炎のHJガンプラ部 第10回
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Y…ホビージャパン編集部『ガンダムビルドファイターズ』担当。割とアイラ好き |
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S…ホビージャパン編集部ガンダム総担当。口癖は「俺がガンダムだ」けっこうアイラ好き |
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ヒゲ…ホビージャパン編集部副編集長。見た目どおりヒゲ。かなりアイラ好き。さらに早見沙織ファンでもある |
Y 「あれをこーして…、これをあーして…、いや違うな…。う~ん」
S 「さっきから何をブツブツ言ってるんだ。ちょっと怖いぞ」
Y 「あ、Sさん。えーとですね。HGビルドカスタムシリーズに新作も追加されたので、何かオリジナル装備を作ってみようかと思ったんですけど。「ガンプラバトルアームアームズ」を使うか、「スカルウェポン」を使うかで迷っているんです」
S 「そうだな、アームアームズは使い勝手のいいジョイントパーツが豊富に入っているし、スカルウェポンは男子なら誰もが憧れる海賊ウェポンが満載だしな」
Y 「そうなんですよ。どっちも捨て難くてなかなか決められません」
S 「あいかわらず優柔不断だな」
Y 「そうはいっても…」
S 「答えは簡単だ。その二つを合体させてみろ」
Y 「…えっ?」
S 「ビルドカスタムシリーズをただのガンプラ用カスタムパーツと思うことなかれだ。これだけのパーツがあれば、ビルドカスタムだけでオリジナルメカを作ることなど造作もないことだ。おわかり?」
Y 「なんと、そんなこと思いつきもしませんでした」
S 「無知を気に病むことはない。ただ認めて次のガンプラを作ればいい。それが大人の特権だ」
Y 「(フル・フロンタルかよ…)」
S 「聞いているのかね!?」
Y 「聞いてます(一応)」
S 「明日まで待とう、賢明なガンプラを期待する」
Y 「らじゃー(またフロンタル…)」
Y 「Sさん、作ってきましたよ!!」
S 「また敵となるか、Y君!!」
Y 「えー、昨日ビルドカスタムだけでメカ作ってこいって宿題出したじゃないですかー」
S 「冗談だよ。どれどれ?」
Y 「アームアームズでおおまかなボディと大型ハンド、ランディングギアを構成して、中央のコアユニットとメインバーニアを装着したリアスカートはスカルウェポンを使用しています」
S 「若干怖いけど、まあまあかな(コイツ、絶対『ガンダムUC』episode 7見てネオ・ジオング意識してるよ)」
Y 「今まで、ビルドカスタムシリーズだけでメカを作ろうなんて発想まったくなかったですけど、やってみたらすごく楽しいですね」
S 「そういうことだ。固定観念にとらわれることなく自由にガンプラを楽しむ。それが『ガンダムビルドファイターズ』が我々に示してくれた可能性だ」
Y 「そうですね。『ガンダムビルドファイターズ』の新シリーズも発表されましたし、ますますガンプラ作りに力が入りますね!!」
S 「そういえば、前々回(注:1)作り途中だったベアッガイⅢ(さん)ってどうなったんだ?」
Y 「あ、完成してますよ」
S 「(なぜ、そっちを先に出さない?)」
Y 「今回も改造などはせずに、色をアイラの私服をイメージして塗装してみました。で、アイラっぽいシルエットにするためにベレー帽をかぶせてみたわけです」
S 「…ジュアッグの頭でベレー帽か。ベアッガイⅢタ(注:2)みたいにドール用衣装使うのじゃダメだったのか?」
Y 「そういうのも考えたんですけど、今回はガンプラのみでやろうかと思って」
S 「でも、アイラはリボンはつけてないよね?」
