発火式モデルガンの扱い方 ~オートマチックピストル発火編~【毛野ブースカのトイガン基礎知識】

 

 銃本体やカスタムパーツ、アクセサリー、ギアに至るまでトイガンに関わる基本的な知識や扱い方を、本誌編集ライターの毛野ブースカが解説していく「毛野ブースカのトイガン基礎知識」。「発火式モデルガンの扱い方」と題して前回は「リボルバーの発火準備」を解説した。4回目はオートマチックピストルの発火編(カートリッジの装填/ロード→発火→アンロード)を解説する。

 

第1回:発火式モデルガンはこちら

第2回:オートマチックピストルの発火準備はこちら

第3回:リボルバー発火準備はこちら

 


 

■実銃と操作方法が同じオートマチックピストル

 

 カートリッジにキャップ火薬が詰め終わったら、いよいよ発火だ。カートリッジの装填からカートリッジをチャンバーに送り込んで発火させるまで、素材やスプリングテンションの違いや弾の発射の有無はあるものの、実銃と同じ操作方法が求められるのがモデルガンの特徴だ。モデルガンは弾は出ないもののエアガン同様以下のセーフティルールをしっかり守り、実銃を扱っている気持ちでモデルガンを扱いたい。

 

1:銃口を人に向けない

2:狙いを定めて撃つまでトリガーに指をかけない

3:すべての銃は弾が装填されていると思え

4:銃口を向ける先に人などがいないかを確認する

5:不発が起きた場合、銃口をのぞかない

 

 発火と同時にパーツが破損して顔面に飛んでくる可能性がある。万が一のトラブルに備えて、できればシューティンググラスをかけよう。また、発火と同時にカートリッジが排莢されるので、カートリッジが飛ぶ(落ちる)方向にガラスや壊したくないものを置かないように注意する。発火音で近隣に迷惑をかけないように場所や時間帯などにも配慮すること。

 

 キャップ火薬の不良や装填不良、カートリッジ内のパーツの付け間違えから不発が起きる場合がある。不発が発生したら再度撃とうとはせず、マガジンを抜いてチャンバーからカートリッジを取り出し、カートリッジを一晩水に浸けてから分解してキャップ火薬を取り出そう。また、排莢不良(=ジャム)が起きた場合、銃口の向きに注意しながらマガジンを抜いてスライドを引いてカートリッジを取り出し、マガジンを装填してカートリッジをチャンバーに送り込む。

 

 エアガンに比べて発火式モデルガンは繊細で注意しなければならないことが多い。しかし発火音やキャップ火薬の匂い、煙りはモデルガンでしか体感できない。安全管理とトラブルシューティングをしっかりした把握したうえで楽しんでもらいたい。

 

まずはマガジンキャッチを押して銃本体からマガジンを抜く

 

スライドを最後端まで引き、スライドストップをかけてスライドをホールドオープンさせる

 

マガジンにカートリッジを装填する。親指でカートリッジを押さえながら1発ずつ装填していく

 

SIG P226のマガジンの装弾数は15発なので、15発装填するとマガジン背面の「15」の穴(インジケーター)にカートリッジが見えるとフル装填のしるし。これ以上は装填できない

 

カートリッジが装填できたらマガジンの背面側を手のひらに向けて軽くトントンと叩く。こうすることによりカートリッジが背面側に揃い装填不良が起きにくくなる

 

カートリッジが装填されたマガジンを銃本体に入れる

 

マガジンの底を叩いてマガジンキャッチにマガジンをしっかりかける。特にスライドが閉じた状態でフル装填のマガジンを入れる場合は、フォロワースプリングのテンションでかかりにくくなるのでやや強めに叩くようにする

 

銃本体にマガジンを入れたらスライドストップを下げてスライドを前進させてカートリッジをチャンバーに送り込む。この際、トリガーに指をかけないようにする

 

 

 

スライドをホールドオープンさせずにチャンバーに送り込む場合は、マガジンを銃本体にしっかり叩き込み、スライドを最後まで引いたところで手を離してスライドを前進させる。この際、手でスライドを前進させると装填不良が起きる可能性があるので、リコイルスプリングの力で前進させてカートリッジをチャンバーに送り込もう

 

チャンバーにカートリッジが送り込まれたらトリガーを引けば発火できる。すぐに撃たない場合はセーフティをかける、もしくはハンマーをデコックして安全な状態にすること

 

先に挙げたセーフティルールを守って発火させよう。音や煙り、排莢されるカートリッジはモデルガンならではの醍醐味だ

 

マガジン内に装填したカートリッジを撃ち終えると、スライドストップがかかってスライドがホールドオープンする。撃ち終えたらマガジンを抜く

 

銃口を安全な方向にむけてトリガーを引いてハンマーダウンさせる。これでマガジンが抜かれ、チャンバー内にカートリッジが送り込まれていない状態となり、撃ち終えたカートリッジと一緒にメンテナンスする

 

 次回は発火式リボルバーの発火編(カートリッジの装填・発火)を解説予定なので、ぜひチェックしてほしい。

 

 

TEXT:毛野ブースカ
撮影協力:タナカ

 

 

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