エアガンをカスタムしよう! ライフルスコープの基礎知識

 

 トイガン用アクセサリーの中でも高い人気を誇る「ライフルスコープ」は、ターゲットを正確に命中させたい時に便利なアイテムだ。倍率が変化するものやレティクルが光るものなど、ニーズやシチュエーションに適したライフルスコープがラインアップされているが、セットアップ方法を間違えると単なる望遠鏡になってしまう…。

 そこで、ライフルスコープの性能を充分に発揮させるために、ライフルスコープの「特徴」「種類」「装着方法」をご紹介する。

 


 

ライフルスコープの基礎知識

 

ライフルスコープの基礎知識

 

 ライフルスコープは分かりやすく言えば小さな望遠鏡のようなもので、遠くにあるものを拡大して、あたかも近くにあるかのように見ることができる。

 レンズには「レティクル」と呼ばれる十字(もしくはT字)の線や黒点が入っており、レティクルをターゲットに合わせて照準する。レティクルと着弾点がズレている場合は、ウインデージ/エレベーションノブを用いて調整する。

 

●ライフルスコープの種類

 

 倍率は固定とズームがあり、4倍前後が一般的だ。チューブ(スコープ中央の筒状の部分)の直径は1インチ(約25mm)と30mmの2種類あり、チューブ径に適合したマウントリングを介して銃本体に装着する。また製品によってはマウントリングをつける必要のないマウントベース一体型もある。ライフルスコープの種類は大きく分類して6つある。

 

【倍率固定タイプ】

 

ライフルスコープの基礎知識

ライフルスコープの中でも一般的な倍率固定タイプ。4倍がもっとも普及しており、2倍や6倍、実銃のベンチレスト射撃用では20倍や30倍などもある。倍率が高いほうが精密に照準できて、遠くの的を狙いやすいが、ブレによって狙点がズレやすくなったり、近距離ではピントが合わない可能性もあるので、エアガンの場合は4倍や6倍が適している

 

【倍率可変(ズーム)タイプ】

 

ライフルスコープの基礎知識

光学技術の進歩で、倍率固定タイプよりも一般的になりつつある倍率可変(ズーム)タイプ。3倍から9倍まで可変できる3倍比が一般的だったが、最近では6倍比や8倍比なども存在する。倍率が高くなると視野が狭くなるので、低い倍率で索敵後、倍率を高くして照準するのが使いやすい。サバゲーで使用するなら低倍率からズームできるものがオススメ

 

【ショートスコープタイプ】

 

ライフルスコープの基礎知識

近年、M4カービン用スコープとして使われることが多いショートスコープタイプ。対物レンズ径が20~ 30mm前後、倍率1倍(等倍)から6倍くらいまでズームできるものが多い。ドットサイトのように使われることが多く、近距離から中距離まで幅広く対応できる。光学技術の進歩により、さらにコンパクトになりつつある

 

【イルミネーションレティクルタイプ】

 

ライフルスコープの基礎知識

レティクルが赤(もしくは緑や青)に光るのがイルミネーションレティクルタイプ。薄暮や暗闇などで狙う場合に適している。レティクル全体が光るものや、ドットサイトのように真ん中の点だけが光ったり、サークルが光ったりするものなどがある。ほとんどのものが輝度(明るさ)を調整できる

 

【ELCAN SPECTER DRタイプ】

 

ライフルスコープの基礎知識

アメリカ軍に採用されているELCAN社のスペクターシリーズ。通常のズームスコープとは異なり、世界で初めて完全なデュアルロール(二元式)レンズを備えている。レンズを本体内部で切り替えることで倍率変更を行なっており、1倍率(等倍)のドットサイト的な機能と、4倍率のスコープ的な機能を併せ持っている

 

【トリジコンACOGタイプ】

 

