この指ひとつで銀河を支配『銀河帝国の興隆(Ascending Empire)』


先週までにドカドカドカッ! と、かなりの量のゲームが来ているので駆け足ですがご紹介2個目。
今回紹介いたしますのはおはじきで宇宙船の航行を行う以外はかなり普通の文明建設ゲーム、
銀河帝国の興隆です。

なお、他にもマーチン・ウォレスの経済発展ゲーム「産業の時代【日本語版】」ですとか、北欧神話の神々の黄昏を回避する協力型ゲーム「ユグドラシル」、シンプルだけど駆け引きの深い「モンテクリスト伯の秘密」、スリードラゴン・アンティのシステム流用・発展で安心安定の「スコットランドの領主たち」などが入荷しております。


さて、ゲームの部隊はアンドロメダ銀河。天の川銀河への「敵」からの侵攻から逃げた人類の子孫が、再び星の世界へ進出する――というのがゲームの背景。

舞台となるアンドロメダ銀河はパズルカットのマップ9枚で構成され、α領域からγ領域までの4領域に分かれています。

各惑星は直径40mmほどのディスクで、マップの穴にはめ込みます。

銀河の星々には4種類の異星種族文明の遺跡があり、色分けされています。
幸い第4文明人までしか発見できませんので安心。
これらの惑星を獲得することでテクノロジーを獲得して、文明を発展させることができます。

そして各領域の辺境にある、それぞれの母星から星界への再進出が始まります。

注意:ディスクに貼るシールに注意!
シールは予備も含まれますので、全部貼ってしまうと大変なことになってしまいます! サンプルが届いて開けてみたら注意書きが入ってて発覚 ><。
あと、プレイヤーボードにテクノロジーの記述があることにサンプルが来てから気づいたので、コチラをご覧ください

それぞれのプレイヤーのもっている初期リソースは:
部隊コマ6個、宇宙船2個、都市4個、殖民地4個、研究施設8個です。

プレイヤーは惑星上の部隊コマを使って都市や殖民地や研究施設を建造したり、宇宙船を惑星軌道上に進宙させたりします。

宇宙船はおはじきの要領で移動させ、だれも領有していない惑星の軌道にたどり着いたら上陸を行うことができます(宇宙船を1個取り除いて、部隊コマを1個惑星上に置く)。

研究施設、殖民地、都市はテクノロジーの開発ができるようになったり、惑星の防御力を向上させることができます。

宇宙船は敵の惑星の軌道にいると封鎖を行えます。封鎖された惑星は建築や宇宙船の上陸・進宙などができません。

戦闘は目標を射程内に収めた宇宙船が何個あるかで判定。レンジは定規で測ります。
近距離24mm、長距離39mm。移動も含めておはじきスキルが重要。

こうやって、部隊コマを領有する惑星上に配置し、配置してある部隊を消費して建築物を建造したり宇宙船を進宙させ、宇宙船をほかの惑星に移動させ、惑星の走査を行い(最初はどんな惑星かわかんない)、上陸したら領有したことになるのでまたそこに部隊を送り込んで建築物を作って……の拡大生産。なお、部隊コマと宇宙船コマは都市を建造することで補充されます。
そして異星人のテクノロジーを手に入れることで軍事力や移動能力、防御力、部隊動員能力が向上していきます。
取れるアクションは毎回1種類。よくよく考えてアクションを実行しないとダメ。
ただのおはじきゲームじゃありません。

勝敗は勝利点で決まります。
勝利点は敵への攻撃と、ゲーム終了時に持っている惑星や建築物の数で獲得します(ゲームは勝利点チップが無くなったら終了なので、数を調節するとゲームの長さを調節できます)。

マネジメント部分は頭で何とかなりますが、肝心の宇宙船の移動はおはじきで行うというところがおそらくミソ。
計画を立ててマネジメントする頭の部分と実際にその理論を組み立てる宇宙船の移動を手で行う部分が別物な点が、「運」ではない侭なら無さ満点
実際運要素は惑星初期配置だけしか介在しないので、ゲームに必要なのは部隊と建築物と宇宙船のマネジメントスキルと、実際のおはじきスキルという、ちょっと風変わりなボードゲームになっています。
確率計算を下にしたマネジメント(所謂「運」の管理ね)や完全情報の相互操作に飽きた頃にやるとかなり新鮮な気持ちになれると思います。ちょっと広い場所が用意できるのであれば結構お勧めです!

銀河帝国の興隆(Ascending Empire)
プレイ人数:2~4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:約90分
ゲームデザイン:イアン・クーパー
製作:Z-MAN Games
価格:6,600円+税

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