第3回:SPAS12【再注目! 東京マルイ名銃コレクション】

 

 東京マルイの製品の中から歴史的な1挺を紹介していく「再注目! 東京マルイ名銃コレクション」。第3回目はエアショットガン「SPAS12」だ。なお今企画は動画でも同時公開されている。少し毛色の違ったそちらもぜひご覧いただきたい。

 

 

 東京マルイのエアショットガンシリーズ第1弾としてリリースされたSPAS12(スパス12)。発売年度は1998年なので、もう20年以上も発売されているロングセラー商品である。実銃のSPAS12はイタリアにあるフランキが開発したミリタリーショットガン。SPASは「スぺシャル・パーパス・オートマチック・ショットガン」の頭文字を取ったもので、フォアエンド下部にあるセレクターボタンを押すことで作動方式(オートマチックもしくはポンプアクション)が切り替えできるユニークなショットガンだ。映画『ターミネーター』に登場したことで日本での知名度が広まった。

 東京マルイのSPAS12の最大の特徴は、独立した3本のバレルとチャンバー(固定ホップアップ)、3つのシリンダー/ピストンが備わっており、3発同時にBB弾が発射できることだ。それまでのショットガンタイプのエアガンは単発か、複数のBB弾が発射できるもののショットシェルにBB弾を縦並びで装填するために、多く装填すればするほど弾のパワーや飛距離が下がってしまうものだった。それに対して東京マルイのエアショットガンは3発が独立して発射されるためパワーロスがなく飛距離も充分に確保されており、かつ3発がまとまって飛んでいくためスナイパーライフル的な運用も可能になっている。エアコッキングガンなので切り替え機能は付属しておらずポンプアクションオンリー。トリガーを引き続けたままフォアエンドをコッキングすることで連射できるラピッドファイア機能が付属している。BB弾はショットシェル型マガジンに30発装填できる。デメリットといえばスプリングのテンションが強く、ストックレスのピストルグリップのせいもあってコッキングしにくく力を要することだ。かつてはメタルフォールディングストック仕様(オプションパーツとして単体でも販売)があったが現在では絶版となっている。

 エアショットガンシリーズはSPAS12とM3スーパー90、M3ショーティーの3挺のみだが、独創的なメカニズムと実射性能の高さから発売から20年近く経った今なお人気は衰えない。

 

それまでのショットガンの常識を変えた東京マルイのSPAS12。実用性の高さは折り紙付きだ。ただしコッキングには力が必要で、非力な方や女性だと1回もコッキングできないことがある

 

SPAS12はショットガンとしては大柄な部類に入る。実銃ではオートとポンプアクションが切り替えられるが、東京マルイはポンプアクションのみ

 

フォアエンドを引いてコッキングする。滑りやすいので運用する場合は滑り止めなどを施したほうがコッキングしやすい

 

ダミーボルトは金属製の別パーツだが可動しない。主要パーツのほとんどが強化樹脂製なのでボディサイズに比べると軽くて取り回しやすい

 

かつてはメタルフォールディングストック仕様もラインアップされていたが、現在ではピストルグリップ仕様のみとなっている

 

ショットシェル型マガジンはレシーバー下部、実銃ではシェルキャリアが設けられているところに装填される。写真とは反対側のトリガーガード右側にマガジンリリースレバーが備わっている

 

ユニークなショットガン型マガジン。装弾数は30発。3発同時に発射されるので10ショット撃てることになる。実物ショットシェルよりもやや大きい。エアショットガンシリーズだけではなくガスショットガンシリーズにも共用できる

 

DATA

  • 全長:800mm
  • 重量:2,000g
  • 装弾数:30発
  • 価格:¥19,800
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

TEXT:毛野ブースカ

 

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