【最新GUN事情・前編】成長続く「マイクロコンパクトハンドガン」とは?

毛野ブースカがアメリカ在住のリアルガンレポーターのSHIN に、ガンやタクティクスに関する疑問、質問を聞いてみようというコーナー。今回のテーマはアメリカのガンマーケットで成長を続けているカテゴリーである「マイクロコンパクトハンドガン」。アメリカにおけるマイクロコンパクトハンドガンの最新事情を語ってもらった。

 


 

SIG SAUER の最新CCW 向けハンドガン「P365」。手のひらサイズながら10 + 1 発の9 ㎜パラベラム弾を装填できる。

 

【毛野】
 

最近の小型ガスブローバックハンドガンの性能は侮れませんよ。東京マルイのデトニクスも小型ながら本気で作りこまれた素晴らしい実射性能を持っていましたし、今度のV10ウルトラコンパクトも楽しみです。

【SHIN】

小さくても高性能、そして美しいメッキ仕上げのガスブローバックはコレクションとしても魅力的ですね。

【毛野】
 

そうですね。最近の実銃の流行を見ていると、新製品の多くがサブコンパクト、もしくはそれ以上に小さく薄いオートピストルが多いように思えます。これは米国で一般的となっているCCW(コンシールド・キャリー・ウェポン=拳銃の携帯許可)に向けての製品群ですよね。

 

【SHIN】

今もっとも売れている拳銃のカテゴリーはCCW向け製品と言ってよいでしょう。民間人が護身のために拳銃を隠し持つことをCCWと呼びますが、ここ10年でほとんどの州、町がCCWを許可しており、実際に犯罪率が大幅に減少しています。

【毛野】
 

なるほど。襲う相手が武装している可能性を考えると犯罪者も手を出しにくくなるということですね。

【SHIN】

そのとおりです。これまでコンシールドキャリー、つまり拳銃を隠し持つ必要がある人物となると私服で活動する警備、法執行関連の人物のみでした。ですが、CCWライセンスを持つ民間人はここ10年で急増しています。2017年の統計では1,700万人がCCWライセンスを持っており、これは米国人口の20人に1人が拳銃を隠して携行していると言う事になります。さらに町や州によってはCCWライセンス自体なくても拳銃の隠匿携帯を許可している場所も多いので実際にはもっと多い計算になりますね。

 

CCW向けのハンドガンでは薄さが大きなファクターとなる

 

フルサイズハンドガンの切りつめバリエーションであるサブコンパクトハンドガンは操作性と言った面ではマイクロコンパクトハンドガンよりも優れている。

 

【アームズマガジンウェブ編集部レビュー】

近年、実銃の世界で流行している「マイクロコンパクトハンドガン」。そのバックグラウンドには、市民が身を守るために拳銃携帯許可を取得しているという米国民間市場の動向が影響している。そのマイクロコンパクトハンドガンとは、具体的にどういったモデルであろうか?次回の後編では、改めてマイクロコンパクトハンドガンをカテゴライズする。

 

 

TEXT:SHIN、毛野ブースカ

PHOTO:SHIN
編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2020年2月号 P.142-145より抜粋・再編集したものです。

 

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