタートすると、台の右下にボールが排出されます。これをプランジャー(バネ式の射出機構、ボタン式の場合もあります)でプレイフィールドを打ち出すのですが、多くの台はこのとき特定の場所へボールを当てたり、全力で打ち出さずに指定の位置でボールを止めたりすることで「スキルショット」というボーナスが獲得できます。

▲「Tales of the Arabian Nights」(Williams 1996)は、スタート時に得点ディスプレイでコブラがいる穴にボールを落とせばスキルショットに。さらにフィールドへ出てきたボールを即座にマジックカーペットの点滅するランプ(坂)に通すと「スーパースキルショット」でさらに追加得点!

スキルショットは初心者でも狙いやすい難易度になっている台が多いので、初プレイの台はフィールドをよく観察しつつ、力加減を調整しながらボールを打ち出しましょう!

 

◆光っている場所を狙おう!

フィールドにボールが出たら、いよいよフリッパーでボールを弾いていきます。本来ならルールに従って最適なターゲットを狙っていきたいところですが、ルールが不明な場合は光っている場所や、点滅しているポイントをとりあえず狙ってみましょう。効果音やBGMが変化したらゲームが進んでいる証拠。それに応じて光っているポイントが変化することもあるので、続けて狙っていけばOKです。

▲特に重要なポイントは赤などの目立つ色で点灯していることが多いです。

点灯ポイントを狙っても特に変化がない場合は、

・ランプ(坂)やループ(フィールド外側を大きく周るポイント)なら何回も通してみる

・並んでいるターゲットの場合はすべてに当ててみる

などを試すとゲームが進行することが多いですね。

▲「Attack from Mars」(Williams 1995)では「M」「A」「R」「T」「I」「A」「N」の7か所のターゲットを狙ってすべて点灯させると火星人と対決するミニゲームが始まります。

 

◆得点ディスプレイに注目!

ゲームの進行方法や状況を知る方法は、フィールド以外にも用意されています。フィールド後方にある得点ディスプレイは、単純に現在の得点を表示するだけでなく、イベントやミニゲームが発生した場合に表示が切り替わります。※ディスプレイがアナログ表示のレトロ台を除く

どこを狙えば何が発生するのかひと目で確認できるので、前述の点灯ポイントにうまくボールを運べた場合は欠かさずチェックしておきましょう!

「英語でよくわからない」という人も下記の単語だけでも覚えれば大体理解できるはず。
LANE……レーン。ガイドが付いているボールの通り道
RAMP……ランプ。坂になっている立体のレーン(電灯という意味のランプ[lamp]とは別なので注意)
LOOP/ORBIT……ループまたはオービット。フィールド外周のレーン
SCOOP/HOLE……スクープまたはホール。ボールが停止したりフィールド下に落ちたりする穴
TARGET……ターゲット。ボールが当たると反応するボタンなどの的
LIT……リット。ミニゲームなどの発生条件達成。「EXTRABALL LIT SHOOT CENTER LANE」だったら「エクストラボールの条件達成、センターレーンに通すと成立」という意味です

▲フィールド配置の例(「Medieval Madness」(Williams 1997))

 

◆マルチボール&エクストラボールをめざす!

あとの攻略法はゲームのタイトルしだいですが、初心者がまずめざしたいのは「マルチボール」や「エクストラボール」です。ピンボール台にはフィールドの手前に日本語の説明が添付されていることもありますが、多くはこの2つの発生条件が抜粋されています。

ボールが複数個同時にフィールドに出現する「マルチボール」は、大量得点獲得のチャンスなのはもちろん、派手で激しい展開が純粋にアツいです。

▲「FISH TALES」(Williams 1992)は右レーンに3回通せば3ボールのマルチボールが発生!

「エクストラボール」は1ミスをなかったことにしてくれる初心者にはうれしい救済機能。複数の手順をはさむ条件が多いですが、発生したらフィールドやディスプレイを確認して獲得方法をチェックしたいですね

▲「Attack from Mars」には複数エクストラボールの条件がありますが、中央UFOの複数回撃墜がシンプルで狙いやすい。

これらのポイントを把握しておけば、初めて遭遇するタイトルでもある程度楽しく遊べるはず。
詳細な攻略はプレイしながらじっくり研究するのもアリですが、次回からはその手助けとなるようなタイトルごとのカンタン攻略をお送りしていきます。お楽しみに!

 

画像撮影:Williams™ Pinball

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