タナカ S&W M19 4インチヘビーウエイトVer.3【毛野ブースカの今月の1挺!】

「月刊アームズマガジン」編集部の毛野ブースカがおくる『毛野ブースカの今月の1挺!』 。

今月はタナカのガスリボルバー『S&W M19 4インチヘビーウエイトVer.3』をご紹介!

 

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形状はもちろん重量バランスもブラッシュアップされた。M19のエアガンの決定版と言っても過言ではない

 

 かつてのオールドファンならリボルバーを作るトイガンメーカーと言えばコクサイを思い浮かべるだろう。「リボルバーのコクサイ」と呼ばれたほど、スミス&ウェッソンやコルトのリボルバーをモデルガン、ガスガンを問わずラインアップしていた。しかし今、リボルバーと言えばタナカだろう。新旧問わず、定番から今までトイガン化されることがなかったモデルまで幅広くリリースしている。そんなタナカからスミス&ウェッソンM19 4インチヘビーウエイトVer.3(以下M19バージョン3)がリリースされた。

 

写真のM19は筆者所有のもの。グリップはホーグ製の実物木製カスタムグリップに換装した

 

 M19はすでに10年以上前からラインアップされているが、今回リリースされたM19はリボルバーファンにとっては待望のバージョンアップなのだ。タナカのペガサス式ガスリボルバーはシリンダー内にガス放出バルブとガスタンク、マガジンを設けるという画期的なシステムを採用してデビューした。誕生当初からリアリティや実射性能には定評があったが、やがてJフレームのM36チーフスペシャル2インチを皮切りに、リアリティと実射性能をブラッシュアップしたバージョン2シリーズが登場した。

 

 その後“R-model”という別名が与えれたコルトパイソンシリーズ、M29などのNフレーム、M327やM627といったパフォーマンスセンターの8連発リボルバーがバージョンアップされていった。しかし、M19やM10、M13 FBIスペシャルなどスミス&ウェッソンを代表するモデルが多いKフレームはなかなかバージョンアップされなかった。しかし2019年、満を持してKフレームがバージョンアップされた。その第1弾がM19 4インチ、かの有名な次元大介が使った愛銃である。

 

 

ガスリボルバーとしてはトップクラスの集弾性を誇るバージョン3。Kフレームが欲しかった方の期待を裏切らないはずだ

 

 M19バージョン3の特徴は他モデル同様リアリティと実射性能、作動性能がアップしているが、実射性能はバージョンアップ前を撃ったことがある方なら驚くはずだ。箱出し(ノーマル)の状態でガスブローバックガン並みの集弾性を発揮する。これはJフレーム、Nフレームのバージョン2モデルを凌ぐと思われる。また、手にした時の重量もバージョンアップ前と比べると100g以上アップしている。眺めてよし、撃ってよし、持ってよしのM19バージョン3はリボルバーファンの心を鷲づかみにした。

 

 私はもともとオートマチックピストル好きなのだが、バージョンアップされたJフレーム(M442)とNフレーム(M627)はどうしても欲しくなって手に入れてしまった。だが気持ちの中では、カスタムグリップの豊富さやホルスターの入手しやすさといった汎用性の高さからKフレームが欲しかったのだ。そんなこんなで、私もM19バージョン3を購入。グリップを交換し、ホルスターをアメリカから個人輸入した。M627もカッコいいが、M19の均整のとれたスマートなフォルムはリボルバーの傑作の名に恥じないものだ。

 

早速Comp-Tacというアメリカの実銃用ホルスターメーカーのカイデックスホルスター個人輸入。カッコよくてドロウしやすい

 

 M19を筆頭にM13 FBIスペシャルやM10などがラインアップされており、しばらくはKフレームフィーバーが続くことだろう。リボルバーはオートマチックピストルに比べてあまりサバゲ向きではないが、実用というよりロマンで楽しむものだ。たまにはリボルバーを使ってみるのもいいかもしれない。

 

『毛野ブースカの今月の1挺!』は毎月第1土曜or日曜に更新予定!

次回の更新もお楽しみに!

 


[プロフィール]

アームズマガジンの編集ライター。エアガンシューティング歴35年。数多くの国内シューティングマッチ入賞経験に加えて、1999年、2000年に開催されたIDPAナショナルズ参戦、シグアームズアカデミーや元デルタフォース隊員のラリー・ヴィッカーズのタクティカルトレーニングを受講するなど実弾射撃経験も豊富。今まで23年、280冊以上のアームズマガジンと関連MOOKの制作に携わる。

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