Y 「それはリボンつけてたほうが可愛いからです」
S 「あ、そう。まぁ、いいや」
Y 「ちなみに、今回は、セイがチナのベアッガイⅢ(さん)をやたら褒めるのに、レイジはミスサザビーを見ても何も言ってくれないので、くやしくなって、セイに無理言ってベアッガイⅢ(さん)を複製させたものをベースにアイラが作った、という設定をイメージして作ってみました」
S 「そこまで、聞いてないし。なんかもう、想像を通り越した妄想だな。それならミスサザビーにアレンジを加えてみるとかでもよかったんじゃないか?」
Y 「あー、そうですねー」
ヒゲ「ちょっと待ったー。ミスサザビーなら、俺の出番だな!!」
S&Y「ヒゲ(さん)!!」
ヒゲ「まったく貴様らときたら、Sは頭の中ガンダムだらけだし、Yはクマばっかりだし、最後の更新から1ヶ月以上経ってるじゃないか!?」
S 「それに関しては面目ない。しかし我々も組織に属する人間である以上、やりたいことだけをやっているわけにはいかないのだよ」
ヒゲ「だいたいY君、君は前にGBF女性キャラは“みんな可愛くて選べない”とか言っていて今回アイラというのはどういうことかね?」
Y 「そ、それは“まず”アイラからということで…」
ヒゲ「じゃじゃじゃあ、勝負しようじゃないか」
S 「人の話聞きなさいよ」
ヒゲ「勝負ってことでいいね?」(デデン)
S 「こ、これは…!?」
Y 「(なんだ、この流れ…)」
ヒゲ「キュベレイパピヨンとミスサザビーの2つのアイラ機を融合したスペシャルなガンプラだ」
S 「ミスサザビーをベースに、キュベレイパピヨンのショルダーバインダーを腰部に配置して女性的なシルエットを強調しているのか。腕も全体的に改修して細くし、フクラハギのブースターもパピヨンの腰アーマーに替えているな」
Y 「ランスビットもロングランス風にな…ってますね。まるで、傘を持った貴婦人のようです」
ヒゲ&S「(コイツの頭の中は女子だけだな)」
Y 「背面からのシルエットは特に丸いラインが強調されてていいですね。元々ミスサザビーは腰部にバインダーを装備しているのでデザイン的な違和感もありませんし」
S 「カラーはどんな感じにするんだ?」
ヒゲ「まぁ、それは完成してからのお楽しみだな。近いうちに公開するからガンプラ作って待っているがいい」
Y 「いつも通りということですね」
S 「いやいや、今月はそんなにのんびりしている余裕はないぞ。なにせ、この前「MG ターンX」が発売したばかりだというのに、今月末には超大物「HGUC ネオ・ジオング」が控えているからな」
Y 「はっ、そうでした。しかし置き場所に困りますね。完成したら箱は捨てちゃおうかなー」
S 「やめたほうがいい。むしろ可能性を閉ざす行為だ。箱は箱のまま、ガンプラを収納する器にすればいい。それでこそ、君の家庭の平和が保たれる」
Y 「(何を言ってるんだか、ぜんぜん分からない)」
ヒゲ「私はこれで失礼する。ここから先は競争だ」
Y 「ヒゲさんまでフロンタル!? そもそも競争って何!?」
Y 「えー、というわけで、Sさん、ヒゲさんもハマリ中のフル・フロンタルが使用する超弩級モビルアーマー「ネオ・ジオング」のHGUCキットレビュー作例が掲載される月刊ホビージャパン8月号(6/25発売号)(注:3)をお楽しみに!!」
S 「今の私は、自らを器としている。ガンプラを作り出した先人たちの思い、ガンプラを買うユーザーたちの宿願を受け止める器だ。彼らがそう望むなら、私は…」
Y 「では、次回更新をお楽しみにー!!」
S 「最後まで言わせろぉーーー!!」
Y 「とうとう覚醒モードになったぁーーー!!」
命名:ベアッガイⅢ(別にレイジのために作ったわけじゃないんだからね! Ver.)
※この企画はフィクションです。登場人物は実在の人間ではございません。