【エアガン編】ヨーロッパ最大級の銃器見本市「IWA OUTDOOR CLASSIC」とは?

 

 ヨーロッパ最大級の銃器見本市「IWA OUTDOOR CLASSIC」では、実は銃器だけではなく、海外メーカーによるエアガンの展示も行なわれている。2020年のIWAは中止となってしまったため、今回は2018年のIWAのレポートを公開する。銃器見本市の様子を味わっていただければ幸いだ。

※このレポートは月刊アームズマガジン2018年6月号に掲載されたものを再編集したものです

 

 


 

AIRSOFT SURGEON

 

 

 AIRSOFT SURGEONのブースでは、香港のエアガンIPSCチャンピオンにしてガンスミスのクラレンス・レイによるCNCカッティングのシャープで高品質なカスタムが並んでいる。彼のデザインはアメリカのカスタムメーカー・ナイトホークが採用したことで実銃の世界からも注目を集めている。

 彼が構えるハイキャパガバメントは女性シューター向けのものだ。ビーバーテールを薄く削り込むなど、女性の小さな手にもフィットするよう配慮している。そのカスタムは見る者を魅了する、まさに“作品”だ。

 

M4のスケルトンカスタムがここ数年来の定番で、こちらはショートバレルのM4にグレネードランチャーを搭載したスタイリッシュなコンパクトモデルだ

 

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CYBERGUN

 

 

 著作権に厳しいヨーロッパで、多数の実銃メーカーのライセンスを持つサイバーガン。かたくなにライセンスを許諾しなかったグロックが、ローエンフォースメント向けのトレーニングウェポンに限り認めたことは大きな話題となった。市販も開始され、正式なグロックロゴ入りのエアガンが入手できるようになった。

 そして、サイバーガンは2020年、マグナムリサーチの正規ライセンス品としてこのモデルを再現した。こちらは日本でも流通可能のエアガンであるため、ぜひお手に取ってサイバーガンのリアルさを堪能していただきたい。

 

 


 

VFC

 

 

 台湾のVFCからはクラレンス・レイのデザインによるスナイパーライフル、M40A5 SLIVER FOXが登場。M4スタイルのストックやハンドガードを備えたスタイリッシュなボルトアクションだ。

 2020年のIWAは中止となってしまったが、2020年11月27日~29日にかけて台湾で開催されたMOAエキシビションでVFCは新たなモデルを発表した。2018年よりも多彩さを増したモデルもまたぜひチェックしていただきたい。

 

 


 

ICS AIRSOFT

 

 

 実銃のようにアッパーレシーバーをテイクダウンでき、LEのトレーニングウェポンとしても採用されているというユニークな電動ガンを手がけるICS。2018年のIWAで展示されたのは、CNC切削加工によるキーモッドハンドガードを備えたCXP-YAK CQB。現在はさらに進化を遂げた新しいモデル、CXP-ARKが登場している。

 機能性を追求したICSの新モデルもぜひ、チェックしていただければ幸いだ。

 

 


 

G&G ARMAMENT

 

 

 エアガンの牽引役ともいえるG&Gアーマメントはさまざまな新製品を繰り出し、開錠の注目を集めていた。こちらは、最軽量のLMGという謳い文句で登場したCL16LMG。アッパーにMINIMIのようなベルト給弾機構(ダミー)が再現され、2,500発のボックスマガジンに加え通常のM4のマガジンも使用できる。

 

 

台湾遊戯銃協会会長でもあるジェイムズ社長も毎年IWAを訪れる。手にしているのはハンドガンの新製品GTP-9をSMGスタイルに変身させたSMC-9。GTP-9のロアフレームをコンバージョンキットに装着するだけで、簡単にSMC-9にコンバートできるのが特徴

 


 

 いかがだろうか? 銃器見本市は実銃だけでなく、エアガンも画期的なアイデアを組み込んだ作品が次々と展示されている。2021年のIWAは残念ながら中止が決定してしまったが、2022年はドイツのニュルンベルクで新進気鋭のモデルを心行くまで見ることができることを祈っている。

 

TEXT & Photos: 櫻井朋成(Tomonari SAKURAI)

 

この記事は月刊アームズマガジン2018年6月号 P.116~123より抜粋・再編集したものです。