ライフルスコープの基礎知識

ELCAN社のスペクターDRと同様にアメリカ軍に採用されているトリジコン社のACOG(アドバンスド・コンバット・オプティカル・ガンサイト)タイプ。トリジコン社独自のレティクルと、コンパクトながらクリアな視界を確保しているのが特徴。4倍もしくは6倍が一般的だが、エアガン用のレプリカモデルは倍率のないドットサイトタイプもある

 

 スコープは覗いた際の視野(=像)が明るくて狙いやすく、耐衝撃性や防水性を備えたものがいいとされるが、その分価格が高くなる。自分の銃にマッチしたライフルスコープを選ぼう。

 

●ライフルスコープのセットアップ

 

ライフルスコープの基礎知識

ライフルスコープのチューブ径は、1インチ径(写真上)のものと30mm径(写真下)が一般的だ。そのほか、実銃用として33mm径や34mm径などイレギュラーなサイズもある

 

ライフルスコープの基礎知識

ライフルスコープを装着するのに欠かせないのが、ライフルスコープとレールを繋ぐマウントリング。これも1インチ用(写真左)と30mm用(写真右)がある。共用はできないので、購入する際は気を付けよう

 

ライフルスコープの基礎知識

同じ径のマウントリングでも高さによる違いがある。対物レンズ径やマウントベースの長さや位置で使用すべきマウントリングの高さが変わる。低すぎると狙いづらくなり、高すぎると頬付けが甘くなるので注意が必要だ。また、銃に装着する際に気をつけなければならないのが対物レンズ径。レンズ径が50mmあるような大型のものは低いマウントリングでは装着できない

 

ライフルスコープの基礎知識

マウントリングは上下に分割できるものが多い。まずは2つに分けて、下側を先にレールに乗せる

 

ライフルスコープの基礎知識

スコープを乗せたい位置は、まず頬付けした状態で覗けるかどうか、そして他のパーツなどにスコープが干渉しないかどうかをチェックする。それによってマウントの位置も変わってくる

 

ライフルスコープの基礎知識

マウントの位置が決まったらスコープを乗せて、垂直を出す。垂直が出ているかどうかは、完全にネジを締め込む前にしっかり確認しよう。スコープが傾いて乗ってしまうと、ゼロイン(弾道の調整)がとても難しくなってしまうからだ。平行な机の上などに銃を載せたほうが垂直を確認しやすい

 

ライフルスコープの基礎知識

このマウントリングは4つのネジで上下が固定されている。それぞれを均等に締め込むために、対角線の順番でネジを締め込もう

 

ライフルスコープの基礎知識

銃本体にスコープを装着する場合、あまり低すぎると構えられなくなってしまう。銃を肩づけした状態で、首が傾かないくらいの高さがベストだ。また、アイレリーフを確保するためにストックを伸ばした状態でマウントする

 

ライフルスコープの基礎知識

M4カービンに一般的なマウントリングを利用してスコープを装着したところ。フリップアップタイプのリアサイトを装着する場合、ハイタイプのマウントリングを使用しないとスコープと干渉してしまう

 

●ライフルスコープPICK UP

 

サイトロンジャパン

TR-X 1.75-4×CQB MD

 

1.75倍という低倍率からズーミング可能な「TR-X1.75-4×CQB MD」。その名のとおり近接戦闘向きのセッティングとなっている

 

DATA

  • 倍率:1.75~4倍
  • チューブ径:1インチ

 

 

ノーベルアームズ

SURE HIT 31042 IR HIDE7 SSTP

 

「SURE HIT 31042 IR HIDE7 SSTP」は画期的なスケルトンタイプのミルドットCQBレティクルを採用している。ロングレンジ向きのスコープ

 

DATA

  • 倍率:3~10倍
  • チューブ径:30mm

 

 

SⅡS

1-4×24ハイブリドット ショートズーム・ライフルスコープ

 

特殊部隊で採用されているショートタイプのズームスコープをモチーフにしたライフルスコープ。イルミネーションレティクル仕様。オフセットタイプのマウントリングつき

 

DATA

  • 倍率:1~4倍
  • チューブ径:30mm

 


