クラシックアーミー NEMESIS X9 製品レビュー 【2018年10月号掲載】

クラシックアーミー NEMESIS X9

 

※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。

 

実銃で人気のPCCカテゴリー

 

ARプラットフォームの人気は高く、あらゆる口径で開発が行なわれている。そんな中で民間マーケットを中心に拳銃弾を使用した9mmカービン(PCC=ピストル・キャリバー・カービン)の人気が高まっている。拳銃弾をカービンで撃つとリコイルが小さく、PDWサイズであっても充分なバレル長を確保できることから命中精度が高く、跳弾などでターゲット以外のものを傷付けたくないような都市部での使用に適している。古くはAR15をベースとし、UZIタイプのマガジンを使用したパナマカービンが有名であるが、小銃弾用のハウジングにアダプターをつけたスリムなマガジンを挿入するスタイルはスマートではないし、入れにくいのが欠点だ。そこで最新モデルの9mmARモデルはグロックタイプのマガジンを前提としたフレームを持つピストルカービンが主流になりつつある。

 

CQBに適した長さを極力抑えたドラムハイダーを装備。フロントサイトはTROYタイプをチョイス

 

セレクターはアンビでマガジンキャッチボタンはARと同様の位置にするため凝ったデザインになっている。エジェクションポートカバー裏側には星条旗がプリントされている

 

長さ5インチのM-LOKハンドガードは短めだが小型のアクセサリーを付けるには充分な長さがある

 

電子トリガーシステムECSを標準装備

 

今回紹介するNEMESIS X9はアングルスタッドアームズ社のUDP9をモデルにしたようだ。CNC削り出し加工で造られたアルミレシーバーとM-LOKハンドガード、PDWタイプのワイヤーストックを装備。特に目を引くのはグロックタイプマガジンの使用に合わせて新規に設計されたロアレシーバーだろう。電子トリガーシステムECSを搭載し、トリガーレスポンスは抜群だ。X9はそのサイズからCQBでの使用が適しており、セミオート限定のレギュレーションが多いCQBではトリガーレスポンスが重要なファクターになるので、ECSは嬉しい装備だ。また、セレクターレバーとトリガーの同時操作で射撃モードを3点バーストまたは5点バーストに切り替えることもできる。

 

スクエア断面のアッパーレシーバー。ボルトキャッチは下方にも指かけ部分が設けられている

 

オーバーサイズのラウンドタイプのピストルグリップ。表面はディンプル加工が施されている

 

小さく構えるのに適したワイヤーストックはガタのないシッカリとして造りだ。バッテリーはバッファーチューブ内に収納するのでバッテリーサイズには注意が必要だ

 

専用のグロックタイプのロングマガジンは強制給弾式の120連発。ブラックのほかレッド、ブルー、イエローもオプションで用意されている。カスタム要らずのCQBウェポンをぜひとも手に取って確認してほしい。

 

 

DATA

 

  • 全長:500mm
  • 重量:2,200g
  • 装弾数:120発
  • 平均値 84.7m/s(0.72J)※気温27℃ 東京マルイ0.20g弾使用
  • 集弾性 103mm(20m)
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:キンワ

 

初速(m/s)
1発目

84.4

2発目

83.8
3発目 84.7
4発目 84.7

5発目

84.9
6発目 84.5
7発目 84.7
8発目 84.9
9発目 85.7
10発目 84.2

 

TEXT:IRON SIGHT

MODEL:本上みらの
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:サバイバルゲームフィールドビレッジ1

この記事は2018年10月号 P.80~81より抜粋・再編集したものです。