神話大戦ギルガメッシュナイトNOVEL

第1巻

『天命の書版(トゥプシマティ)
かつて古のバベルの塔に置かれ、神界と地上とを繋げていた神門機構(バベル・システム)の中枢。
バベルの塔の崩壊とともに砕かれ、砕かれた欠片は世界中に散逸し、あらゆる神話の元となった。
ほぼ無限の魔力(マナ)を供給する半永久機関であり、この書版に選ばれた『聖楔者』は石版に秘められた神の力を振るう権利を有する。
聖楔者にとっては、力の源であると同時に重大なアキレス腱でもあるため、常に目の届くように『随騎』に組み込むか、もしくは『権能武装』として身近に置いている。
魔導工学
半永久魔力機関『天命の書版』の発見によって、既存の科学技術と細々と口伝されていた魔術を組み合わせて出来上がった新たな技術体系。
BABEL(バベル)
エネルギー問題を根絶すべく、無尽蔵の魔力が眠る『神界』への扉を開くための『境界穿孔システム』。
現在、もっとも適した龍脈地であるとして、日本の京都近郊、貴船神社跡地にて建造されている。
しかし未だ完全な起動には至っておらず、起動に必要な「完全な天命の書版」の完成のため『摩天の夜宴』が開催されることが決定された。
聖楔者(ヒエロス)
『天命の書版』の欠片に選ばれ、その力を引き出すことの出来る超常能力者たちの総称。
聖楔者たちは石版の移動手段である『随騎』と、その力を効率的に操るための第一種戦術級魔導工学兵装『権能武装』を保持している。
摩天の夜宴(バビロン・ナイト)
聖楔者たちによるバトルロイヤル。戦いによって『天命の書版』の活性率を最大限に高め、完成させるための計画。
権能武装(けんのうぶそう)
聖楔者専用に調整された特一級攻性魔導デバイス。
書版の力を効率的に運用するための『最新の魔法の杖』であり、あらゆる既存兵器を凌駕した威力と機能を誇る。
随騎(ずいき)
『天命の書版』が収められ、聖楔者の武装コンテナを兼ねた魔導駆動機関。
その姿はさまざまで、バイクや四輪駆動車、あるいは獣そのものの姿など多岐に亘る。
また、この随騎自体が『権能武装』を兼ねるものもある。
カルディア委員会
BABELの建造と『摩天の夜宴』を主催する実行委員会の通称。
古代バビロニアの支配層である『カルディア人』を名の由来とする。
原型神格
『天命の書版』に宿った本来の神格。書版が砕かれ世界各地に散逸するとともに『翻訳』されて変質し、現在『天命の書版』に本来宿っていた原型神格を維持している欠片はほとんど存在しない。
顕現神格
『聖楔者』が引き出す神格。
書版の欠片は神格が『神話の翻訳』によって変質しており、原型神格の性質を引き継いでいるものから、聖から魔へと真逆に変性したものまで多岐に及ぶ。
書版の欠片は『翻訳』される中で複数の神格が重複しているが、『聖楔者』はその中から自分の生まれや信仰にもっとも合致した神格を顕現させる。
畏光(メランム)
『聖楔者』が放つ聖なる後光。神性(魔力の絶対支配権)の顕れであり、畏光を持たない只人の魔術は決して『聖楔者』に届くことはない。
つまり、畏光を背負う『聖楔者』に対抗できるのは、同じ『聖楔者』だけである。