B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

 

S&Wパフォーマンスセンターが造り上げたS&W版ガバメント

 

 

●他社のモノでも貪欲に取り込む老舗メーカー

 

 S&Wといえばアメリカを代表する銃器メーカーでありガンマニアで知らない人はいないだろう。リボルバーで名を馳せ、数多くの名銃を生み出してきたS&Wであったが、ことオートマチック拳銃に至っては苦戦を強いられていた。

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

 

 そのS&Wが2003年にライバルであるコルトの代表作M1911クローンを発表し世間を驚かせた。しかし、単なるデッドコピーではなかった。これまでのオートマチックで培ってきた外装式エキストラクターや、グリップセーフティ連動のAFPBを内蔵するなどアレンジされていた。またパフォーマンスセンターによる限定品もリリース。いずれも評価は高く現在ではS&Wの屋台骨を支える重要な製品となっている。

 

 

●コダワリ満載のスライド

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

 

 B.W.C.はパフォーマンスセンターカスタムを製作するにあたり、ガラス粉末混入のウレタン樹脂製スライドを製作。通常スライドに後から接着させるブリーチも一体成型にしてあるばかりか、成型品ではスライドの反りや捻じれを防止するための内側のモールドをなくした。これにより、スライドのスリット部の断面が均等に見える。さらに特徴的なスフェリカルブッシングも忠実に再現。

 

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

通称「ライトニングカット」と呼ばれる冷却用のスロットが開けれれたスライドを完全再現。断面が同じ厚みなのがハッキリわかる

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

S&Wを象徴させるウロコ状のセレーションはSCモデルよりさらに細かく加工されている

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

スチール材からワイヤーカットで造られた外装式エキストラクターはライブで可動

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

ボーマーサイトには細かくS&Wのロゴが入れられた、このモデルのためだけに造られた特注品だ

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

バレルブッシュ内側にリング状のスペーサーを組み合わせる「スフェリカルバレルブッシング」

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

「スフェリカルバレルブッシング」は機能、形状ともに忠実に再現されている

 

 

 フレームのフロントストラップにはシャープな30 lpiのチェッカーが後加工で彫られ、アルタモント製のPC純正のG10グリップが装着されている。過去にもSW1911を製作してきたB.W.C.だがSW1911PCはその集大成といえる。

 

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

非売品である貴重なパフォーマンスセンター純正のG10グリップが標準装備されている

 

 

B.W.C.「スミス&ウェッソン SW1911PC」製品レビュー

※写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります

 

DATA

  • 価格:ブラック、シルバーともに¥178,000
    (各色合計限定50挺、カートリッジ6発付き、2019年10月発売)
  • お問い合わせ先:B.W.C.
    TEL:03-5828-8848

 

 

TEXT:IRON SIGHT

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2019年11月号 P.97より抜粋・再編集したものです。

 

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