GAME JAPAN特選ゲーム「マグネット(Magnet)」


今回は、一風変わった2人用対戦ゲーム「マグネット(Magnet)」を紹介します。

ゲームの目的は、自分の駒を動かして対戦相手のキングを捕獲するか、自分のキングでボード中央の交差点を支配することです。将棋やチェスと異なり、自分の手番では1個の駒を動かすのではなく「マグネット」を配置して駒を引き寄せて動かすというのが特徴です。

このゲームでは以下のコンポーネントを使用します。
・ゲームボード

直線の張り巡らされた6角形の中が戦場で、駒を置くのは線と線の交差点(91ヶ所)の上です。キングで支配すると勝利となる中央の交差点は白い爆発印で、駒を初期配置する交差点は赤または青の光で表示されています。
・マグネット
黒い6角柱です。プレイヤーは交互にこれを適当な交差点に置いて駒を引き寄せます。
・ゲーム駒
プレイヤーはゲーム開始時に自分の色(赤か青)を選んで、自分の色の駒12枚を受け取ります。

駒の内訳は以下の通りです。
 フォー×3枚
 スリー×3枚
 ツー×3枚
 トラップ×2枚、キング×1枚

また、全ての駒の裏面は共通です。ゲーム中は、相手にどの駒がどの種類か判らないように、駒は(奇妙な説明になりますが)裏面を表にして置きます。

 すべての駒の裏面

ゲームの準備として、各プレイヤーは自分の駒を初期配置の交差点(赤か青に光っています)の上に配置します。この交差点の上であればどの駒をどこに置いてもかまいません。また、全ての駒は裏面の数字1が対戦相手側を向くように置かれます。配置が済んだら、赤のプレイヤーの先攻でゲームを開始します。

手番プレイヤーは、マグネットを好きな交差点に配置します。マグネットは、配置された交差点からつながっている6本の直線上のそれぞれで最も近い自分の駒を引き寄せます。それらの駒は、現在のランク(対戦相手の方を向いている数字)の分だけマグネットの方向へ移動します。

移動の例(すべて赤の手番)
 図1
 図2
図1の場合、Aの駒はマグネットからの直線上にないので移動しません。Bの駒は直線上にあるので、マグネットの方にランクの分だけ移動します。
図2の場合、Aの駒は移動できますが、Cの駒は移動できません。対戦相手の駒は関係ないのでBの駒は移動できます。

移動のルート上に相手の駒があった場合、これを捕獲することができます。
捕獲した駒は表向きにして価値が公開され、ゲームから取り除かれます。トラップが捕獲された場合、それを捕獲した駒もゲームから取り除かれます。キングが捕獲された場合、捕獲されたプレイヤーは負けとなります

捕獲の例(赤の手番)
 図3
図3の場合、Aの駒(ランク3)は移動してXとY両方の駒を捕獲します。Xがトラップだった場合でも、両方捕獲することができます。

移動した駒は、ランクを増やすことができます。増やす場合、駒を90度回転させて、現在のランクより1つ大きい数字が対戦相手側を向くようにします(駒の表と裏には同じ位置に同じ数字が表示されています)。
ランクは、その駒の表に表示されている最も大きい数字までしか上げることができません。よって、キングのランクは1より大きくなることはありません。

相手のキングを捕獲すると即座にゲームの勝利となります。
また、自分のキングをボード中央の交差点に配置しても勝利となりますが、この場合は配置した直後の相手のターンをやり過ごすことが条件となります。

このゲーム、ルールは簡単でわかりやすいのですが、勝つための「コツ」がなかなかつかみづらいです。何回かプレイしたのですが、プレイヤーのうっかりミスで勝負がついてしまうことがしばしば。マグネットによる駒の動きが変則的なことと、1回の手番で複数の駒が動くことがプレイヤーに見落としを誘発させるようです。シンプルな見た目とは裏腹に、なかなか手強いゲームといえます。
盤上の情報を見落とさない観察力と、柔軟な思考が問われます。熟練者同士で遊べば、初期配置の段階から奥深い駆け引きが楽しめるでしょう。みなさんの頭脳という磁石で、駒と勝利を引き寄せてください。

商品名:マグネット(Magnet)
プレイ人数:2人
プレイ時間:約30分
製造元:Z-MAN Games
デザイナー:Matt Calkins
価格:¥4,200+税

このゲームの購入はこちら、または全国のGAME JAPAN特選ボードゲーム取扱店およびポストホビー各店(札幌、新所沢、厚木)で近日発売予定です。