 

 いかがだっただろうか。ライフルスコープを正しく装着するだけでも、見映えや戦闘力がアップするはずだ。比較的簡単なカスタムだけでなく、せっかくなら内部カスタムなどエアガンカスタムを極めたい! という方にオススメなのが…MOOK本「エアガンカスタムブック チューニング&ドレスアップの極め方」だ。

 

エアガンカスタムブック チューニング&ドレスアップの極め方

 

 「電動ガン」「ガスブローバックガン/ガスガン」「エアコッキングガン」に大別し、分解方法やカスタム&チューニングポイント、インナーバレル&チャンバーパッキンのテストを機種別に紹介している。なかでも、タナカ「ガスリボルバー S&W M627 PC 5インチ8ショット」の分解方法やカスタムポイントは、興味のある方必見!

 

 

 また、エアガンショップ「AIRSOFT97」のご協力による「カスタムショップ直伝 電動ガンチューニングテクニック」や「最新トリガーシステム“TITAN V3”セッティングマニュアル」、「表面仕上げテクニックその4 ダメージヴィンテージ」は、それぞれノウハウが凝縮された読み応えのある内容だ。

 

【コンテンツ内容】
■リアルガン最新カスタムトレンド

■チューニング&ドレスアップの極意
●電動ガン編

  • コルト M4A1 SBR モデファイド
  • ショートインナーバレルテスト
  • フラットホップクッションテスト
  • ARP556 アタックカスタム
  • TR16 MBR556WH スナイパーカスタム
  • PDW15 CQB サイレントシャーク
  • HK416 デルタカスタム DMRスペック
  • HK416 デルタカスタムインナーバレル&パッキンテスト
  • AK SOPMOD
  • SYSTEMA PTW カスタムコレクション
  • 電動ハンドガン G18C サバイバルゲームスペシャル
  • カスタムショップ直伝 電動ガンチューニングテクニック
  • 最新トリガーシステム“TITAN V3”セッティングマニュアル
  • ワルサー MPL 電動ガン

●ガスブローバックガン/ガスガン編

  • グロック17 ガンスリンガースペシャル
  • グロック17 アサルトフレームモディファイド
  • 東京マルイ グロック17用カスタムインナーバレルテスト
  • プロトタイプMEUカスタム
  • 東京マルイ 1911シリーズカスタムコレクション
  • 東京マルイ M&P9 V カスタムバージョンアップ
  • KJワークス グロック19 HWカスタム
  • コルト M4A1 SBR モデファイド Ver. ガスブローバック
  • MWS V パッケージカスタム
  • S&W M627 PC 5インチ 8ショットシューティングマスター
  • タナカ コルト SAA アキュラシーアップカスタム
  • S&W M29 クラシックハンター
  • M870 トレンチ

●エアコッキングガン編

  • VSR-10 LTR バージョン
  • 東京マルイ VSR-10 G-SPEC ホップパッキンテスト
  • M40A5 ショートバレルカスタム
  • M40A5 M.S.S.
  • 実戦派シャッガンカスタマイズ ~赤3点の究極SG~
  • イサカ M37 フェザーライトモダナイズドカスタム
  • 東京マルイ コルト M1911A1 ガバメント 命中精度UPチューン

■エアガン用サイレンサーの実力検証

■ライフルスコープのセットアップ

■ドットサイトのセットアップ

■表面仕上げテクニック

  • その1「ブルーイング」
  • その2「セラコート」
  • その3「4D プリント」
  • その4「ダメージヴィンテージ」

■最新ショップカスタムコレクション

  • AIRSOFT97
  • ECHIGOYA
  • TEAM6
  • SIDEARMS
  • K-HOBBY

■メンテナンス

  • エアガンオーバーホールのススメ
  • ベテランガンスミスに訊く! エアガンのメンテナンスに必要な工具

■エアガンカスタムの前に知っておきたい エアガン専門用語集

 


 

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