NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

鋼鉄とグリスの匂いが漂う至高の浪漫

この国では、軍用銃を撃つことはおろか触れることすら難しい。故に軍用銃に対する評価は誰かの言葉の受け売りに偏ってしまう。だがその銃の真の価値を知っているのは、その銃で戦った戦士だけではなかろうか。銃の傷ひとつひとつが戦士の記憶だからこそ、無可動実銃に触れることは、戦士の記憶と自分を重ねられる崇高な儀式ともいえるのだ。

 

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NAKATAブランド復活!
実物木製パーツが付属したM1A1が登場

 

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

 

 

 各国のミリタリーアイテムやタクティカルウェアを扱っている中田商店からデコラティブモデルガン「トンプソンM1A1」が登場する。中田商店は1960年代に自社製造のモデルガンを発売していた時期があり、1983年に九九式短小銃、1996年に他社製モデルガンに実物ストックを付けて中田商店ブランドで発売して以来となる。

 

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

 

 

 今回発売されるトンプソンM1A1はタニオ・コバの小林太三氏の監修により、旧ハドソン製のモデルガンをベースに約40年前から倉庫に秘蔵されていた実物のフォアエンド、グリップ、ストックが使われていることだ。未使用品ではなく実際に使用されていたものであり、1挺ずつコンディションが異なる。重厚な亜鉛ダイキャスト製ボディとあいまって独特な雰囲気を漂わせている。

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

実物ストックに入った無数のキズや色ムラは歴戦の証。バットプレートのトラップドアは開閉可能

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

ストレートタイプの実物フォアエンドは1挺ごとに色味やキズが異なる

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

撮影用サンプルはグリップ下部が欠けていたが、それも1挺ずつ異なる実物グリップの魅力

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

エキストラクターが再現されたボルトはクローズド状態で固定されている

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

トンプソンの特徴である独立したセーフティレバーとセレクターレバーは回転させることが可能

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

レシーバーに固定された20連タイプのマガジン。レシーバーは重厚感溢れるガンブルー仕上げ

 

 

 ボルトを可動させたり、マガジンの着脱はできない、いわば無可動モデルだが、手にした時の触り心地・重量感は実銃のそれに近い。中田商店だからこそ実現できたと言っても過言ではない。コレクションとしてはもちろん、ミリコスアイテムとして最適だ。

 

 

NAKATA「トンプソンM1A1」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:807mm
  • 重量:3,900g
  • 価格:¥55,000(発売中)
  • お問い合わせ先:中田商店
    TEL:03-3839-6866(御徒町店)/03-3832-8577(アメ横店)

 

 

TEXT:毛野ブースカ

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2019年6月号 P.24~25より抜粋・再編集したものです。

 

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