では教育してやるか『D-Dayダイス:大西洋の壁』


前のポストでもちょこっとお話しましたが、当社の資料室移転に伴って資料整理してましたら、『オペレーション・タイフーン』とか『第2次欧州大戦』とかといっよに『大西洋の壁』が出てきましてですね。
……大西洋の壁……出荷してたの忘れておったわ!

と、いうわけで今回紹介しますのは、のノルマンディ上陸作戦をテーマにしたダイスゲームで、スマッシュヒットとなったD-Dayダイスの続編、

D-Dayダイス:大西洋の壁

D-Dayダイスを買ったつもりでいたら、もう続編ですよ!

内容的には
1)ドイツ軍側プレイヤーを加えて、多対一で遊ぶ
2)ドイツ軍プレイヤーソリテア

で遊べるようになるエクスパンションです。

ドイツ軍側もダイスを振って、連合国軍側プレイヤーと同様に、兵士、勇気、★、装備ポイントを獲得し、ドイツ軍の専門技術者や装備、勲章などを獲得して連合国軍に対して反撃をすることになります。

変更点として……

1)機関銃火線(MGF)は「機関銃手」を配属しないと活性化しない
2)地雷原は「工兵」を配属しないと活性化しない
3)ドイツ軍の「兵士」は、連合国軍プレイヤーの占領している戦区のなかで最も大きなMDFの分だけ引かれる。消費できない分、すべての戦区のDEFをその数値だけ減らす。
4)フェイズ6の追加と連合国軍プレイヤーの勝利条件の若干の変更

があげられます。
さらに、シナリオが2本追加され、うちオマハ海岸(II)は基本セットのオマハ海岸と合わせることで大型マップで遊ぶことも可能

あと、追加選択ルールもいくつか加わり、難易度調整がしやすくなります。

さらに、イギリス軍ファンにはうれしい『PIAT射手』や『SOE部員』なども加わります!

もちろん、ドイツ軍側にも『装甲擲弾兵』『武装親衛隊』などの「専門技術者」、『ゴリアテ』『MG42』などの「装備」、『戦車突撃章』『剣柏葉ダイヤモンド章』などの「勲章」で対抗することになります。


※厨臭いことにカードタイトルは全部ドイツ語……予定されている日本軍エクスパンションではどうするつもりだ?


※ドイツ軍の勲章カードは、公開情報ではない点以外は連合国軍側と使い方は同じ。写真を見ての通り、欧州では販売できないかもしれない。

特に、ドイツ軍プレイヤーが加わることで、ノルマンディ上陸作戦はさらに難しいものとなると思われます。
何しろ、勲章の効果が結構強烈。
ドイツ軍に計画をしっかり立てられると、かなり厄介です。

D-Dayダイスに足りないのはドイツ軍のディティールであったり、対戦要素だと思っていた人にはもちろん、新シナリオと新連合国カードだけでもファン必携のセットと言えるでしょう。

D-Dayダイス:大西洋の壁(D-Day Dice Atlantikwall Expansion)
プレイ人数:1-5人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:約45分
ゲームデザイン:エマヌエル・エイクィン
製作:Valley games
価格:3,400円+税
※こちらは単独では遊べません。
D-Dayダイスと合わせてお楽しみください。

P.S.
ルールブックのデザインがかっこいい!
ドイツ軍の命令書のフォルダ(かな?)にルールが入っています。