第7回:電動コンパクトマシンガン Mac10【再注目! 東京マルイ名銃コレクション】

 

 東京マルイの製品の中から歴史的な1挺を紹介していく「再注目! 東京マルイ名銃コレクション」。第7回目は電動コンパクトマシンガンMac10だ。なお今企画は動画でも同時公開されている。少し毛色の違ったそちらもぜひご覧いただきたい。

 

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 専用のコンパクトメカボックスを採用した電動コンパクトマシンガンシリーズの第2弾として発売されたMac10。サブマシンガン全盛の1960年代に開発された実銃のMac10は口径.45ACP、発射方式は当時のサブマシンガンでは一般的なオープンボルト式、UZI SMGなどと同じL型ボルトを採用し、スチールプレス製レシーバー、M3グリースガンのマガジンと互換性があるのが特徴。ベトナム戦争時のアメリカ軍特殊部隊や1980年代にかけてSWATなどで採用された、飾り気のない、横からみるとTの字のようなボクシーなスタイルは、サブマシンガンのマスターピースとして今なお人気がある。意外とMac10がトイガン化されることは少なく、トイガン化されることが多いMac10をスケールダウンした口径.380ACPのM11のほうが日本人にとって馴染みがあるかもしれない。ちなみにM11は東京マルイからも対象年齢10歳以上用の電動ブローバックフルオートでリリースされている。
 電動コンパクトマシンガンシリーズはMP7A1、スコーピオンVz61、スコーピオンMod.Mがラインアップされており、Mac10はそれらの中でも異彩を放っている。特徴的なレシーバーの表面はブラスト仕上げが施されており、パーカー処理が施された実銃の持つ道具然とした雰囲気が再現されている。セレクターレバーとセーフティは独立しており、セーフティをオンにしないとバッテリー交換できないようになっている。シンプルなワイヤータイプのストックは実銃同様に伸縮・取り外しができる。
 そしてこのモデルの最大の特徴が、大型サウンドサプレッサー(サイレンサー)が標準装備されていることだ。電動コンパクトマシンガンシリーズはもともと作動音が低く、サイレンサーの効果を発揮しやすい。Mac10は優れた消音効果を持つサイレンサーと組み合わせることで、電動ガンの中でもピカイチの静粛性を実現している。また、ハンドガードがないことからサイレンサーをハンドガード代わりとしても使え、付属のハンドストラップと併用することで安定した射撃が得られる。
 レールシステムが付属したり、各種光学機器をマウントできないなど現用銃に比べれば汎用性(発展性)は低いものの、シンプルな操作性と取り回しやすいボディ、消音性の高さはインドアサバゲー向きといってもいい。マガジンハウジングを兼用したグリップがボディ中央部にあるデザインのおかでて片手でも構えやすい。さらに、無国籍風なスタイルは往年のSWAT系からギャング系まで幅広くコーディネイトできる。私のようなサブマシンガン好きなアラフィフのオールドユーザーにもピッタリだ。Mac10は現用銃にはない魅力を秘めているといっても過言ではない。

 

Mac10と言えばサウンドサプレッサーとハンドストラップが付いたスタイルがよく知られている。電動コンパクトマシンガンシリーズ唯一サウンドサプレッサーとハンドストラップが標準装備されており、そのスタイルを再現できる

 

サウンドサプレッサーとハンドストラップを外したところ。ボディ中央にグリップ/マガジンがあるスタイルはUZI SMGに似ている。マズル部分はカバーを外すと14㎜逆ネジが現れる

 

本体の長さと同じくらいの大型サウンドサプレッサーが標準装備されている。消音効果もしっかりしており、発射音がかなり抑えられる

 

Mac10を代表するアクセサリーであるハンドストラップ。1970年代に作られたオリジナルの色合いや強度、織りや縫製に至るまでこだわって再現されている

 

セレクターレバーはレシーバー左側にある。180度回転させてセミ・フルを切り替える。写真はフルオートポジション

 

レシーバー右側トリガー上にあるのがスライド式のセーフティ。写真はセーフティオン状態。セーフティオンしないとバッテリー交換できない

 

ボルトハンドルを引くとダミーボルトが後退してホップアップ調整用のダイヤルが現れる。ハンドルを回転させるボルトロック機構も再現されている

 

お世辞にも握りやすいとは言えない角ばった形状のグリップ。トリガーガードも非常にシンプル。マガジンキャッチはグリップ下部に付属する

 

実銃は.45ACP弾が30発装填可能なマガジン。リアルなスチールプレス製でBB弾の装弾数は65発。オプションで480連射マガジンが用意されている

 

精密に狙って撃つ銃ではないことから簡素なデザインのフロント/リアサイト。この銃は腰だめで撃つのが似合う

 

ワイヤータイプのストックを引き出したところ。決して肩付けしやすいとは言えず、あくまでも射撃時の補助的な要素が強かったと思われる

 

セーフティオンにしてフロントレシーバーキャップを外すとバッテリーコンパートメントにアクセスできる。EX変換アダプターを介して7.2Vニッケル水素マイクロ500バッテリーを接続する

 

DATA

  • 全長:295mm/548mm(ストック伸長時)
  • 重量:1,400g(バッテリー含まず)
  • 装弾数:65発
  • 価格:¥25,800(サウンドサプレッサー、ハンドストラップ付属)
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

TEXT:毛野ブースカ

 

 

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