【実射】実銃グロック新旧3世代を実射比較!!

 

Glock実射比較!!

 

 グロックは1982年にリリースされたファーストジェネレーションから4回のモデルチェンジを経て確実に進化をしつつある。今回は初代の面影を色濃く残すGen2、カリフォルニアでは現在も売られているGen3、そして最新モデルであるGen5を実射比較してみた。

 

【実銃】グロック三世代比較はこちら

 


 

 

進化と共に向上した性能

 

 最初に3挺のグロックを持ち出して、25ヤードからの真剣な精度テストをしてみた。ベストグループは、バレル長が一番短いG19 Gen5が叩き出したフェデラル製147グレインHSTによる1.25インチ(約32mm)で、一昔前のカスタム並みの精度である。次点は、G17 Gen3の2インチ(約50mm)、そしてG34 Gen2の3.15インチ(約80mm)であった。こちらはバレル交換後4万発以上撃っているのでこれでも頑張っていると思うが、バレル長と反比例した結果となったのは面白い。

 

25ヤード先のターゲットは極小だ。それでも今どきのグロックは精度抜群なのだ

 

G34 Gen2
3.15インチほどに集弾した。4万発以上撃っていることを考えると、上出来だろう

 

G17 Gen3
下に飛んだ1発をフライヤーとして、2インチに集弾している。ストックガンとしては大したものだ

 

G19 Gen5
ストックの4.02インチ(約102mm)バレルで、25ヤード、1.25インチ(約32mm)のグループを叩き出した

 

撃った感触の比較

 

 その後、それなりのスピードで連射したり、片手で撃ったりしてガンが持つ性能をテストする。その感想としてはG19 Gen5の撃ちやすさには驚かされた。バレルが一番短くてリコイルは3挺のうちで一番きつくビシッと鋭いマズルライズ(銃口の跳ね上がり)ながら、サイトのドットがきれいにターゲットに戻るのだ。16発のグルーピングは、なんと5インチ以下にまとまってしまった。

 同じコースでもG34 Gen2では10インチ以上、G17 Gen3はオープンサイトというハンデがあるので、ターゲットミスを含め12インチ以上と、大きな差が出てしまった。トリガープルの違い、リコイルのスピードや質といったいくつものファクターが積み重なった結果なので興味深い。Gen2とはいえ、バレルが長くてリコイルがマイルドなG34がベストスコアを出すかと思ったら、意外な結果となった。

 

抜群の精度と撃ちやすさを見せたG19 Gen5。リコイルスプリングのチューンと、スライドの前後スピードのバランスが取れている感がある

 

発射直後、サイトのドットがターゲット中央にきれいに戻ってくる

 

きれいにまとまったG19 Gen5のグルーピング。連射しても、ドットがきれいにセンターに戻ってくる感がある

 

G34 Gen2のマズルフリップ。マイルドで撃ちやすいが、連射するとG19 Gen5の方が集弾させやすいのだから恐れ入る

 

G34 Gen2のパフォーマンステストの結果。悪くはないが、バラツキが大きい

 

 結果として一番新しいモデルであるGlock19 Gen5が精度、撃ちやすさ共に優れていることがわかった。Glock34 Gen2やGlock17 Gen3は自分好みにカスタムしたが、Glock19 Gen5はほぼオリジナルのまま。それであってこれだけの結果を残すのは、CCWのベストガンとして選ばれるのも頷ける。月刊アームズマガジン2021年7月号ではこのレポートをさらに詳しく解説しているので、そちらもぜひチェックしていただきたい。

 

Text & Photos:Hiro Soga

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年7月号 P.194~201より抜粋・再編集したものです。

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