エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

 

心を揺さぶるカスタムガンは人それぞれにあるが、それが必ずしも製品化されているわけではない。例えばたった1枚の写真からその銃の背景を探り同じものを造ってみることもカスタムなのだ。ここでは有名、無名にかかわらず気になった銃を製作、紹介したい。

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

 

 

カスタムビルダーのパイオニア Novak'sカスタム

 

 今やどのメーカーの銃に付いていてもおかしくないアイアンサイトに「ノバックサイト」がある。三角形を基調としたサイトを設計したのがウェイン・ノバックであり本業はカスタムガンの製造なのだ。過去にアームズマガジンでも何度か取材されてきた有名なガンスミスであり、私自身も憧れてきた人物である。
 ノバックが創造するカスタムガンは実用的でありながらも、機能美にあふれた銃であり、近代カスタムガンに大きな影響与えたのは間違いない。今回は憧れのノバックカスタムの中からあえて.45口径以外のカスタムガンを作ってみた。

 

 

ノバックハイパワーカスタム

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

 

 ノバックといえばハイパワーと云われるほど有名なカスタムガンだ。ノバック本人のキャリーガンとして永らく使用されていただけでなく、初期のFBIHRTチームや湾岸戦争時にM9に不満を持った特殊部隊によってノバックカスタムのハイパワーが使用されている。これらはMk2やMk3をベースにしたカスタムであるが、今回はベースモデルにタナカのM1935ビジランティを使用、ノバック本人のキャリーガンに近い初期のカスタムを施した。

 

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

レーザー刻印で入れたスライド前部のNovak'sロゴ。入れる位置が年代によって変わっており、スライド前部に入るのは初期型に多い特徴になっている

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

バースト刻印の入ったアウターバレルはKM企画製の金属バレルを使用

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

ABS材からの削り出しで作製したノバックサイトをスライドにローマウントで固定されている

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

小さくて操作しづらいノーマルセーフティにエクステンションレバーを金属用パテで接着しワイドサムセーフティに変身させた

 

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

 

 


 

Cz75 HRTコンセプトカスタム

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

 

 1980年代後半にFBIからそれまで使われていたハンドガンについてアドバイスを求められた際に、ダブルアクションオートの試作の依頼を受けて製作したのがCz75セカンドのカスタムだったようだ。どのような理由から不採用に至ったのか資料は残っていないため正確な形状は不明である。想像するに、スタイルがよく似ているハイパワーと同様のカスタムを行なった可能性が高い。当時のHRTモデルには正式なスペックはなかったようで、同年代のHRTカスタムと同様の加工を施した。ベースガンはKSCのCz75セカンドモデルだ。

 

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

スライドトップの反射防止のマッティング加工はスティップリングツールを使用して再現している

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

フロント、リアストラップにもスライドトップと同様のマッティング加工を施してある。グリップのチェッカリングと相まって良好なグリップフィーリングを得られる

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

フロントサイトはスクエアタイプ。全長が長めなのもノバックの特徴の1つ

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

リアサイトがギリギリまで低くセッティングされている。ハンマーのスパーも1/3ほどカットしてショートスパーにした

 

 

エアガンで再現!「Novak'sカスタム」

 

 

TEXT:IRON SIGHT

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2019年8月号 P.98~99より抜粋・再編集したものです。

 

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