サバゲー

2021/05/16

そもそも「BDU」って何?【ギアゲーマー・ブートキャンプ】

 

 ギアゲーマー・ブートキャンプは、初心者サバイバルゲーマーが装備を着てかっこよくサバゲーをすることを促進するコーナー。第1回となる今回は、サバゲー装備の「基本のキ」ともいえるBattle Dress Uniform、略してBDUについて解説する。

 

 


 

Battle Dress Uniform

 

 

 

 

BDUとは?

 

 BDUは、1981年にアメリカ軍全軍で採用され、2012年の海軍の使用終了まで使用された戦闘作業服だ。冷戦から対テロ戦争までを兵士とともに戦った歴戦の服は、現在も特殊部隊や法執行機関職員によって愛用されている。複数のポケットを装備し、そのポケットを含めたすべての開閉箇所にボタンを用いたシンプルなデザインで、派遣先などで生地やボタンが破損しても自分で縫製して補修できる仕様になっている。サイズ調整を行なうパーツなどがほとんどない簡素なデザインであるBDUは、自分の身体をBDUのサイズに合わせなければならないというデメリットがある。しかし安価で容易に入手可能なBDUは、最初に手にする戦闘服としてお薦めだ。

 

BDUをカッコよく着るポイント!

 

  • BDUはジャストサイズで着るとカッコよく見える

 サイズ選びのポイントは、シャツは前側のボタンを上まで、パンツもきちんとボタンを留めてみること。首回りとお腹周りのサイズ感を確認し、着用して屈伸などして苦しさを感じなければ問題ない。寒い時期には、BDUの緩さを生かして内側に重ね着をするのもお薦めだ。

 


 

BDU JACKET

 

 

 

 BDUジャケットは、襟が付いたシャツ・ジャケットスタイルになっている。貨物船の乗組員が着ていたワーク・ジャケットであるカーゴジャケットと同様に大と小のポケットが2つずつ前面についており、強度を必要とする肘部分は、生地を二重にして耐久性を上げている。ファッションアイテムとしても知名度が高く、薄い生地のジャケットのように、春秋のアウターとして着こなしているサバゲーユーザーもいる。

 


 

BDU PANTS

 

 

 

 BDUパンツは、一般的にはカーゴパンツや6ポケットパントと呼ばれるワークパンツだ。BDUジャケットと同じように一般にも知名度があり、男女を問わず広くファッションアイテムとしても使われている。一般的なワークパンツとは異なり戦闘服や作業服として使われるBDUパンツは、外部との摩擦が多いヒザ部分とヒップ部分にBDUジャケットの肘と同様に補強のために当て布が施されている。野外のサバゲーフィールドでもOKの耐久力の高さがBDUパンツの魅力といえる。

 

BDUパンツは、ボタンで開閉する「ボタンフライ」を採用している。BDUのボタンは共通なので、戦場でボタンが破損しても補給が受けやすく、針と糸があれば修繕できるメリットがある。最近は民間向けのジッパーフライのBDUもあるので、好みで選ぼう

 

腰にベルトループがあるので、ベルトを通してBDUのサイズ調整を行なうことができる。腰の左右ベルトループの内側にサイズを調整ができるアジャスターがある。ベルトを通す前にこれで多少サイズを微調整しておくと、よりフィット感を高めることが可能だ

 


 

CUSTOM BDU

 

 

 特殊部隊は、必ずと言っていいほどカスタム仕様のBDUを着用している。現在は最初からカスタムデザインされたコンバットシャツやコンバットパンツがあるが、1980年代はBDUしかなかった。そのため、特殊部隊隊員たちは装備選択自由の権限を生かして、強襲作戦や人質救出任務を行なうためのBDUカスタムを行った。現在の特殊部隊隊員の中にもBDUを着用している隊員はいるが、着用者が最良と考えるカスタムモデルであることは言うまでもない。BDUジャケットの標準的なカスタムは、ポケットを上腕部に移植して縫製することだ。胸部のポケットを上腕に、下部のポケットを胸部に移植することが多いが、下部ポケットを上腕部に縫製するカスタムもあり、自由度の高さが特徴といえる。

 

両胸ポケットの上部にベルクロが縫製されている。従来のBDUに縫製される着用者のネームテープや所属する部隊章などをベルクロで着脱可能となった。基地内では装着し、作戦時には外せるので、特殊部隊隊員のニーズに合ったカスタムといえる

 


 

タグの見方

 

 

 服を購入するときに、まず見るのはその服のサイズだろう。BDUも一般の洋服と同じで、サイズタグは首元に縫製されている。アメリカ軍の実物BDUは、サイズが軍規格(ミルスペック)によって作成されているため、自分に合うサイズを知っていると選ぶ際に大変役に立つ。右下のサイズタグでは「X-SMALL-SHORT」とあるが、「X-SMALL」は胸囲や胴囲のサイズで「SHORT」は袖や着丈、股下の長さを表している。前半が一般に言う衣服サイズで、後半が長さを表している。アメリカ軍に所属する体格の違う男女のために、ミルスペックで製造されたBDUにはShortやLongがあるのだ。市販BDUは基本的にはレギュラーサイズが多く、長短サイズは放出品などで見つけることができる。大きめのタグには、メーカーの名称や洗濯方法が書かれており、製品情報が記載されている。コットンとナイロンが50:50の混成素材が多いが、コットン100やナイロン100という単体素材もある。
 

 

 


 

 BDUは着こなし次第でカッコよく着こなせる戦闘服だ。値段もお手軽であるので、いくつかのポイントを押さえ、自分のスタイルに合ったものを選べばサバゲーで大いに役立つこと間違いなしである。月刊アームズマガジン2021年6月号ではさらに詳しく生地の特徴や補強パッチの意味なども解説しているので、そちらもぜひ参考にしていただきたい。みなさんの戦闘服選びに役立てば幸いだ。

 

今回使用したアイテムはこちら

 

  • 【3664】US.BDUジャケットR

 [ウッドランドカモ XS-S]《実物》税込¥3,980

  • 【3666】US.BDUズボンR

 [ウッドランドカモ XS-S]《実物》税込¥4,980

  • 【3667】US.BDUズボンN

 [ウッドランドカモ S-S]《実物》税込¥4,980

  • 【1113】US.特殊部隊仕様BDU上下セット

  ウッドランドカモ 税込¥9,990

 

問い合わせ先:S&Graf

TEL: 06-6251-9058(大阪店)

    03-5818-5278(東京店)

 

TEXT & PHOTO:Ghost(Ghost in the Dark)

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年6月号 P.124~127より抜粋・再編集したものです。

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